泳ぐ写真家龍之介 -26ページ目

「自己啓発本やセミナーの盲点」

情報商材や、セミナーで
自己啓発が盛んなようです。
お世話になっている、経営コンサルタントの方も
ブログで書いておられますが、
仕事経験や、人脈、知識もないのに、
モチベーションだけ高い人が増えているとか。

彼は、

モチベーションはガソリン。
仕事経験や人脈、知識、は車の両輪、
サスペンションに例えておられます。
結局、どんなハイオクガソリンを満タンに入れても、
タイヤがないと車は走らないのと同じで、
モチベーションやポジティブシンキングだけ高くても、
何も前には、進まないと語っておられます。

私が、とても高く評価しているアメリカ人のメンター
MF氏は、水泳選手として、レスリング選手としても
過酷な練習を続けて、一流まで上り詰め、
事業で、何度も失敗した経験をお持ちです。
彼の啓発本は、その経験なくしては生まれなかったわけで、
彼の言わんとしているところは、
やはり、
彼同様、ある程度修羅場をくぐっていないと
本質的なことは伝わらない。ということだと思います。

しかし、

そんな事を言っていたら、彼は商売にはならないので
「誰でも~ヶ月で成功する」
なんてタイトルが付いていますが、
それは受け取る側の経験値や知識次第だということは
彼は分かっているはずです。

その証拠に、

「私は喉の乾いたあなたを水辺まで案内しますが、
水を飲むのはあなたです」

と述べています。

結局は、自分で目標を持って、
試行錯誤を、時間的に、ある程度続けていて、
艱難辛苦、様々な経験をしている人にとっては
セミナーや自己啓発は、
「光」となる可能性が大だと思います。

しかし、

それだけで、未来が開けると信じていると、
失望の方が大きいと思います。

セミナー、自己啓発は
受け取る側の人間のキャパシティで、
大きく、その成果が違ってくると思います。










「続・トリビア〜剣闘士」

剣闘士と言えば、ローマ帝政時代に
円形闘技場で、一対一の殺し合いをして
観客の目を楽しませていたと考えられています。

映画の「グラディエーター」等でも、そのように描かれていますが、
実は、それは事実ではないそうです。
実際は、どちらかが、倒れたりして、勝負がついたと思われた時点で
試合は終わりで、軽いケガを負うくらい。
剣闘士は、一種の公務員扱いで、
手厚く保護されていたそうです。

また、現在のイタリア出身の剣闘士は少なく、
その多くは、セルビアやクロアチアなどのバルカン半島諸国の
出身だったそうです。
主に、その地域で労働に従事していた奴隷の中から
才能のある屈強な若者が選ばれて
ローマに連れて来られ、
地獄の特訓を施されたということです。

現在、もっともそれに近いスポーツはなんでしょうか?
多分、それは水球でしょう。
イタリアには、水球のプロリーグがあって、
サッカーに次ぐ人気を誇っています。
選手の多くはセルビアやクロアチア出身の巨漢で、
ラフプレーで、プールが血に染まることもたびたびです。
イタリア人は、もともとこういう見せ物が好きなようですね。


「トリビア」

「トリビアの泉」という、面白いテレビ番組がありました。
一般生活に役に立たないような、面白い知識が紹介され、
楽しみにしていました。

私の経験では、一般生活や経済活動、
世渡りに役に立つ知識というものは、
実に面白くなく、どんなに金になると言われても、
まず、知識を学ぼうという気さえでてきません。

しかし、

誰が見ても、なんの役にもたちそうにない知識は
本当に好奇心をそそるものが多いと思います。
私の本棚は、そんな関係の本ばかりです。
そんなトリビア的な知識の極めつけの本があります。
「Ever wonder why?」
という本で、
誰でも知っている現象や、常識、祭日記念日等にまつわる話、etc
の由来や、理由を、集めた本です。
結構、「え~そうだったんだ」、いう内容があって、
面白い本です。

クリスマスが近いので、
その中から、一つ紹介します。

実は、
クリスマス12月25日はイエス・キリストの誕生日ではありません。
ローマ帝国のコンスタンティヌス帝が、
キリスト教をローマ帝国の国教にしたときに、
記念日として定めたのが、12月25日だったのです。
イエス・キリストの誕生日は、不明です。

もともと12月25日は、
ローマの守護神であるミトラスの記念日で、
このミトラスというのは、
古代ペルシア帝国のミトラ神に由来していると言われています。
それが、キリスト教が国教として迎えられたときに、
イエス・キリストの誕生日として
引き継がれた、というだけの話なのです。

ですから、クリスチャンにとっては
クリスマスは、
復活祭ほど意味のある記念日ではありません。

クリスマスを商売にしている人の方が、
クリスマスを待ち遠しく思っているかもしれませんね。