粟生駅【兵庫県】(加古川線、北条鉄道北条線、神戸電鉄粟生線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県小野市西部に位置する加古川線、北条鉄道北条線、神戸電鉄粟生線の、3社の路線が集まるローカル線のジャンクション、
粟生駅(あおえき。Ao Station)です。

 

 

駅名      所在地
粟生駅      兵庫県小野市

(※)神戸電鉄粟生線のみ駅ナンバリング (KB 59) が設定されています。

 

乗車可能路線
JR西日本:加古川線
北条鉄道:北条線
神戸電鉄:粟生線

 

隣の駅

加古川線

←加古川方      谷川方→
小野町駅        河合西駅  

 

北条鉄道北条線

北条町方→
網引駅

 

神戸電鉄粟生線

←鈴蘭台方
葉多駅

 

訪問・撮影時   2018年6月ほか

 

 

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粟生駅の駅舎は長らく木造駅舎でしたが、2009年に欧風の駅舎へと改築されました。
左側の建物は「あお陶遊館アルテ」で、陶芸教室などが開催されています。

 

 

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駅前の様子です。
駅前広場は整備されたものの、周囲は以前からの住宅地となっています。小野市の街外れで、商店・飲食店はほとんどありません。

 

 

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改札口の様子です。粟生駅はJR西日本の管理駅で、業務委託駅です。
早朝と深夜などは窓口が閉鎖されています。POS端末が設置されています。
他にICカード対応の自動券売機があります。
一方で自動改札機は設置されておらず、JR線の場合はホーム手前にICカードの簡易改札機があります。

 

 

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JRの駅名標です。JR西日本の標準タイプで、下部には加古川線のラインカラーが塗られています。

 

 

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粟生駅は3社合わせて計ホーム3面4線の構造で、JR駅は中央の2線を使用しています。
加古川方面は駅舎や神鉄の改札口に面した写真右側の相対式ホームより発着し(1番のりば)、
西脇市・谷川方面は写真左側の島式ホーム右側より発着します(2番のりば)。
駅舎(東口)・1番のりば・神鉄ホームと西口・島式ホーム(2番のりば・3番のりば)は跨線橋で結ばれています。
写真は谷川方を望む。

 

 

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北条鉄道の駅名標です。シンプルなデザインです。ちなみに粟生駅のローマ字表記は「AO」です。

 

 

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こちらは北条鉄道北条線のホームです(3番のりば)。島式ホームの西側を使用しています。
跨線橋の手前にはJRとの乗換用および島式ホームに直結している西口での出入用のICカード簡易改札機が設置されています。
写真は北条町方を望む。

 

 

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北条鉄道線の終端部を望む。
国鉄時代は加古川線の加古川方とレールが繋がっていて、直通列車も運転されていましたが、現在はレールが分断されています。

 

 

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こちらは神戸電鉄の改札口です。JRの改札内に神鉄の改札があり、いわば中間改札です。
かつてはJRと分離されていませんでしたが、『スルッとKANSAI』導入時に分離されました。

 

 

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神戸電鉄の駅名標です。神鉄標準のデザインです。駅ナンバリングが追加されています(KB59)。

 

 

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神鉄は単式ホーム1面1線の構造です。
以前は加古川線の1番のりばと同じホームを使用していましたが(切欠構造)、前述の理由で改札が分離され、新たにホームが設置されました。
旧来使用していたホームの中央には柵がしてあります。
写真は鈴蘭台方を望む。

 

 

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神鉄の終端部を望む。終端部の先に中間改札があります。
神鉄とJRもレールがつながっていません。

 

 

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加古川方・鈴蘭台方を望む。この先、加古川線は直進しますが、神鉄はすぐに左へカーブして加古川を渡ります。

 

 

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谷川方・北条町方を望む。
ホーム間の構内踏切はバリアフリー対応設備で、一般客は跨線橋利用となります。
この先、加古川線は右へカーブして田園風景の中を進みますが、北条鉄道線は左へカーブして丘陵地を越えて加西市へ進みます。

 

 

あとがき

私が粟生駅で下車したのは1996年、2001年、2002年から2017年まで何度もあります。全て乗りつぶしなど乗り鉄絡みです。1996年は小ぶりな木造駅舎も残っておりローカル感が満載でしたが、神戸電鉄の自動改札機設置、加古川線の電化、駅舎の改築などで幾分近代的になった印象です。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で西明石駅まで行き、JR神戸線(山陽本線)の新快速または普通で加古川駅へ。さらに加古川線の西脇市行きまたは谷川行き、粟生行き(平日ラッシュ時のみ運転)に乗り換えて当駅下車です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR神戸線の新快速に乗車し、加古川駅で下車して以降は上記のルートで到達できます。神戸(新開地)から神戸電鉄に乗っても行けます。余裕で日帰り訪問できます。

 

食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店や飲食店はありません。最寄りのコンビニでも北へ1.2kmの場所です。必ず事前に用意しておきましょう。

 

東京からの到達難易度はやや高いですが、加古川線や北条鉄道、神鉄粟生線を乗り鉄の際は、乗り継ぎ列車を1本遅らせて、ぜひ粟生駅でも駅の外へ出てみて下さい!

 

(参考:Google地図、Wikipedia)