名鉄美濃町線(新関~美濃。1999年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回から新シリーズとして、乗りつぶし乗車した後に惜しまれつつ廃線になってしまった線区を乗車順に路線別で振り返ります。

 

第1回は1999年4月1日に廃止となった名鉄美濃町線の末端区間である新関~美濃です。
本文は自分が投稿した過去の記事のものを引用しています。あらかじめご了承願います。


 

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(Yahoo!地図を使用。廃線跡は推定。)

 

 

路線名  区間  営業キロ  備考 
名古屋鉄道:美濃町線  新関~美濃  6.3km  全線単線・直流600V電化  
  
  
踏破達成時・撮影時   1999年3月6日  
廃止日   1999年4月1日  

  

  

新関を出るとすぐに併用軌道区間に入りますが、すぐに道路中央から道路脇に移り、下有知駅を過ぎてもしばらくこの状態が続きます。神光寺駅手前で道路と別れ、田園地帯の中を走り、今度は東側に山が迫りかけて松森駅を過ぎると山麓を走ります。「路面電車」ではありえないようなシチュエーションです。再び町並みが現れ、左にカーブすると終点・美濃駅に到着しました。


 

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美濃駅は頭端式2面2線でした。奥にモ590形が1両留置されています。
番線表示標が美濃駅のイメージに合っています。


 

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駅名標はCI使用の新しいものでした。名鉄のCIマーク使用開始は1992年なので、短命に終わってしまいました。


 

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美濃駅の駅舎です。大正時代に建てられたものらしいです。こちらの駅名標は旧仕様のものでした。
なお、現在はこの駅舎とホーム、美濃町線で活躍した車両たちが保存されています。

  

  
あとがき  

今回の区間に初乗車したのが廃止1か月前の1999年3月6日の夕方。滑り込みセーフでした。私の乗車時はお名残乗車の乗客が数人同乗していました。一方、地元客も数人乗っていただけで、長良川鉄道線が並行してはいるとはいえ、地元の「鉄道離れ」による美濃町線末端区間の深刻さを生で実感しました。

 

廃止と引き換えに、新関~関が開業し、長良川鉄道と接続することで廃止区間の代替としました。長良川鉄道の関駅~美濃市駅には中間駅が1駅しかありませんでしたが、新たに2駅開業しました。しかし、美濃町線の利用客減は止まらず、2005年に残された区間も廃止されました…。

 

趣味的には残念ですが、名鉄が1999年まで新関~美濃を維持できていたのが奇跡のように感じました。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
新関駅   名古屋鉄道:美濃町線 (徹明町方面。2005年廃止)  
美濃駅   長良川鉄道:越美南線 (美濃駅まで徒歩5分)  
(1999年3月時点)

  

(参考:Wikipedia)
(『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)・鉄道踏破への道【第6回】より一部抜粋。)