西馬込駅【東京都】(都営浅草線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、東京都大田区北部の住宅街の中にある都営地下鉄浅草線の起点駅(終着駅)で、
都営地下鉄ならびに東京の地下鉄における最南端の駅である、
西馬込駅(にしまごめえき。Nishi-magome Station)です。
 
 
駅名
西馬込駅 (A 01)
 
所在地
東京都大田区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】
 
隣の駅
押上方……馬込駅
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

終端方にある南口は古びたビルの1階にあり、改札口も1階にあります。
この南口とホームのある地下3階との間は階段のみしかなく、構造上エレベーターの設置が困難なため、2013年、約150m北に東口が設置されました(エレベーターあり)。
 
 

南口駅前より南(終端方)を望む。
写真の道路は国道1号(第二京浜)で、この地下に西馬込駅があります。
周辺は起伏に富んだ住宅街ですが、第二京浜沿いにはビルや集合住宅が多く建ち並んでいます。
また、写真奥の方に向かい、地下には引上線が設置されています。その引上線は駅から約300m南にある車両基地(馬込車両検修場)に通じています。
馬込車両検修場は地上にあり、歩道橋から一望できます。
 
 

南口の改札口の様子です。西馬込駅の改札口は南口、西口、東口の計3ヶ所です。
交通系ICカード『PASMO』対応の自動改札機が並んでおり、右端に有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機が設置されています。トイレは改札内にあります。
 
 

こちらは西口です。
ファミリーマートの右にある年季の入った3階建てビルの1階に出入口と改札口があります。
こちらにもホーム階との間にはエレベーターはありませんが、上りエスカレーターは設置されています。
西口の第二京浜を挟んで東側にエレベーターの設置されている東口があります。
 
西口周辺も住宅街で、第二京浜沿いはビルや集合住宅が多いです。
尚、2004年6月までは西口の北約400mの場所に馬込車両工場がありました。跡地には立正大学付属立正中学校と高等学校の馬込キャンパスが2013年4月に開校しました。
 

 


西口の改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』対応の自動改札機が3通路しかなく、右端は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機が設置されています。トイレは改札内にあります。
 
また、東口の改札口は地下3階、ホーム階の1番線ホームに面した場所にあり、駅員が配置されています。
交通系ICカード『PASMO』対応の自動改札機と自動券売機が設置されています。
 
 

駅名標です。
都営地下鉄の新しいデザインで、上下に都営浅草線のラインカラーが入っています。
また、駅ナンバリング表示もあります (A 01)。
 
 

こちらは1番線ホームの側壁にある旧型の駅名標です。
当時からのものか、はたまた復元したのか分かりませんが、残してくれているのは嬉しいです。
 
 

西馬込駅は相対式ホーム2面2線の構造で、8両対応です。ホームドアは設置されていません。
右から1番線、2番線の順で、双方の番線から概ね交互に押上方面の列車が発車するので、先発列車に乗車するには乗車前に発車標での確認が必要です。
 
また、1番線と2番線の間は押上方と終端方にある地下4階の連絡通路で結ばれています。終端方の連絡通路にのみエレベーターが設置されています。
2番線の押上方には西口が、1番線の押上方には東口があり、1番線の終端方には南口があります。
改札階とは階段、エスカレーター、エレベーターで結ばれています。
 
また、2番線の反対側にはかつて、終端部の引上線からスイッチバックする形で前述の旧馬込車両工場に通じる出入庫線がありました。側壁を隔てていたので駅からは見えませんでした。
2004年の工場閉鎖後、駅部分の出入庫線跡地は地下4階の終端方連絡通路へ向かうエスカレーターとエレベーターが設置されました。
 
写真は押上方を望む。
 
 

2番線より押上方を望む。すぐ先に両渡り線があります。
この先、第二京浜の地下を北へ走り、環七通りとの立体交差である松原橋交差点近くにある馬込駅へと至ります。
前述の旧馬込車両工場への出入庫線は左へ分かれて、工場手前で地上に顔を出していました。
 
 

2番線より終端方を望む。反対側の1番線の終端から南口への連絡通路が数10m延びています。
この先は引上線で、しばらく進むと車止めがあります。
また、駅のすぐ先で左に分岐する線路があり、この線路は馬込車両検修場に通じる出入庫線です。少し先で地上に出て高架になり、馬込車両検修場の西側をさらに南下して、西馬込駅の南約800mの場所、池上本門寺の西側まで延びています。ここで出入庫線は東へスイッチバックして、馬込車両検修場へと入っていきます。この出入庫線終端部に駅があれば都営浅草線から池上本門寺へのアクセスが楽になるのですが、大人の事情なのか駅は設置されていません。
また、過去には神奈川県川崎市方面への延伸構想がありましたが、立ち消えになったようです。地下の引上線は延伸に対応した構造であると思いますが…。
 
 
あとがき
私が西馬込駅で下車(乗車)したのは1999年、2009年2度、2018年の計4度です。1999年は都営浅草線の乗りつぶしのため、2009年2度は沿線風景(各駅のホーム)撮影のため&車両基地探訪のため、そして2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。いずれも終着駅ゆえに必然的に下車しました。駅周辺は住宅街で、集合住宅が多く見られました。人通りは比較的多かったです。
 
新宿駅からですと山手線内回りに乗り、五反田駅で都営浅草線の西馬込行きに乗り換えて終点下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車、山手線外回りに乗り換えます。さらに五反田駅で都営浅草線の西馬込行きに乗り換えて終点下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニは複数あり、食品スーパーもあるものの、気軽に入れる飲食店は意外と少なく、ジョナサンくらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。都営浅草線を乗り鉄の際は、西馬込駅ですぐに引き返さずに、ぜひ一度は観察されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)