今回の【駅】コーナーは、
兵庫県南西部に位置する上郡町中心部にある駅で、智頭急行智頭線の起点駅かつ山陽本線との接続駅、
上郡駅 (かみごおりえき。Kamigori Station) です。
尚、JRの上郡駅につきましては後日UP予定です⇒記事はこちら。
駅名
上郡駅
所在地
兵庫県赤穂郡上郡町
乗車可能路線
智頭急行：智頭線
隣の駅
智頭方……苔縄駅
(※) 智頭急行とJRを直通する特急『スーパーはくと』『スーパーいなば』はJR線ホームに発着します。
訪問・撮影時
2017年5月
智頭急行の上郡駅の出入口です。ここに駅舎はありません。
ホーム上にある駅舎とは跨線橋によって結ばれています。
線路の北に位置し、JR駅の約100m西側の駅前広場に出入口があります。
バリアフリー設備はありません。
智頭急行の上郡駅舎は、JR駅の2、3番のりば門司方に設置されています。
銚子駅における銚子電気鉄道の駅と同じような感じです。
駅舎は三角屋根の平屋建てで、前述の出入口と跨線橋で結ばれ、JR駅を通らずに外部から直接アクセスできます。
また、JRホーム側にも出入口があり、乗換の場合は駅外に出なくてもOKです。
駅前の様子です。駅北側は上郡の中心市街地です。再開発により整然とした印象です。
写真は東側を見ています。大きな駅前広場の右奥(写真右奥)にJRの駅舎があります。
駅外からの跨線橋ルートから見た改札口の様子です。智頭急行の上郡駅は有人駅です。
自動改札機や自動券売機はなく、きっぷの購入は写真左側の窓口対応となっています。右側にはベンチが設置されています。
窓口の向こう側には改札口があり、さらに奥へ進むと智頭急行の普通列車用ホームに出ます。
また、改札口の場所から左へ行く通路(乗換通路)があり、JRの2、3番のりばに通じています。乗換通路入口の場所にもきっぷ発売用の窓口があります。
トイレは改札外の写真手前左側にあります。
ちなみに、智頭急行では『ICOCA』などの交通系ICカードは一切使用できません。
上郡駅の駅名標です。JR西日本のデザインをベースにアレンジが加えられています。
英語とハングルも表記されていますが、中国語は漢字を見れば通じるのか、表記はありません。
智頭急行の上郡駅は単式ホーム1面1線の地平駅で、普通列車専用なのでホーム有効長は2両分と短いです。
JRの2、3番ホームの門司方を切り欠いた形の構造です。
ホーム上屋は終端方の1両分で、その部分にベンチがあります。
ちなみに、JR線直通の特急『スーパーはくと』と『スーパーいなば』は、智頭急行ホームではなくJRホームに発着します。
『スーパーはくと』は下りが3番のりば、上りが1番のりば、『スーパーいなば』は上下列車とも2番のりばに発着します。
写真は終端方を望む。
智頭方を望む。多数の渡り線があります。
智頭線は右から2番目の線路です。左カーブ後に高架へと上がり、右へカーブして山陽本線上り線をオーバークロスすると山間部に入ります。長短のトンネルを抜けると千種川の谷に出て、盆地内にある苔縄駅へと至ります。
終端方を望む。少し先に車止めがあります。
ホーム終端部は通路になっていて、車止めの先にある駅舎・改札口に通じています。駅舎の先にはJRの2、3番ホームがあります。
あとがき
私が上郡駅で智頭急行単独の改札を利用して下車(乗車)したのは2003年と2017年計2度で、その他の訪問時はJRとの乗換改札を利用しています。2003年は乗りつぶしのため、2017年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。JR駅の2番、3番ホームの門司方に駅舎があり、智頭急行の単独出入口と駅舎の間は歩道橋で結ばれています。ローカル列車専用のホームは特急が発着しないからか、簡素な造りでした。
東京からですと東海道・山陽新幹線で姫路、相生のいずれかの駅まで行き、山陽本線の下り普通列車に乗り換えて上郡駅下車です。智頭急行駅へはJRの乗車券類では入場できないので要注意です。智頭急行線内で有効な乗車券または入場券が必要です。ややタイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと、新快速と普通列車の乗継で上郡駅下車です。昼間帯は姫路駅から播州赤穂行きに乗り、相生駅で上郡行きまたは岡山方面行きに乗換となります。じゅうぶん日帰り訪問できます。
食料・飲料について、駅前にはコンビニはなく、気軽に入れる商店、飲食店もありません。スーパーマーケット(ボンマルシェ)が北西約300mの場所に、一部食料品を販売しているドラッグストア(ザグザグ)が北東約300mの場所にありますが、事前に用意しておいた方が無難でしょう。
東京からの到達難易度はやや高いですが、智頭急行智頭線または山陽本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度上郡駅でも駅の外へ出られてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)