士業・専門家が家族信託・生前対策の集客するために必要な3つのポイントとは!? | 家族信託・生前対策コンサル活用術|斎藤竜

家族信託・生前対策コンサル活用術|斎藤竜

リーガルエステートの代表・司法書士 斎藤竜|士業・専門家がゼロから始める家族信託・生前対策活用術|低単価手続き代行から高収益コンサル業務へ移行するには?

家族信託・生前対策業務に取り組み始め、

セミナーを開催してみたものの、

受注に至らない、

上手く集客ができない、

そんな相談を受けます

 

以前の記事で、

家族信託のプロダクトサイクルが

“成長期・成熟期”を迎えつつある

という話をしました

 

2020年2月時点でも、

家族信託・民事信託というテーマの中で

士業の他、不動産会社、金融機関など

多くの企業が取り組みを始めています

 

注意をしておかなければいけないことは、

知識、情報という部分について

誰もが同じことを伝えることができる状況ということです

 

そのため、

差別化、つまり選ばれるポジションづくりです

これまで以上に選ばれる

“人”という概念が大事になってくるという話をしました

 

では、これから始める人は、

どう取り組んでいけばいいのか??

どのように自社のファンをつくっていけばいいのか

その基礎となる考え方にについて

今回の記事ではお伝えします

 

今回の記事のポイントは下記のとおりです

 

・万人向けのコンテンツは刺さらない

・集客を考えるにあたって重要な3つのポイント

・顧客ニーズを調べる方法とは!?

・まとめ

・今週の気になった記事

 

それでは、どうぞ(^^)/

 

 

|万人向けのコンテンツは刺さらない

 

僕も含め士業・専門家など、資格を目指してきた方に

共通するのが、

資格取得の勉強の中において

法律や税務知識など実務に関する知識は学んでいるもの、

実際の集客や受注ノウハウなど

マーケティングに関する知識が資格取得の受験科目にないため、

集客をどのようにしていけばいいのか

わからないという点があります

 

 

僕も開業当初は、集客方法がわからず、

コンサル会社の言われる通り、

登記、相続、遺言など情報を全て網羅した

カタログのような、

何でもやります、といったような

どこにでもあるようなホームページをつくり、

折込チラシをまき、

広告費を投入し集客していました

 

相続や信託など情報がない地域であれば、

その手法は有効です

ですが、今の時代は、

士業のみならず、

隣接業種も同じような商品を提供しだしています

 

仕事がほしい、そのため、

ターゲットを絞らず、

なんでもやるといった総合病院的な

集客方法では、

“成長期・成熟期”を迎えつつある状況だと

集客できません

 

旧来型のテレビ、雑誌、新聞だけでなく、

WEB、Twitter、YouTubeなど、

そもそも情報が溢れかえっている時代、

自分にあった情報、広告でないと

HPや動画、広告を作っても誰も見てくれません

 

 

|集客を考えるにあたって重要な3つのポイント

 

 

集客を考えるうえで、考える一番重要なポイントは

①    誰に

②    何を

③    どのように

の3つです

 

士業・専門家は、ある程度提供する商品が

相続手続き、遺言、会社設立、企業顧問、賃貸管理など

決まっているので、②は概ね既にある商品となるはずで

そこにアレンジしていけばいい話です

 

そして、③のどのようにという部分も

価格、対応方法接客、実績、スピードなど

個別に検討すべき要素ですが、

先生業の方から相談を受ける要素で、

一番欠けていると感じるポイントが

“誰に”という部分の①です

 

この①の“誰に”という部分が明確に定まっていないと、

いかに続く②③と内容を設計していくことができません

 

この3つの要素の中でも①の“誰に”という部分は

HP、顧客向け小冊子、チラシ、DM、

ブログ、メルマガ、SNS、動画、書籍・DVDの出版など

すべてのコンテンツに必要不可欠な要素です

 

この先、“コンテンツ”という言葉を使っていきますが、

広告に限らず、既に述べたように

HP、自社パンフ、折り込みチラシ、SNS投稿、

DM、メルマガ、動画、名刺など全ての制作物を含みますので、

全てを含むということで読んでいってください

 

顧客は自分が興味あるコンテンツしか見てくれません

 

皆さんも、例えば新聞や雑誌、ネットニュースを眺めて

無意識に閲覧しているコンテンツは、

タイトル(見出し)を読んで、

興味を持ったものであるはずです

 

選ぶ、選ばないの判断基準は

ほぼタイトルで9割決まっています

 

そのタイトルを読んで、実際にコンテンツを読んでくれ、

更に興味を持った方は問い合わせや

メルマガ・チャンネル登録をしてくれます

 

つまり、ここで何が言いたいのかというと

顧客が興味をもつコンテンツをつくらないと

いくら広告費・外注費などを費やしたとしても、

誰も読んでくれないということです

 

万人向けするコンテンツでは

興味・関心を引けません

 

顧客を明確に定め、

その顧客に対してコンテンツをつくるという

発想に頭の中を切り替えていく必要があります

 

今は、情報が溢れすぎているため、

“自分にとって関係がない情報”は見もされないんです

だから、これから広告をうつ、コンテンツをつくるというときは

“誰に対してつくるのか?”という

顧客を意識した作成が必要です

 

 

|自分の顧客を明確に定める

 

顧客が興味を持つコンテンツをつくる、

これを定期的に、

リアル、ネットなど媒体を駆使して活用していくことで

自分のファンをつくっていくことができます

 

興味を持ってくれたファンは、

定期的にその先生が発信する情報を

自分から見に来てくれるようになります

 

コンテンツマーケティングという手法です

 

コンテンツマーケティングとは

顧客にとって価値のある有益なコンテンツで

Webやセミナーなどへ呼び込んでファン化し、

実際の受任につなげていく

マーケティング施策です

 

コンテンツを作るにあたって、

前提として必要なことは

自分の顧客を明確に定めることです

 

 

他の先生からよく質問をいただく内容として

顧客を明確にするということはわかったのですが、

具体的にどのように設定すればいいんですか??

ってよく聞かれます

 

そのとき、僕がお伝えするのは、

自分が過去携わったお客様で

この人ともう一度仕事をしたいと思う人

その人を顧客として設定してくださいと回答しています

 

僕そうだし、皆さんもそうだと思いますが、

いくら支払いが良く、高単価で受注できる仕事でも

嫌なお客さんと仕事をするのは苦痛だし、ストレス感じるはずです

 

取引先に対しての態度が横柄、

先方の都合で、常に電話がかかってきて

夜中でも休みも対応しなければならない、

いちいちFAXや郵送物でやりとりしなければならない、

僕にとってみれば、報酬をいただける仕事であっても

上記のような仕事を僕はもうしたくありません

 

それよりも、過去仕事をしてきて

この人のためなら頑張ろうと想えたお客様を

まだ、そういったお客様がいなければ、

自分の周りをよく見渡して、

こんな人と仕事をしていきたいと思う人、

その人を顧客に設定してみてください

 

その顧客を具体的にイメージして

コンテンツをつくっていくのです

 

例えば、お客様を紹介してくれた紹介元に対しては、

相続の知識の他、

ビジネスで役立つ集客や助成金のコツなども

届けるコンテンツとしては喜ばれると思いますが、

エンドユーザーに対して、

集客や助成金の情報を届けても、

自分にとって必要でない情報のため、刺さりません

 

自分が定めた顧客に対してコンテンツをつくっていく、

そうすれば、その顧客層に近い人に必然的に刺さります

 

僕自身もコンテンツを実際につくっていて、

50~60歳を対象にして作成しており、

やはり、50~60歳の方からの問い合わせが一番多いですが、

そこから外れた40代や70~80代の方も

セミナーや無料相談に来所されます

 

対象にした顧客を中心にそのコンテンツがいいなと

感じていただける方にはコンテンツが響くのです

 

ちなみに今皆さんが読んでいるこの記事も

先日個別に相談を受けた先生に対して書いています

 

きっと、その先生と近い状況の方には刺さっているでしょう(笑)

 

 

|顧客ニーズを調べる方法とは!?

 

では、顧客を明確に定めた後に何をすればいいのか?

 

それは、顧客が普段行動していること、

考えていること、悩んでいることを

具体的に調べていくことです

 

 

士業・専門家はその面では、

常日頃、仕事の中で調査しやすいポジションにいます

 

定期的に顧客と相談、面談しているため、

そこで直接聞いているはずです

 

どんな状況で、

どんな悩みをもっていて、

その問題は何なのか、

そして、その問題を解決する方法としては

どんな方法があるのか、

これらは全て顧客相談、面談のなかでやっています

 

面談を通じて、逆にこちらが知りたいことがあれば、

聞いてしまうこともできます

その内容をコンテンツにすればいいのです

 

僕も定期的に顧客との無料相談や、

士業や専門家の実務や集客に関する相談を受けていて、

その内容を元にコンテンツをつくっています

 

顧客の悩みに対して、その解決方法を伝える

それがまさに刺さるコンテンツです

 

まだ、顧客との面談ができていないという

段階であれば、

自分が定めた顧客が検索しそうな用語をしらべて

ヤフー知恵袋などのQ&Aサイトを調べれば、

質問(悩み)と回答がでていますし、

Googleの検索窓に用語をいれれば、

関連する情報が検索窓にでてきます

その他、本屋に行けば、

顧客が読みたがりそうな書籍も沢山あります

 

調べられるツール、材料はたくさん転がっています

しかも、無料で調べられる時代です

 

あとは調べて、行動するだけです

 

 

|まとめ

 

・“成長期・成熟期”を迎えつつある状況では、万人向けのコンテンツは刺さらない

・集客上、重要なポイントは①誰に、② 何を、③どのように届けるかの3つ

・HP、SNS、動画、広告など全て顧客を軸に顧客が興味を持つコンテンツをつくることが重要

・顧客ニーズは、日々の相談をはじめ、ネット、書籍など各種媒体から調べていく

 

顧客を明確に定めるという視点がかけているため、

万人向けのコンテンツをつくってしまい、

結果、集客できないという状況に陥ることがあります

 

それは、顧客が求めるコンテンツではないからです

最初に自分の顧客を知っておく必要があります

 

次回以降の記事で、

具体的な手法についてお伝えしていきますので、

楽しみにしてください(^^)/

 

 

|今週の気になった記事

 

渋谷区LINE公式アカウントでの行政サービス申請におけるeKYC(オンライン本人確認)の実証実験に、LINE BRAINの技術が採用決定

IT化で激変「渋谷区役所」がスゴい。ビジネスチャットで「言った言わないをなくす」

渋谷区、LINEpayで納付できたり、デジタル化が進んでいる。やはり、民間も地方公共団体もトップが変わると組織が変わるんですね

 

「PayPay」の営業に1日密着 地方で見たキャッシュレス最前線 すでに富士山頂まで配備されていた

PayPay、地方で使えるところがほんと多いと思う。最近、地方に行くことが多いのですが、屋久島だったり、山形だったりこんなところでQR決済できるのっていうところでPayPayが使っている。毛局のところネットだけでは最後の押しができなくて、人の営業力、営業って今後もなくならないと改めて感じます

 

メールマーケティングとは?効果を上げるために知っておきたい7つの誤り

今回の記事で取り上げましたが、なんとなくメルマガをやっている会社ってほんと多いと思う。

 

弁護士の専門・得意分野を簡単に見分けることは可能?~「○○に強い弁護士」という宣伝コピーの本当の意味

よく実際の業界とマーケティング手法を調べているなと思う記事。これは弁護士だけはなく、他の士業も同じ。

 

 

|渉外相続の相談があったとき、何から手を付けますか?

 

近年、グローバル化が進み、

海外に住む方・外国人が日本の不動産を

購入するといったケースも増えてきました

 

もし、海外資産を相続する場合、

どこの国の法律にのっとって相続手続き、

相続税を納税するのか等、

様々な疑問がでてくることと思います

 

「もし相続人が外国にいたら!?

国際相続手続きのポイント」というテーマで、

相続人が外国人の場合や相続人が外国にいた場合、

さらに被相続人に海外資産があった場合など、

あおば司法書士事務所豊田則幸 氏に解説いただきます

 

【生前対策・家族信託コミュニティー~LFT~2月定例会】

もし相続人が外国にいたら!?国際相続手続きのポイント

 

日時 2月19日水曜日13時30分~17時30分

会場 株式会社東京八重洲ホール

※オンライン受講も可能です!

 

★定例会内容★

◎国籍から見る国際法法令適用の判断ポイント

◎海外資産を相続した際の相続・税務手続きとは?

◎国籍別相続手続き 米国・ブラジル・フィリピン

◎日本と海外の財産を所有する資産家の生前対策の提案のポイントとは?

 

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