西鹿島駅にて。1000形電車です。
今回は、静岡県西部の政令指定都市・浜松市を南北に走り、地域輸送に活躍している遠州鉄道(遠鉄)の路線、
遠州鉄道鉄道線(通称:西鹿島線、赤電<あかでん> )を紹介します。
遠州鉄道鉄道線(通称:西鹿島線、赤電<あかでん> )を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
遠州鉄道:鉄道線 | 新浜松~西鹿島 | 17.8km | 全線単線・直流750V電化。 軌間1,067mm。 |
踏破達成時 | 2004年7月 |
撮影時 | 2011年1月 |
起点駅の新浜松駅はJR浜松駅の北口西側、遠鉄百貨店のさらに西側に位置する高架駅です。
地上から駅へ入り2階の改札階へ上がりますが、遠鉄百貨店からは直接2階改札階へアクセス可能です。
高架橋の終端部分は新幹線から見ることができます。
地上から駅へ入り2階の改札階へ上がりますが、遠鉄百貨店からは直接2階改札階へアクセス可能です。
高架橋の終端部分は新幹線から見ることができます。
新浜松駅は相対式ホーム2面2線の構造で、ラッシュ時を除き西側の1番線のみを使用します。
東側の2番線には車両が留置されていることが多いです。
東側の2番線には車両が留置されていることが多いです。
新浜松を発車すると暗渠化された新川の上を高架線で第一通り、遠州病院と進み、市街地を北上します。
第一通り~遠州病院にて。再開発された市街地を走ります。
旧線はこの付近を斜め(南東~北西)に走っていましたが、再開発により旧線の面影がありません。
旧線はこの付近を斜め(南東~北西)に走っていましたが、再開発により旧線の面影がありません。
遠州病院駅はかつての遠州浜松駅を移転したもので、かつてはナローゲージの奥山線が分岐していました。また、新浜松~遠州病院(遠州浜松)間は当初、線形が大幅に異なっていて、東側へ迂回して遠州馬込駅でスイッチバックする線形でした。
遠州病院を発車すると引き続き高架線を北上します。ちなみに線路と並走している道路は「電車通り」といいます。八幡を過ぎると2012年に高架化された区間へと進み、住宅街を助信、曳馬(旧・遠州曳馬)、上島(旧・遠州上島)を北上して馬込川を渡ると静岡県・浜松市中区から東区へと変わって地平区間になり、自動車学校前に着きます。
自動車学校前を発車後は右手に遠鉄自動車学校浜松校を見ながら進み、東名高速道路をアンダーパスします。
その後は住宅地の間に田園風景が見られるようになり、さぎの宮、積志、遠州西ヶ崎と二俣街道に沿って北北東へ進み、浜北区(旧・浜北市)へ入ると遠州小松に着きます。
積志~遠州西ヶ崎にて。この付近まで北上すると沿線には農地が目立ち始めます。
遠州小松を発車後は右手にヤマハ発動機の工場を見ながら浜北の市街地へと入ると浜北(旧・遠州貴布禰)に到着します。
浜北駅にて。旧・浜北市の中心駅でした。かつては西側に駅ビルがありましたが、解体されました。
浜北を発車すると住宅街を北上し、美薗中央公園(旧・北浜中学校前)を過ぎると沿線には少しずつ三方原台地の畑作地帯が増えてきます。遠州小林を過ぎると一時的に高架区間となり、国道152号線をオーバーパスしてから地平に下りて遠州芝本に着きます。
遠州芝本を発車後も畑の混在した住宅地を北北東へと走り、遠州岩水寺を過ぎると新東名高速道路をアンダーパスします。
その後はローカル風景を見た後すぐに左側は森に遮られながら右側に住宅や工場が立地する区間を走り、やがて左手の森が途切れると天竜浜名湖鉄道線が寄り添って天竜区(旧・天竜市)へと入ると終点の西鹿島に到着します。
終点の西鹿島駅は相対式ホーム2面2線の構造で、写真左側には天竜浜名湖鉄道線のホームがあります。
また、両線の間にあるスペースには遠鉄の留置線があり、終端方には車庫があります。
また、両線の間にあるスペースには遠鉄の留置線があり、終端方には車庫があります。
尚、かつては遠鉄線から国鉄二俣線へ列車(車両は遠鉄の気動車)が乗り入れていましたが、1966年に廃止されました。
その後、浜松市による乗り入れ復活を目指す構想が出ているようですが、2013年現在、構想は実現に至っていません。
その後、浜松市による乗り入れ復活を目指す構想が出ているようですが、2013年現在、構想は実現に至っていません。
西鹿島駅は洋館風(?)の駅舎です。結構古そうです。
天竜浜名湖鉄道との乗換は一旦改札を出てきっぷを買い直す必要がありますが(逆の場合も同じ)、遠鉄のICカード『ナイスパス』を所持している乗客は天浜線ホームとを結ぶ地下道に設置されているカードリーダーを利用すれば、少なくとも天浜線から遠鉄へは改札を出ずに乗換可能です(天浜線は車内精算、『ナイスパス』は遠鉄のみで利用可。)。
天竜浜名湖鉄道との乗換は一旦改札を出てきっぷを買い直す必要がありますが(逆の場合も同じ)、遠鉄のICカード『ナイスパス』を所持している乗客は天浜線ホームとを結ぶ地下道に設置されているカードリーダーを利用すれば、少なくとも天浜線から遠鉄へは改札を出ずに乗換可能です(天浜線は車内精算、『ナイスパス』は遠鉄のみで利用可。)。
遠州鉄道線では各駅停車のみの運転で、全列車が新浜松~西鹿島を通し運転します。
早朝・深夜を除き12分間隔での高頻度運転が実施されていて便利です。平日朝夕ラッシュ時と土曜日朝ラッシュ時は4両編成で運行する列車があります。
西鹿島駅にて天竜浜名湖鉄道線へ乗り継がれる場合は、列車本数の少ない天浜線の時刻を事前にチェックしておく必要があります。
早朝・深夜を除き12分間隔での高頻度運転が実施されていて便利です。平日朝夕ラッシュ時と土曜日朝ラッシュ時は4両編成で運行する列車があります。
西鹿島駅にて天竜浜名湖鉄道線へ乗り継がれる場合は、列車本数の少ない天浜線の時刻を事前にチェックしておく必要があります。
使用車両は2扉車の30形と3扉車の1000形、2000形で、いずれも1編成2両、オールロングシートです。
2000形はVVVF制御です。
2000形はVVVF制御です。
新浜松~西鹿島の所要時間は、32分~33分です。
乗換駅 | 乗換路線 |
新浜松駅 | JR東海(浜松駅まで徒歩3分):東海道新幹線、東海道本線 |
新浜松駅 | かんざんじロープウェイ (かんざんじ駅まで遠鉄バスで約45分) |
新浜松駅 | 遠州鉄道:鉄道線の旧線跡(遠州馬込方面。1985年廃止) |
遠州病院駅 | 遠州鉄道:鉄道線の旧線跡(遠州馬込方面。1985年廃止) 遠州鉄道:奥山線の廃線跡(奥山方面。1964年全線廃止) |
西鹿島駅 | 天竜浜名湖鉄道:天竜浜名湖線【天浜線】 |
(参考:Wikipedia)