近鉄湯の山線(三重県四日市市~菰野町。2010年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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湯の山温泉駅にて。2000系電車です。

  

今回は、四日市から西へ進み、御在所岳(御在所山)の山麓にある湯の山温泉へアクセスする近鉄の路線で、開業当初は軌道間隔762mmのナローゲージだった(現在は標準軌に改軌)
近鉄湯の山線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
近畿日本鉄道:湯の山線  近鉄四日市~湯の山温泉  15.4km   全線単線・直流1,500V電化  
(※)軌間1,435mm。          

  

踏破達成時   2004年3月  
撮影時   2010年12月  

  

  

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近鉄四日市駅は市街地にある高架駅で、高架部は島式ホーム3面6線の構造です。
湯の山線の列車は西側の5、6番線を使用します。5番線は名古屋線と繋がっていて、名古屋線の列車が一部発着します。
また、ナローゲージの内部線・八王子線のホームは名古屋線・湯の山線ホームの南側高架下にあります。
尚、内部線と八王子線は翌2015年春に近鉄と四日市市の出資する「四日市あすなろう鉄道」に移管される予定です。

  
  

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近鉄四日市を発車すると左へカーブして市街地を高架で走ります。さらに左へカーブすると住宅地へと変わり、地上へ下りると中川原に着きます。

  

中川原を発車後は住宅地の中を西へ走り、右へカーブしながら進むと伊勢松本に着きます。

  
  

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伊勢松本を発車後は右手に田園地帯が現れ、左側に新興住宅地の広がる丘陵の麓をなぞるように右へ左へカーブしながら進み、伊勢川島に到着します。

  

伊勢川島を発車すると右へカーブして左右の車窓とも田園風景へと変わり、高角を過ぎると国道477号線と並走しながら北西へと進みます。そして東名阪自動車道をアンダーパスすると住宅地へと入り、桜に到着します。

  

桜を発車すると金渓川(かんだに川)を渡り三重県・四日市市から菰野町(こものちょう)へと変わります。

  
  

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その後は田園風景の中を西北西に進み、右側に郊外型店舗や住宅地が見えてくると、ほどなくして菰野に到着します。

  

菰野を発車すると住宅地の中を中菰野、大羽根園と西へ進みます。

  
  

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大羽根園を発車後は正面や左右に御在所岳をはじめ鈴鹿山脈の山々を遠望しながら農村部を上り勾配で進み、やがて左側に山並みが迫るようになると、終点・湯の山温泉駅に到着します。

  
  

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湯の山温泉駅は頭端式ホーム2面2線の構造で、終端部は崖になっています。
駅舎はホームの北側、1番線ホームに面して設けられています。

  
  

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湯の山温泉駅の駅舎です。バスやタクシーとの乗り継ぎに配慮された構造になっています。
駅舎の手前、写真左側にはバス停があり、湯の山温泉(温泉街)や御在所ロープウエイへ向かう三重交通の路線バスが出ています。

  

  
乗り鉄の注意点   

湯の山線ではかつて、名古屋や難波から『湯の山特急』が乗り入れてきましたが、現在は夏期に臨時で『湯の山特急』が近鉄四日市~湯の山温泉で運転されています。
したがって、普段の湯の山線は全列車が普通列車で、しかも全列車が近鉄四日市~湯の山温泉の全線通し運転です。

  

朝は毎時3~4本、データイムは毎時2本、15時台以降は平日が毎時3本、土休日が毎時2~3本の運転で、データイムはやや本数が少ないので注意が必要です。

  

使用車両は1010系、2000系、2444系で、いずれも4扉ロングシート車です。臨時特急には汎用車両の2両編成が使用されています。

  

近鉄四日市~湯の山温泉の所要時間は25分~26分(データイム)で、ラッシュ時は少々時間が延びます。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
近鉄四日市駅   近畿日本鉄道:名古屋線 (近鉄名古屋方面津・伊勢中川方面)  
近鉄四日市駅   四日市あすなろう鉄道(あすなろう四日市駅まで徒歩5分):内部線、(八王子線列車)  
湯の山温泉駅   御在所ロープウエイ (湯の山温泉駅までバスと徒歩で最速18分)  
  
(参考:Wikipedia)