市場駅【兵庫県】(神戸電鉄粟生線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、存廃問題の渦中にある神戸電鉄粟生線の駅で、
播州そろばんの産地として有名な兵庫県小野市の南部郊外にある
市場駅 (いちばえき。ICHIBA Station) です。

 

尚、JR加古川線にも同名の市場駅がありますが、両駅間は約1.6km離れていて、乗換には適しません。

 

 

駅名      所在地
市場駅 (KB 56)      兵庫県小野市

 

乗車可能路線
神戸電鉄:粟生線

 

隣の駅

←粟生方      鈴蘭台方→
小野駅      樫山駅

 

訪問・撮影時   2017年11月

 

 

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市場駅は、線路東側に簡素な駅舎が存在します。
東側からはすぐにアクセスできますが、民家の多い西側からは、駅と西側の県道との間に後述の保線基地があるので遠回りを強いられます。

 

 

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西側駅周辺の様子です。田園風景の中に集落が形成されています。
遠方には「小野アルプス」と呼ばれる標高の低い山並みを望めます。
尚、この地域最大の医療機関である「北播磨総合医療センター」へは当駅が最寄駅なのですが(約1.5km。徒歩約25分)、
市場駅からは距離がある上、バスと連絡していません。
「北播磨総合医療センター」への送迎バス(料金不要)は隣の樫山駅から出ています。

 

 

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改札口の様子です。無人駅で、窓口はありません(インターホンは設置されています)。
自動券売機とICカード『PiTaPa』対応の自動改札機がありますが、自動改札機は1通路しかありません。

 

 

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駅名標です。神戸電鉄の旧式タイプで、電照式です。駅ナンバリングが追加されています (KB 56)。

 

 

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市場駅は単式ホーム1面1線の構造で、鈴蘭台方で若干カーブしています。東側には粟生方で行き止まりの留置線があります。
右側には保線基地と車両搬入所への引込線が見えます。
写真は鈴蘭台方を望む。

 

 

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こちらは粟生方を望む。左側に保線基地と車両搬入所への引込線が延びており、写真奥に保線基地と車両搬入所があります。以前は貨物設備でしたが、その跡地に保線基地と車両搬入所が造られました。現在、神戸電鉄の新車は神戸市兵庫区の川崎重工業よりトレーラーでここへ搬入されます。以前は三田駅より新車が搬入されていました。
万が一、粟生線の市場駅を含む区間が廃止されれば、車両搬入の場所も当然変わりますね…。

 

 

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鈴蘭台方を望む。この先、田園風景から丘陵地へと車窓が変化して、0.7km先の樫山駅へと至ります。

 

 

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粟生方を望む。こちらも丘陵地を走るようになり、市街地にある小野駅へと至ります。

 

 

あとがき

私が神戸電鉄の市場駅で下車(乗車)したのは2017年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。旅客駅としては小さいですが、保線基地と車両搬入所があり、構内は広いです。一方、駅前は閑散としていました。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で新神戸駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線に乗り換えて湊川公園駅へ。さらに隣接する湊川駅から神戸電鉄有馬線~粟生線直通の粟生方面列車に乗り換えて当駅下車です。全種別が停車します。また、新神戸駅から北神急行線で谷上まで行き、神鉄有馬線で鈴蘭台へ。さらに粟生線に乗り継いでも到達できます。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと阪神本線または阪急神戸線の特急で新開地駅まで行き、神戸電鉄神戸高速線~有馬線~粟生線方面行き電車に乗車して当駅下車です。全種別OKです。またはJR神戸線の新快速で加古川駅まで行き、加古川線に乗り換えて粟生駅へ。さらに神鉄粟生線に乗り換えて3駅目で下車です。粟生駅でのJRと神戸電鉄の接続は概ね良好ですが、事前に確認を。余裕で日帰り訪問可能です。

 

食料・飲料について、駅近くにコンビニは存在せず、最寄りのコンビニでも駅の北西へ約450mあります。また、気軽に入れる商店・飲食店は全くありません。必ず事前に用意しておきましょう。

 

東京からの到達難易度はやや高いですが、神戸電鉄粟生線を乗り鉄される際は、ぜひ市場駅でも途中下車されてみて下さい!

 

(参考:Google地図、Wikipedia)