札幌市営地下鉄東西線(北海道札幌市。2012年訪問)

大谷地駅にて。8000形電車です。

今回は、北海道の道庁所在地である札幌市の市街地を東西に走る地下鉄路線である
札幌市営地下鉄東西線を紹介します。

尚、札幌市営地下鉄は全路線の車両の車輪がゴムタイヤ方式になっています。

(Yahoo!地図を使用)

路線名	区間	営業キロ	備考
札幌市営地下鉄：東西線	宮の沢～新さっぽろ	20.1km	全線複線・直流1,500V電化。ｺﾞﾑﾀｲﾔ方式

 

踏破達成時	2004年５月
撮影時	2012年３月

宮の沢駅にて。札幌市郊外の住宅街に駅があり、主に手稲区方面とを結ぶ路線バスが発着している宮の沢バスターミナルもあります。

宮の沢駅は島式ホーム１面２線で、ホームドアが設置されています。終端部には留置線があります。
東西線の車両は写真の8000形７両編成に統一されています。

宮の沢を発車すると、住宅街を走る二十四軒手稲通の地下を発寒南、琴似と南東へ進みます。二十四軒を発車後は右へカーブして環状通の地下を通りますが、西側には東豊線の車両基地である地下式の西車両基地があります。札幌市西区から中央区へと変わり西28丁目を過ぎると左へカーブして大通地下へと進み、球場や動物園、そして北海道神宮の最寄り駅である円山公園駅に着きます。
円山公園駅を発車後は市街地を通る大通の地下を東へ進み、西18丁目駅からは南１条通上を走る札幌市電と並行しながら進み、西11丁目を経て、東豊線へ繋がる連絡線(営業列車の運転なし)が左側へ分かれ、大通に到着します。

大通駅にて。南北線や東豊線との連絡駅でもあり、多くの乗降客や乗換客で賑わっています。

大通駅は中心市街地に位置していて、地上には「さっぽろ雪まつり」の会場としても使用される大通公園があります。
公園東側の１丁目には「さっぽろテレビ塔」があります。

大通を発車し、テレビ塔の南側を通ってバスセンター前を過ぎると右へカーブして大通を離れ、豊平川を渡り白石区へ変わると南１条通の地下を走り菊水に着きます。
菊水を発車後は左へ右へとカーブして南郷通の地下を進むようになり東札幌に着きますが、駅の北側にはかつて国鉄千歳線と定山渓鉄道の東札幌駅がありました。跡地は廃止後に再開発されました。また、東札幌駅は札幌市営地下鉄の駅の中で唯一、「札幌」を漢字表記している駅です。

東札幌を発車すると、引き続き住宅街を通る南郷通の地下を白石、２面３線のホームを有し、当駅始発の列車が設定されている南郷７丁目、そして南郷13丁目、南郷18丁目と東南東へ進み、厚別川を渡ると厚別区へと変わります。そして左へカーブしながら道央自動車道をアンダーパスするとバスターミナルが併設されている大谷地に到着します。

大谷地を発車すると今度は南郷通を東北東へと進み、ひばりが丘を過ぎると東車両基地への回送線と合流して市街地へと入り、左へカーブして針路を北北東へ変えると終点の新さっぽろに到着します。

新さっぽろ駅は島式ホーム１面２線の構造で、１番線は降車ホーム、２番線は乗車ホームになっています。
終端側には引込線があり、当駅の１番線ホームに到着した列車は降車扱い後に一旦終端方へ引き上げて、その後折り返して２番線ホームに入線し、乗車扱いを行います。

新さっぽろ駅はＪＲ千歳線の新札幌駅との連絡駅で、駅周辺は札幌市の副都心として多くの商業施設が立地しています。

  
乗り鉄の注意点  

東西線は各駅停車のみの運転で、早朝に南郷７丁目発宮の沢行きが設定されている以外は全て宮の沢～新さっぽろの全区間を通し運転します。

データイムは７分間隔で毎時８～９本の運転となります。朝夕ラッシュ時は相当数増発されますが、逆に19時台以降は若干減便されます。

使用車両は8000形７両編成の独壇場です。

大通駅からの標準的な所要時間は、宮の沢駅まで16分、新さっぽろ駅までは19分です。

  
のりかえ  

乗換駅	乗換路線
宮の沢駅 西18丁目駅	テイネエイトゴンドラ (山麓駅まで路線バスで約24分)  札幌市電(西15丁目停留場まで徒歩７分)：一条線、山鼻西線
西11丁目駅	札幌市電(中央区役所停留場まで徒歩５分)：一条線
大通駅	札幌市営地下鉄：南北線、東豊線。
大通駅  新さっぽろ駅	札幌市電：(西４丁目停留場まで徒歩５分)：一条線、都心線  ＪＲ北海道：千歳線 (新札幌駅まで徒歩４分)

  

(参考：Wikipedia)