![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/18/73/j/o0550041214425121530.jpg?caw=800)
今回は、岐阜県中部を流れる長良川に沿って走るローカル線、
長良川鉄道越美南線を簡単に紹介します。
長良川鉄道越美南線を簡単に紹介します。
尚、風景の写真が皆無で、かつ2004年に撮影した古い写真が中心になりますが、ご了承下さい。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/95/23/p/o0640048014425121537.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
長良川鉄道:越美南線 | 美濃太田~北濃 | 72.1km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時・撮影時 | 2004年7月 |
撮影時 | 2004年7月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/32/07/j/o0550041214425121560.jpg?caw=800)
また、線路はJRとは分断されています。
美濃太田を発車すると西へ進み、高山本線が左へ分かれてこちらは勾配を上ります。住宅と農地が混在する風景の中を前平公園、加茂野と進み、美濃加茂市から富加町へ入り富加に着きます。その後は刃物のまち・関市に変わり関富岡に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/14/db/j/o0550041214425121577.jpg?caw=800)
関富岡を発車後は市街地に入って関口、そして市街地の中を北へ針路変更し刃物会館前、そして市街地北端部にある関に到着します。尚、関駅には1999年~2005年の間、名鉄美濃町線が乗り入れていました。
関~美濃市の間は1999年まで名鉄美濃町線が並行していました。関を発車すると田園風景が広がり関市役所前、そして関有知高校最寄りの関下有知(元・中濃西高前)を過ぎると丘陵地帯に入り、東海環状自動車道をアンダーパスした後に美濃市へ入り松森、今度は東海北陸自動車道をアンダーパスした後に山麓の住宅地を走り美濃市駅に到着します。朝晩は約半数の列車が折り返して行きます。
美濃市駅を発車後は市街地の東側を通り梅山、そして左側から国道156号線が寄り添い、その後はいよいよ鉄道会社名にある長良川(車窓左側)に沿って走ります(写真を撮影していなくてすみません…orz)。折り返し列車も設定されている湯の洞温泉口を過ぎると長良川を渡ります。直上には東海北陸道の橋があります。その後トンネルを抜けて今度は長良川の右岸を走り洲原、左へカーブして東海北陸道をアンダーパスしたのち郡上市に入り母野(はんの)、長良川に沿って木尾(こんの)、「日本まん真ん中の駅」をアピールしている八坂と北上します。その後は長良川を渡り、温泉施設「日本まん真ん中温泉子宝の湯」が併設されている、みなみ子宝温泉に到着します。
みなみ子宝温泉を発車してしばらくすると谷間の田園風景の中を走り、大矢、福野と北進します。そして、ひと山越えると住宅地が現れ、ほどなくして旧・美並村の中心駅であった美並苅安に着きます。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/f5/b1/j/o0550041214425121590.jpg?caw=800)
美並苅安を発車後も開けた谷間を北上します。東海北陸道をくぐると長良川を渡り赤池、その後は国道156号線と並走し深戸、東海北陸道をくぐり谷が深くなって長良川沿いを走りますが、もう一度東海北陸道をくぐって国道156号線が離れると長良川を渡ります。その後は集落に入り国道256号線と踏切で交差すると相生に着きます。そして相生発車後しばらくすると長良川を渡り、やがて住宅地に入ると郡上八幡に到着します。昔ながらの町並みが残る旧・八幡町の中心部は駅の北東方向です。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/2d/04/j/o0550041214425121608.jpg?caw=800)
郡上八幡駅にて。昔ながらの木造駅舎が現役です。
郡上おどりも有名な美濃の小京都・「郡上八幡」の玄関口です。
郡上おどりも有名な美濃の小京都・「郡上八幡」の玄関口です。
郡上八幡を発車すると市街地の西端を通り、その後は国道156号線沿いに立地するロードサイド店などを見ながら北進します。そしてまた深い谷間を走るようになり、東海北陸道をくぐって自然園前、国道156号線と並走して長良川を望みながら進み再び東海北陸道をくぐる地点にある山田、谷が開けてきて徳永、住宅地を走り旧・大和町の中心駅であった郡上大和に着きます。
郡上大和を発車後は谷間の田園風景の中を進み、長良川を渡ると万場、さらに上万場と北上します。その後は東海北陸道をくぐり長良川を渡って大中、そして大島を過ぎると油坂峠道路をくぐり、国道156号線と交差して住宅地に入ると美濃白鳥に到着します。かつては越美北線の九頭竜湖駅との間を結ぶ路線バス(JRバス大野線)が存在していました。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/8e/16/j/o0550041214425121621.jpg?caw=800)
その後は山里の田園風景の中を走り白鳥高原、今度は断崖に沿って走り白山長滝、最後は田園や住宅を見ながら走り、終着駅である北濃に到着します。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/56/2d/j/o0550041214425121642.jpg?caw=800)
駅の終端方には少々レールが延びていて、機関車の付け替えも可能な構造です。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/c5/ee/j/o0550041214425121660.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/66/80/j/o0550041214425121692.jpg?caw=800)
越美南線の列車はすべて普通列車ですが、ローカル線ゆえに運転本数がそう多くはなく、美濃太田~美濃市で概ね毎時1本、美濃市~美濃白鳥では1~2時間間隔、そして末端部の美濃白鳥~北濃では3時間以上間隔が開くことがあります(それぞれ朝夕は本数が増えます)。
また、全区間通し運転の系統の他に多数の区間運転列車が設定されています。中には関~美濃市・湯の洞温泉口の系統や美濃白鳥発北濃行きの列車もあります。
また、全区間通し運転の系統の他に多数の区間運転列車が設定されています。中には関~美濃市・湯の洞温泉口の系統や美濃白鳥発北濃行きの列車もあります。
美濃太田~北濃の所要時間は約2時間ですが、往復乗車には最速でも約4時間半を要し、乗りつぶし難易度は高いと言えるでしょう。
乗換駅 | 乗換路線 |
美濃太田駅 | JR東海:高山本線(岐阜方面、高山方面)、太多線 |
関駅 | 名鉄美濃町線(岐阜方面。2005年廃止) |
美濃市駅 | 名鉄美濃町線(美濃駅まで徒歩5分。新関~美濃は1999年廃止) |
(参考:Wikipedia)