近鉄道明寺線(大阪府藤井寺市~柏原市。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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柏原駅にて。6432系電車です(写真の編成は6422系からの改造車)。

  

今回は、近鉄南大阪線の道明寺駅から北へ進み、大和川を渡って関西本線【大和路線】の柏原駅へ至る近鉄の短距離支線、
近鉄道明寺線を紹介します。

  

尚、地図を見ても分かるように、道明寺線は柏原駅からほぼ一直線に南下して道明寺駅へ至っていますが、南大阪線は西側からカーブして道明寺線に合流する形の線形です。これは、関西本線と南河内・高野山方面を結ぶことを目的として建設された道明寺線・長野線の方が南大阪線より先に開業した名残です。
また、道明寺線は最も歴史の古い近鉄の路線です(1898年…明治31年開業)。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
近畿日本鉄道:道明寺線  道明寺~柏原  2.2km   全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm  
  
  
踏破達成時   2001年2月  
撮影時   2011年4月  

  

  

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道明寺駅にて。
道明寺線の電車はいちばん東側の切り欠き式ホーム・1番線より発着します。
反対側の2番線には南大阪線の橿原神宮前方面電車が発着します。

  

道明寺を発車するとすぐに南大阪線が左へカーブして分かれ、こちらは北へ直進して府道12号線をアンダーパスします。

  
  

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その後は右手に石川の堤防を、

  
  

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そして左手に学校や住宅地などを見ながら走り、東高野街道と踏切で交差した後は築堤を上り、

  
  

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大和川を渡って大阪府・藤井寺市から柏原市へと変わります。

  
  

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そして大和川を渡り終えると柏原南口に着きます。

  
  

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柏原南口を発車後は住宅街へと入り、地上へ下ってから左へカーブしながら走ります。

  

やがて右側を走る関西本線【大和路線】に寄り添い、終点の柏原に到着します。

  
  

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柏原駅にて。道明寺線の電車はいちばん西側の切り欠き式ホーム・1番線より発着します。
反対側の2番のりばには大和路線のJR難波方面電車が発着します。

  

何だか道明寺線は道明寺駅でも柏原駅でも片隅に追いやられている感じがします…。

  
  

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柏原駅ではJRと改札内での乗換が可能ですが、後述するようにICカードで両社を乗り継ぐ場合、ホームにある簡易改札機にカードをタッチする必要があります。

  

  
乗り鉄の注意点   

道明寺線では全ての列車が普通列車で、また全ての列車が道明寺~柏原の線内運転です。
朝と夕方~夜間は毎時4本、早朝・データイム・深夜は毎時2本の運転です。

  

使用車両は6432系の2両編成です。

  

道明寺~柏原の所要時間は4分で、あっという間に終点に着いてしまいます。

  

最後に、道明寺線ではICカードの『PiTaPa』『ICOCA』などが利用可能ですが、『スルッとKANSAI』で利用される際は、柏原駅で乗降する場合は予め乗車駅の券売機(『スルッとKANSAI』対応)で乗車券に引き換えた上で自動改札機を通ることが可能になります。また、ICカードで柏原駅から入場して乗車する場合は駅の自動改札機、そして近鉄ホーム終端部にあるIC用中間改札機と、計2度タッチする必要があります。JRと近鉄を相互に乗り換える場合も近鉄側の中間改札機にタッチする必要があります。

  

また、乗り鉄する上での最大の注意点は、道明寺線は『スルッとKANSAI 3dayチケット』のエリア外だということです。
『スルッとKANSAI 3dayチケット』で乗り鉄される際は別途運賃を支払う必要があります。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
道明寺駅   近畿日本鉄道:南大阪線  
柏原駅   JR西日本:関西本線【大和路線】   
  
(参考:Wikipedia)