これまで俺がDJで使っていたATH-PRO5Mk2のヘッドバンドの皮革が剥がれてきたので新しく新調したのがこちら
Audio-Technica ATH-PRO5X
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過去モデルと比べて大きく変わったのが、これまでドライバーが44mmφだったのに対し、40mmφにサイズダウン。
最大入力値が1500mWにアップ。
再生周波数帯域が5〜35,000Hzとなりハイレゾ音源にも対応したことが挙げられる。
以下はATH-PRO5Mk2の仕様。
以下はATH-PRO5Mk3の仕様。
ハイレゾに対応していることは大いに歓迎できるのだが、ドライバーサイズが小さくなったことで音がどのように違うのか気になるポイントである。
まずは開封。
梱包材にひとまとめになっている。
どちらもオーディオ端末に挿すプラグはL字型だ。
後はマニュアルと保証書が同梱されている。
ヘッドホンに挿すプラグはプラグ側の凹みにヘッドホン側のジャック内にある突起に合わせて差し込み、回して固定するようになっている。
正直かなり回しにくいので、頻繁に取り外す方は差し込んでそのままでも十分のように思う。
ケーブルがMk2に比べて細くなっており、これは技術向上によるものかコストダウンなのか、素人の俺には判断がつかないが、ケーブルはやっぱり太い方が安心できるな〜。
様々な曲をそれぞれのヘッドホンで聴き比べてみた。
(バンド、オーケストラ、クラブエレクトロサウンド等)
PRO5Xはモニターヘッドホンらしく高解像度で様々な音が聴こえるようになっている。
幅広い再生周波数帯域ということだからなのか、中高域の音の広がりと抜けが良く聴き取れる感じだ。
PRO5Mk2も幅広く聴き取れるヘッドホンだが、中低域の音に厚みがあり、リズムサウンドが聴き取りやすい。
リスニングの観点からすると、普段クラブミュージックやJ-Popを聴いている身としてはPRO5Mk2の方が音が良いと感じられた。
これは好みの話だが、曲の中核となる歌やメロディーは厚みがある方が俺は好ましい。
しかし、最近リリースされる音楽は数年前よりも前面に出す圧よりも、軽やかで伸びる音色で演奏される音楽が増えている。
(例:EDMブーム以降のハウスやテクノ)
こういった音楽にはPRO5Xの方が良いように感じられた。
.........と、それっぽく書いてみたがこのヘッドホンはモニタリングすることがメインターゲット。
クラブDJで使うには爆音渦巻く中でも確かに聴き取れる遮音性と大音量での視聴が可能なのは前モデルと変わらない。
装着具合は前モデルとほぼ同じ感触。
仕様には重量が同じとなっているが、若干PRO5Xの方が軽いように思う。
そしていわゆるDJヘッドホンとして流通している他メーカーを含むヘッドホン製品群の中でも、比較的安価でありながら高品質であることも変わっていない。
といった具合なので、前モデルと変わらず初心者からベテランにまで幅広くオススメできるDJヘッドホンである。
残念なのは、相変わらずデザインが業務的でスタイリッシュさがないよね。
レビューは以上。
Ed