今回は、2007年8月に訪問した米坂線を簡単に紹介します。
現在は写真のキハ52形は引退し、キハ110形や最新のキハE120形が活躍しています。
現在は写真のキハ52形は引退し、キハ110形や最新のキハE120形が活躍しています。
尚、今回の記事は【坂町→米沢】の順に紹介致します(乗車列車:1134D)。
(Yahoo!地図を使用)
米坂線 | 米沢~坂町 | 90.7km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2000年8月 |
再訪問 | 2007年8月 |
今回乗車した1134Dの始発駅である坂町駅です。羽越本線と接続しています。
1134Dは新潟色キハ40形と上写真の国鉄色キハ52形の2両編成です。
私はキハ52形のボックスシートに乗車しました。
私はキハ52形のボックスシートに乗車しました。
坂町駅を発車するとすぐに90度右に曲がり、羽越本線と分かれます。また平地も途切れ、荒川の谷を走ります。関川村に入ると今度は盆地の中の水田の中を走ります。
関川村の中心駅、越後下関駅に着きました。反対側ホームは、かつて構内踏切があったかのような構造です。
越後下関駅の駅名標は旧タイプです。現在はわかりませんが、JR東日本やJR九州の駅に国鉄タイプの駅名標がまだ残っていました。
越後下関から先は、荒川沿いの渓谷に沿って走り、米坂線に於ける車窓のハイライトになります。私が乗車した車両は非冷房のキハ52形だったので、窓を開けて風に吹かれながら車窓風景を楽しみます。越後金丸を過ぎると新潟県から山形県に入ります。そして荒川とも別れ、今度は荒川の支流、横川と一緒にさかのぼって行きます。
再び盆地が広がり、市街地に入ると、線内の拠点駅である小国に到着します。
小国駅で1133Dと行き違いです。"新"新潟色?キハ40形と新潟色キハ52形の2両編成でした。
1134Dは小国駅で長時間停車します。せっかくなので駅の外に出てみました。
小国駅の駅舎です。なかなか立派ですが、駅舎の大きさに反して出入口が小さいのが面白いです。
小国駅の駅舎です。なかなか立派ですが、駅舎の大きさに反して出入口が小さいのが面白いです。
小国駅を発車すると再び横川の渓谷を走ります。
写真は羽前松岡駅です。駅舎はありませんが、雪や寒さをしのげる待合室があります。
写真は羽前松岡駅です。駅舎はありませんが、雪や寒さをしのげる待合室があります。
伊佐領の先で横川とも別れ、明沢川→桜川→間瀬川の順に相棒を次々と変えながら進んで行きます。羽前沼沢~手ノ子間の宇津トンネル通過時に荒川水系から最上川水系に変わり、今度は高度を下げて行きます。
米沢からの折り返し列車がある羽前椿からは米沢盆地に入り、路線はほぼ平坦になります。やがて山形鉄道フラワー長井線と合流してしばらく進むと今泉駅に到着します。山形鉄道はここで乗換です。
今泉を出ると山形鉄道線と分かれ、米坂線は米沢盆地の西の端をひたすら南下します。
羽前小松駅です。以前は米坂線内も快速運転していた快速『べにばな』の停車駅でした。
西米沢は米沢市街の西端にあります。ここから先は米沢市街の南半分を半周して山形新幹線、奥羽本線と合流して、1134Dは坂町から2時間半かけて終着駅の米沢に到着しました。
米坂線の米沢駅は行止まり式の配線です。奥羽本線が標準軌化されたので直通できなくなってしまいました。
2000年8月撮影。画質が悪くてすみません。
米沢駅駅舎です。米沢駅は米沢牛の駅弁が多いです。
米沢駅駅舎です。米沢駅は米沢牛の駅弁が多いです。
米坂線もローカル線の常で、特に全線を通しで運転する列車の本数が非常に少ないです。しかも運転間隔に偏りがあり、4時間以上間隔が開く場合があります。
また、新潟まで直通する快速『べにばな』が1日1往復運転されていますが、快速運転は新潟~坂町のみで、米坂線内は各駅に停車します。
また、新潟まで直通する快速『べにばな』が1日1往復運転されていますが、快速運転は新潟~坂町のみで、米坂線内は各駅に停車します。
米沢での山形新幹線との接続はイマイチですが、奥羽本線の普通列車との接続はある程度配慮されています。
今泉での山形鉄道線との接続は割と良いのですが、乗りつぶしの際はこの駅で乗り換えるメリットはあまりありません。
坂町での羽越本線との接続も割と良いのですが、特急『いなほ』に接続するパターンが幾らかありますので、「青春18きっぷ」利用での訪問の際は注意が必要です。
今泉での山形鉄道線との接続は割と良いのですが、乗りつぶしの際はこの駅で乗り換えるメリットはあまりありません。
坂町での羽越本線との接続も割と良いのですが、特急『いなほ』に接続するパターンが幾らかありますので、「青春18きっぷ」利用での訪問の際は注意が必要です。
ちなみに、東京から「土・日きっぷ」利用のおすすめプランは、東京608(上越新幹線・とき301号)816新潟839(3822D快速べにばな)1131米沢で、米坂線を経由してもロス無く昼までに米沢に到達でき、この先米沢での接続が良くないですが、午後からの時間も比較的有効に使えると思います(2009年5月現在)。
駅名 | 路線名 |
米沢駅 | JR東日本:(山形新幹線) |
米沢駅 | JR東日本:奥羽本線 (山形線) |
米沢駅 | 天元台高原ロープウェイ (白布湯元駅まで山形交通バスで40分) |
今泉駅 | 山形鉄道:フラワー長井線 |
坂町駅 | JR東日本:羽越本線 |
(参考:Wikipedia)