「Tバッグのおにいさん」が
私が通っているスポクラ(コナミ)のプールに出没します。
きわどいTバッグだと、クラブからクレームがつくと思うので、
多分、
クレームぎりぎりのTバッグなのでしょう。
それにしても、
プールから上がろうとして顔を上げたら、
Tバッグがズームアップ!
で視界を遮っていたのにはあせりました。
私は、
仕事柄回りにオカマやゲイのスタッフが多いので、
その手の人は瞬時に嗅覚で分かります。
そのおにいさんは明らかにゲイで、
プールに来ても泳ぐわけでもなし、
プールサイドをうろうろして、
わけのわからないデモンストレーションをしています。
彼氏を探しに来ているのでしょうか?ナルシストなのでしょうか?
そのおにいさんのうわさは広まっていて、
彼が登場すると、皆がざわついて、顔がひきつるのが、とてもおかしい。
コナミでは、タトゥー(刺青)の人は入会できないほど、
風紀というかクリーンなイメージを大事にしているのですが、
「オカマとゲイの方は入会をお断りいたします。」
なんてことは言えないでしょう。
第一「オカマとゲイの定義」がむつかしい。
「斜に構えているから」、「小指を立てるから」「男に色目を使うから」
なんて理由で入会を断ることはできません。
あるメンバーがコナミ側に「なんとかしてくれ」
とクレームをつけたということですが、
「腰をくねくねしないでください」なんて言えるわけないし、
なんと言ったんでしょうね?
とても興味があるところです。
回りの喧騒をよそに、
今日も「Tバッグのおにいさん」はプールサイドを闊歩しています。
「私の所属するマスターズチームは、」
スピード、経験によってA~D、
もしくは、
A~Cに分かれて練習しています。
私は大体、Bチームで練習していますが、
スピード的にAチームでもやっていけないわけではありません。
しかし、
余裕をもって、楽なペースで練習をした方が
自分にとっては結果が良いと思っているので、
無理はしないことにしています。
それにここだけの話ですが、
キックが恐ろしく遅いので、
恥ずかしくて、Aチームに参加すると練習の進行を妨げるのではないか?
と恐れているのです。
Bチームでは先頭を切って泳いでいますが、
AチームではWR保持者のS嬢が先頭を切ることが多く、
25mダッシュでは、思わず張り合ってしまいます。
あたりまえの話ですが、「速い!」。
併泳しながら、横目で泳ぎを観察しているのですが、
とてもバラスが良く、生まれつきのスプリンターです。
彼女は幼少期から競泳をやっているそうですが、
スプリントはある意味で素質の世界です。
幼少期に水泳を始めた方でなくても、
素質があれば、
25m、50mでは、かなりのレベルまで伸びると思います。
事実、同じチームにもそのような方がいます。
また、スプリントの才能がなくても、コツコツと練習を重ね、
長距離のタイムを伸ばす方もいます。
マスターズチームに参加して、はじめて、
20~40で水泳を始めた方々と練習をしたのですが、
努力や才能によって、記録を伸ばしている様子を見ると、
人間の能力とは不思議なものだと思います。
きっとそういう面白さがあるから、
わざわざキツイ練習に耐えながらがんばれるのだと思います。
「本日は大会前でチョイスが多いメニュだった」
ので、バカフライの練習を中心にしました。
バカフライとはバタフライのこと。
学生時代にコーチから
「お前のバタフライはバカフライだな、アッハッハ!」
と笑われたことから、
私のバタフライはバカフライと呼ばれています。
当時は力任せに大きなストロークで津波を発生しながら泳いでいたので、
バカみたいに見えたのでしょう。
しかし、
50を過ぎてからは、私も賢くなりました。
いかに、省エネで、楽に、それなりに速く泳ぐかを追求しています。
それで、特に初心者の方にお勧めなのが、
ストロークを短くして(約半分に)、
足を使わずにぴょんぴょんはねる様にして泳ぐ練習。
コツはリズミカルに、体が沈む前にすばやくリカバリーすること。
水面をぴょんぴょんはねるイメージで泳ぐと、スムーズに泳げます。
この練習をしてから、キックをしていくと、
うまくシンクロします。
それで、私の場合、
ワンストローク・ワンキック。
ツーキックより俄然楽で、
慣れるとタイムも変わりません。
今日は以上のようなプロセスで練習しました。