名鉄築港線(大江~東名古屋港。2010年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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東名古屋港駅にて。5000系電車です。

  

今回は名鉄の路線のうち、臨港部に位置している沿線の工場への通勤路線で、昼間は旅客列車が設定されていない
名鉄築港線を紹介します。

  

尚、東名古屋港駅より先、大江ふ頭まで線路が延びていますが、この引込線につきましては機会がありましたらUP致します。ご了承下さい。
⇒記事はこちら

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
名古屋鉄道:築港線  大江~東名古屋港  1.5km   全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm  
(※)尚、東名古屋港駅の先には単線・非電化の線路が約400m先の大江ふ頭まで延びています(いずれUP予定)。   

  
  

踏破達成時   2000年8月  
撮影時   2010年4月ほか  

  

  

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起点の大江駅は小ぶりな駅舎を有する有人駅ですが、急行停車駅でありながら乗降客は少ないです。
駅の東側は市街地、西側は工業地帯になっています。


 

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大江駅の改札を通り、築港線ホームへ続く跨線橋を渡ると、途中には築港線用の中間改札が設置されています。
尚、東名古屋港駅には改札の設備はなく、事実上この中間改札が東名古屋港駅の改札口となっています。


 

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大江駅の築港線ホームは常滑線からは少し離れた5番線です。
2009年に4両対応、嵩上げが行われて現在の姿となりました。

 

大江を発車すると左手に留置線を見て右へカーブし、常滑線と分かれます。


 

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その後は左側(南側)を通る愛知県道55号線(環状線)と並行して工業地帯の中を西南西へと走ります。


 

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上の写真とは反対側の右側車窓です。工業地帯ですが、空地も見られます。
尚、2004年までは築港線の右側(北側)に中部HSST開発の大江実験線(高架)が併設されていましたが、現在は撤去されています。
HSSTはその後『リニモ』で実用化されています。


 

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そして名古屋市南区から港区へと変わった直後、名古屋臨海鉄道東築線とほぼ90度となる平面交差をします。


 

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上の写真とは反対側の右側車窓です。この場所が貨物駅の名電築港駅(名電築港信号場)ですが、近年は廃車となった車両の解体現場として有名です。

 

そして東筑線へ繋がる線路と合流後、ほどなくして東名古屋港駅に到着します。


 

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東名古屋港駅は単式ホーム1面1線の構造で、非電化の引込線が駅より先へと続いています。


 

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東名古屋港駅ホームより大江方を望む。すぐに名電築港駅や名古屋臨海鉄道東築線への線路が左へ分岐します。


 

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東名古屋港駅は工業地帯の中にあり、通勤時間帯は多くの人が乗降します。
休日は乗降客が激減します。

  

  
乗り鉄の注意点  

築港線では普通列車のみの運転で、全列車が大江~東名古屋港の線内運転です。
いずれの日も早朝・昼間帯・深夜には営業列車が一切運転されません。

  

運転本数ですが、
平日は朝7時台~8時台に計8往復、夕方16時台~19時台にかけて計12往復。
  
土曜は朝7時台~8時台に計5往復、夕方16時台~18時台にかけて計7往復。
  
日曜・祝日は朝7時台~8時台に計5往復、夕方16時台~17時台にかけて計3往復。
通勤に特化した輸送形態なので平日、土曜、日曜・祝日でダイヤが異なり、当然ながら平日が一番運転本数が多いです。

  

特に平日朝の東名古屋港行きは混雑するので、乗り鉄の際はラッシュを避けるのが無難でしょう。

  

使用車両は5000系4連で、行先表示器は使用されずに前面窓内側に「大江⇔東名古屋港」の行先表示板を掲げているのが特徴です。

  

大江~東名古屋港の所要時間は3分で、一瞬で乗りつぶし可能ですが、前述の通り運行時間に制約があるので、意外と難易度が高いです。

  

    

接続路線(貨物専業の名古屋臨海鉄道を除く)  

接続駅   接続路線  
大江駅   名古屋鉄道:常滑線  
東名古屋港駅   名古屋鉄道:大江ふ頭までの非電化線(東名古屋駅構内?)  
  
(参考:Wikipedia)