泳ぐ写真家龍之介 -68ページ目

「ラティーノとサルサ」

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ニューヨークは、

ロックの街でもジャズの街でもありません。

「サルサ」の街です。

彼らのパワーと生命力はすごいです。

体ひとつで不法移民してきて、

子供をつくり、子供はアメリカ国籍を取得、

そして、自分も自動的にアメリカ国民になり、

仲間を増やしていきます。

その彼らのパワーの源泉がサルサです。


ヴィレッジゲートというライブハウスでは、

月曜日はサルサデーだったので、

よく通いました。

ラティーノのこわいおっさんが大勢いて、最初はびびりましたが、

そのうち仲間だと認めてくれて、よくしてくれました。

なつかしい思い出です。


話は変わりますが、

アメリカでは、ラティーノの方が白人より、長生きだそうです。

ラティーノのお気楽なメンタリティとバイタリティ、

人生を楽しむことが何よりだという哲学が

長生きを可能にしているのでしょう。

そういえば、

白人の老人は、よぼよぼな人が多かったのですが、

ラティーノの老人は、みな元気でした。


カラテ道場で知り合ったラティーノの友人の招きで、

ブルックリンにある彼らのコミュニティに行ったことがあります。

朝から、深夜まで巨大なラジカセで、サルサを流しっぱなし。

サルサを食べて生きているではなかろうか?

と思いました。


私は、楽しく、陽気に、人生を楽しんだ方が、人間、勝ちだと、

このときに学びました。




「映画ロケ」

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ニューヨークに、「シアター&フィルム」という公的なオフィスがあります。

ニューヨーク、特にマンハッタンの街中でロケ撮影をするためには、

そのオフィスに届出をして許可を得ないといけないのです。


一度、5番街でロケ撮影をすることになって、

人手が足りなかったので、カメラマンの私が申し込みに行きました。

何事にも、ルーズでアバウトなニューヨーカーのことだから、

相当時間がかかりそうだと覚悟していたのですが、

「えっ スティルの撮影? 、OKだよ!はい!」

と、あっけなくペタンと許可のはんこを押してもらい、拍子抜けしてしまいました。


ロケの総勢が、モデルさんも含めて、6名くらいだったから、

ロケ部隊としては最小ユニットだと、半ば無視されたような感じでした。


あちらの映画のロケ部隊は半端ではありません。

大部隊が移動して戦闘の準備を始めるような雰囲気があります。


映画の撮影は、ライティングやカメラアングルの勉強になるので、

暇だとよく覗いて見ていました。


ちょっと歩道を歩くシーンでも、

幅10m×長さ20mくらいの巨大なライトボックスを

クレーンで吊り上げて、照明していました。

照明機材がとてもユニークで、アイデアに富んでいました。

映画が産業化しているので、

照明機材産業の裾野が広いのでしょう。

うらやましく思いました。


そのころ、


ジェフ・ブリッジスの「フィッシャー・キング」や

ミッキー・ルークの「ナインハーフ」の

ワンシーンの撮影を目にしました。


あとで、映画を観てみたら、

とても自然に写っています。


「あんな照明をしたら、こんな風に写るんだ」

と、とても参考になりました。


スティルの撮影にも、そこで観た照明の技術を

応用したりしています。


理想の「絵」を作るため、

妥協をしない、その姿勢がとても勉強になりました。

「チェーン店」

「米スターバックスの店舗閉鎖、一部コーヒー愛好家は歓迎の声」

というアメリカからのレポートです。


私は、昔から、いろんなジャンルの食べ物やが、店舗拡大、チェーン店化すると、

確実に、味が落ちてだめになっていくのを、目にしてきました。

フードコンサルタントの友人がいて、時々、彼と会って、いろんな店の情報を

耳にしていましたが、彼も同意見でした。


私は、基本的に、個性的な小規模店が乱立している状態が、

消費者にとっては、一番エキサイティングで良いと思っています。


スターバックスも数が増えすぎたと思います。

私は喫煙しないので、最初はありがたかったのですが、

なんせ、コーヒーがまずいのには閉口しました。

ラテ類も甘すぎて、気分が悪くなるし、

いくら、すてきなスペースを提供してくれても、

あの味では、日本で存続していくのはむつかしいだろう。

と思っています。

とにかく、味にも香りにもデリカシーがないと思います。


面白いのは、和食党にスタバを嫌う人が多いですね。

洋食文化の中で、脂っこい、アバウトな味付けで育った人には、

嫌う人は少ないように思います。

まあ、その辺が、スタバが世界を席巻した理由かもしれません。


その点、ドトールコーヒーは、すばらしいと思います。

最近まで、分煙してないところが多かったので、敬遠していたのですが、

最近、分煙が進み、利用することが多くなりました。

ドトールはやはりコーヒーが美味しいです。

それにパンもグッド。

テレビでドトールの舞台裏をレポートしていましたが、

社長の味に関するこだわりは大したものです。

ますますドトールが好きになりました。

店舗の数は多いドトールですが、

それによる、質の低下が見られない

めずらしい例だと思います。