今回の【駅】コーナーは、
東京都世田谷区西部の狛江市との境界部にある小田急小田原線の駅で、近くに喜多見検車区のある駅(出入庫は成城学園前駅から)、
喜多見駅 (きたみえき。Kitami Station) です。
駅名
喜多見駅 (OH 15)
所在地
東京都世田谷区
(※) ホームの小田原方は狛江市域にあります。
乗車可能路線
小田急電鉄：小田原線
隣の駅
新宿方………成城学園前駅
小田原方……狛江駅
訪問・撮影時
2018年5月
喜多見駅の北口です。上りホーム側にあります。
喜多見駅は高架駅で、1997年に高架化、複々線化(喜多見～和泉多摩川)されました。
駅舎は高架下にあります。高架下には小田急系の商業施設「小田急マルシェ喜多見」があります。
また、大きな駅前広場が整備されていますが、全て歩行者用のスペースで、車両は乗り入れできません。
駅前広場内には交番もあります。
北口駅前の様子です。
商店はさほど多くなく、閑静な住宅街が広がっています。畑も一部残っています。
また、300mほど東には喜多見検車区があります。
こちらは下りホーム側にある南口です。
南口側にも広大な駅前広場がありますが、こちらも歩行者用のスペースのみで車両は乗り入れできません。
駅舎の横にはスーパー「サミット」があります。
南口駅前の様子です。
北口側より賑やかです。駅から南東側の世田谷通りへ通じる狭い道路沿いには商店街が形成されています。
駅周辺は住宅街になっています。駅の近くには私立の国本女子中学校・高等学校があります。
高架下にある改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、一番左側の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の左手前には窓口があり、その左側には自動券売機が設置されています。
トイレおよび多機能トイレは改札内にあります。
また、背後(改札外)にはコンビニ「セブンイレブン(旧・Odakyu OX MART)」があります。
駅名標です。
以前からのシンプルなデザインです。駅ナンバリングが追加されています (OH 15)。
喜多見駅は内側にホームのない通過線(急行線)を有する相対式ホーム2面4線の高架駅です。緩行線にのみホームがあります。
10両対応で、ホーム上屋(屋根)は各ホームとも全10両分に設置されています。
写真左が1番線で小田原方面、右が2番線で新宿方面です。中央2線は急行線です。
ホームの小田原方(写真奥)に冷暖房完備の待合室があり、中ほどに改札階への階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。
写真は小田原方を望む。
新宿方を望む。両端2線が緩行線、中央2線が急行線の方向別複々線です。
この先、住宅街の中を高架複々線で東北東へと進み、喜多見検車区から来た出入庫線をアンダークロスしてから合流し、国分寺崖線に差し掛かると台地の地下を通るトンネルへと入り、成城学園前駅へと至ります。
小田原方を望む。喜多見駅のホーム西側は狛江市域になります。
この先、左へカーブしながら高架複々線で住宅街の中を南西へと進み、狛江駅へと至ります。
あとがき
私が喜多見駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。1997年に完成した高架駅ですが、あまり古さは感じられませんでした。また、駅前には商店街もありましたが小規模で、閑静な住宅街の中の駅といった感じでした。
新宿駅からですと小田急小田原線の急行に乗り(快速急行は不可)、成城学園前駅で各駅停車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅or東京駅へ。山手線外回り(品川)or中央線快速(東京駅)に乗り換えて新宿駅まで行きます。以降は上記のルートで到達できます。また、新横浜駅下車の上で横浜線で町田駅まで移動し、小田急小田原線の新宿方面の急行・快速急行に乗車して登戸駅まで行き、さらに各駅停車に乗り継げば到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあり、駅前にも複数のコンビニがあります。駅高架下の商業施設「小田急マルシェ喜多見」内や駅前にスーパーもあります。また、飲食店も高架下の「小田急マルシェ喜多見」内を中心に複数のチェーン店やカフェがあります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、小田急小田原線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は喜多見駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：小田急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)