今回の【駅】コーナーは、
東京都羽村市北部の青梅市との境界にほど近い住宅街の中にある青梅線の駅で、やや難読駅名な
小作駅(おざくえき)です。
駅名
小作駅 (JC59)
所在地
東京都羽村市
乗車可能路線
JR東日本：青梅線
隣の駅
立川方………羽村駅
奥多摩方……河辺駅
訪問・撮影時
2017年11月
小作駅の東口です。小作駅は橋上駅舎で、国鉄末期の1986年に橋上駅舎化されました。
駅舎へは階段とエレベーターでアクセスできます。また、駅舎と駅前はペデストリアンデッキ(歩道橋)でも結ばれています。
東口駅前の様子です。
巨大なロータリー(写真手前)を有する駅前広場があり、バスターミナルやタクシープールを併設しています。
また、ロータリー内部には時計とモニュメントが設置されています。
駅前はビル街で商店も多いですが、駅から離れると閑静な住宅街となります。
また、小作駅は羽村市にありますが、写真左側の奥へ延びる道路を200mほど進むと青梅市になります。
こちらは西口です。ペデストリアンデッキはなく、橋上駅舎の全容を眺められます。
こちら側にもエレベーターが設置されています。
西口駅前の様子です。
こちらも駅前広場が整備されていますが、ロータリー内にある大木が印象的です。
駅前は閑静な住宅街で、東口側と比較してビルや商店は少ないです。人通りも東口より少ないです。
改札口の様子です。小作駅は有人駅です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、いちばん右側は有人通路です。
改札口の右側には指定席券売機、自動券売機があります。『みどりの窓口』は2005年に廃止されました。
また、早朝や深夜には無人になるようで、改札口の右側には乗車駅証明書発行機も設置されています。
改札内にはキオスクがあります。また、改札外にはそば屋があります。
トイレは改札内にあります。
吊下式の駅名標です。近年、電照式のタイプは減少しています。
JR東日本の標準デザインで、青梅線のラインカラーが表示されています。駅ナンバリング(JC59)も表示されています。
尚、駅名標は低い場所に吊り下げられていて、駅名標の下部には頭部をぶつけないように注意を促すテープが貼られています。
小作駅は相対式ホーム2面2線の構造で、10両対応です。ホームはカーブしています。
右側が1番線で立川・東京方面、左側が2番線で青梅・奥多摩方面です。ホーム上屋は全10両分設置されています。
ホーム中央やや奥多摩方(写真奥)に橋上駅舎があり、ホームと改札階は階段とエレベーターで結ばれています。
尚、2020年代前半をめどに中央線快速電車にグリーン車が導入される予定で、それに伴い10両編成から12両編成になる予定です。ゆえに今後、ホームを12両分に延伸する工事が実施される予定です。
写真は奥多摩方を望む。
立川方を望む。
この先、住宅街の中を南東へ走り、羽村市の代表駅である羽村駅へと至ります。
奥多摩方を望む。
この先、住宅街の中を北西へ走り、青梅市に入ってしばらく走ると河辺駅へと至ります。
青梅市へ入ってすぐ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と交差しますが、この部分の圏央道は地下トンネルとなっており、当然ながら電車からは見えません。
あとがき
私が小作駅で下車したのは2017年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。地元の方々には申し訳ありませんが、これといった特徴のないごく普通な住宅街の駅といった印象です。一番インパクトがあったのは駅名そのもので、「機動戦士ガンダム」が好きな私はジオン軍のモビルスーツ「ザク」を連想してしまいました。
東京駅や新宿駅からですと中央線快速に乗り、立川駅で青梅線に乗り換えて当駅下車(青梅特快や快速・青梅行きは立川駅で乗換の必要なし)。手前の拝島駅止まりや拝島駅から五日市線や八高線へ直通す列車も一部あるので要注意です。また、特急『おうめ』や主に土休日運転の臨時特別快速『ホリデー快速おくたま』は小作駅を通過するので乗車しないように。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。以降は上記のルートで到達できます。若干タイトな日程になりますが日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅の改札内にキオスクがあり、駅前にコンビニが複数あります。但し気軽に入れる飲食店は少なく、駅舎内にある蕎麦屋と東口駅前にある「マクドナルド」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、青梅線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は小作駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)