近鉄生駒ケーブル山上線(奈良県生駒市。2007年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
写真の車両はコ15型の15号車「ドレミ」です。

  

今回は、奈良県生駒市の西側、大阪府との府県境にそびえる生駒山上へ向かう近鉄のケーブルカー(鋼索)路線であり、
生駒山上遊園地へのアクセス路線としても機能しているメルヘンチックな車両が走る路線、
近鉄生駒ケーブル山上線【正式名称:近畿日本鉄道:生駒鋼索線(山上線)】を紹介します。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

区間   全長   高低差  方式  
宝山寺~生駒山上  1.1km  322m   ケーブルカー(129人?乗り車両×2)  
  
  
踏破時   1999年8月  
撮影時   2007年7月  

  

  

イメージ 3
起点の宝山寺駅では生駒駅方面へ下る宝山寺線と乗り換え可能です。
写真奥が山上線のホームです。頭端式ホーム2面1線で、ホームは階段状になっています。

  

また、駅の生駒山上側はトンネルになっています。

  
  

イメージ 4
宝山寺駅を発車して、長いトンネル区間で宝山寺の境内を通過するとトンネルを出て、右へカーブしながら右手に一条院を、遠方には生駒の町並みを見ながら登り、梅屋敷駅に到着します。
駅の宝山寺方には踏切があります。

  
  

イメージ 5
梅屋敷駅を発車してしばらくすると中間地点へと差し掛かり、山上駅から下って来る車両とすれ違います。
写真の車両はコ15型の16号車「スイート」です。

  
  

イメージ 6
対向車両との離合を終えてしばらく登ると、もうひとつの中間駅である霞ヶ丘駅に着きます。
霞ヶ丘駅は秘境駅としても有名だそうです。正面には生駒の町並みを望めます。駅の山上方には踏切があります。

  

尚、梅屋敷駅と霞ヶ丘駅へは無許可での自動車の乗り入れが不可能です(許可車両が四輪駆動車の場合は近くまで行くことは可能)。
特に霞ヶ丘駅は梅屋敷駅を中間に設けた関係で設置された駅であり、ケーブルカーの特性上、一方の車両が梅屋敷駅に停車するともう一方の車両はこの霞ヶ丘駅の位置に停車します。
また、梅屋敷駅と霞ヶ丘駅の写真に写っているホーム上屋は、2010年に撤去されました。

  
  

イメージ 7
さらに登り続けると、宝山寺駅から7分で生駒山上駅に到着します。

  
  

イメージ 8
生駒山上駅に着きました。宝山寺駅と同じ頭端式2面1線です。
ケーブルカー駅の常でホームは階段状になっています。
ホーム終端部の向こう側にはケーブルカーの運転室があります。
ケーブルカーの運転士は車内ではなく山頂駅に相当する駅の中にいます。ロープウェイも同じです。

  
  

イメージ 9
生駒山上駅の駅舎です。何だか遊園地のパビリオンのようになっています。
屋上にある「ケーブルのりば」のネオンサイン看板がレトロな雰囲気を醸し出しています。

  
  

イメージ 10
生駒山上駅の正面には生駒山上遊園地があります。
生駒山からは大阪の風景を一望できます。また、テレビ局の送信所が多数あります。

  

  

情報(2013年7月現在)  

営業期間   通年。  
営業時間   9:09~18:09。遊園地の休園日も営業。また、遊園地のナイター営業日は延長運転あり。  
運転間隔   40分間隔。多客時は途中駅ノンストップの「直行」を40分間隔で増発します。  
所要時間   片道7分。  
運賃   (※1)全区間一律で、大人片道280円、小人片道140円(往復割引なし)。  
(※1)宝山寺線の鳥居前~山上線各駅の片道運賃は大人350円、小人180円。宝山寺駅にて途中下車可能。     

  

  

乗り鉄の注意点  

生駒ケーブルでは『スルッとKANSAI』『PiTaPa』は利用できません。
尚、『スルッとKANSAI』の2Day、3Dayチケットは提示することにより利用可能です。

  

また、GWを除く毎週木曜日や12月~3月上旬は生駒山上遊園地が休園していますが(7月中旬~8月下旬は無休)、生駒ケーブルは営業しています。
遊園地へご訪問なさる際は遊園地の営業日であるかどうか確かめてからお出かけ下さい。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
宝山寺駅  近畿日本鉄道:生駒鋼索線【宝山寺線】(宝山寺1号線(※1)宝山寺2号線)   
(※1)宝山寺2号線は通常時は営業しません。正月などの多客時や宝山寺1号線の点検時(通常は毎週木曜日)にのみ稼働します。  

  

(参考:Wikipedia)