Akai LPD8 mk2 をSeratoで使ってみた。 | D3 BLOG in 広島

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有名ブランドの製品ながら6000円前後という安値のこちらの製品を買ってきた。

LPD8 mk2


PCでDJをする際のホットキューやサンプラーを操作するサブコントローラーとしてこの製品は使えるのか、前々から興味があったのだ。





パッドの下の部分がカラーLEDが点灯する。



製品を使ってみた過程は後述に回すとして、数多のDJ機材に備わっているパッドコントローラーと比較して使ってみるとこんな感じになった。


・値段が安いのに操作反応がとても良い。
・設定次第でとても便利に使える。
・思っていたよりサイズが大きかったので設置場所を選ぶ必要が多少ある。
・機材初心者が使い方を覚えるにはやや根性がいる、といっていいほど説明書や公式Webサービスがわかりにくい。英語表記が多く必要な人は翻訳を活用しないと難解。
・DJソフト公式機材ではないので、自身で設定する箇所がたくさんある。


要約して言い換えれば、最初の設定さえできれば公式機材なら数万円するものをたった6000円で済んでしまう、とても良い製品だった。



では、検証過程を記述していく。

1.まずは楽器として使う
DJソフトとの設定をする前に、フィンガードラムマシンとしてどんなものなのか、iOSアプリのガレージバンドと接続して、軽く叩いてみた。


(接続にはUSB変換アダプターが必要。)


ドラムをやったことがないので演奏なんてできやしないのだが、適当に叩いてみるとなかなか面白い。

驚きなのが軽く叩いた時と強く叩いた時とで音の鳴り方が変わるのだ。


本格的な演奏録音ができる立派な楽器にこういってはなんだが子供にも勧めやすい"良いおもちゃ"だよ。




2. Serato DJにそのまま繋いでみた。


Serato DJソフトを起動してLPD8を接続するとMIDI設定メニューが使えるようになるので、これを開いてホットキューに割り当てるパッドを押したり、Fxの操作にあてるノブを回して入力していく。






細かいことは後述に回すが、箱から出してPCに繋いだだけでは割り当てることができる個数が少なく、使えるものではない。




3.ソフトをダウンロードして設定再開。


説明書をよく読むと書いてあるのだが、メーカーサイトよりユーザーアカウント登録、製品登録をせよとあり、Program "Editer"をダウンロードせよ、とあるが....


取り組んでみると、アカウント諸々を登録するとinMusicのマネジメントアプリをインストールする流れになり、このコントローラーを使用した音楽制作ができるようなアプリをダウンロードできるようになる。









しかし、このマネジメントアプリでダウンロードできる項目の中に"Editer"というアプリが無い。



で、どこにあるのかというと別のダウンロード窓口にある。




Akaiのホームページ上部メニューバーのDownloadsをクリック。



コントローラーのLPD8 Mk2をクリック




Editing Softwareをクリックするとアプリソフトがダウンロードされてインストールする。


自動ショートカットはデスクトップに作成されなかったので、スタートメニューのアプリ欄からAkaiの項目を探して起動して、ようやくコントローラーの設定ができるようになる。


...日本語のガイド書き直しくれ(ーー;)





LPD8 mk2をPCに接続してEditerを起動するとこんな画面が起動する。


初心者がパッと見て何をすればいいのか、まーじでわからん。

説明書は探せばあるんだろうが、少なくとも製品箱の同梱物にはなかった。




適当に触ってみてわかったが、各項目に割り当てられている数字がコントローラーの操作をした時にアプリに伝達する信号を示しており、各欄をクリックして数字を打ち替えることで送る信号を変えることができるようだ。


Noteは本来楽曲制作時に音符を入力するものなので、数字を打ち替えると右側にある音名(アルファベットと数字)も連動して変わる。


各欄に上から順にCC、PG(Program change) NT(Note)、ONの時の色、OFFの時の色、Channel番号となっていて、それぞれクリックして変更できる。



今回はDJソフトウェアで使うので、信号数字はプログラム毎に被らない数字をあてればいいので適当でいい。



LPD8 mk2はプログラムを4パターン設定できる。

現在コントローラー本体にインプットされているプログラムを"GET"を押して読み出し、信号の変更を終えたら"SEND"を押してコントローラー本体に記録させる。


初期設定だとこの信号の数字がプログラム4パターン共に同じ数字になっている箇所が多かったので、Seratoの操作機能を割り当てる箇所が少ない状態にあった。

よって、4パターンそれぞれの各パッドにあてる数字を別の信号に打ち替える必要があるのだ。



試しに数字と色を適当に変えてみた。





本体に設定が反映されてLEDの色が変わった。



コントローラー右側の8個のノブも設定できるので、Fxやオートループ等の操作も4パターン設定することが可能になる。




4.おわり

まだよくわかっていないことが多いのでこれからWebマニュアルや解説記事等を探して調べないといけないが、PCDJの2デッキ分のホットキュー入力とサンプラーやループの操作ができるようになった。


某DJブランドの製品なら2万から4万円以上するサブコントローラーの役目を6000円のマシンで担うことができるので大変良い買い物だったと思う。

おいおい2台目も購入してDVSでも完璧にPCDJでプレイできるようにしたいものだ。