風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -73ページ目

紫に染める煙草の煙、地から湧き続ける人々のざわめき、光と闇、赤と黒、夢と幻
アルコールと音の洪水

昨日と明日の狭間、数分前と数秒後の間に存在する刹那

見てきたものとまだ見ぬものと、今、確かに目の前に見えているはずのもの
時に、デジャヴュの戸惑い

得てきたものと失ったもの
歓喜と茫然、手の届かぬ遠い声

戻れない昨日、戻れないあの日

座りの悪い場所でひと時の微睡(まどろ)み

「テキーラをオンザロックで」
オーダーの声は騒音にかき消されて、ざわめきの中に埋没する

明日はどこにあるんだろう


昨日の夢 オレンジ色の陰り
今日の夢 沈黙の気配支(しめ)す

アルコールの川をゆっくり渡る
ながぐつのリズム 心で酔いましょう

鉛の指から流れるメロディ
激しく染める光の渦

灯りの色が奏でるブルース
やさしく泣いてる吐息に甘えさせて


節操もなく色んな音楽を聴くけれど、この一曲と問われれば、僕は迷わずこれを挙げます。

アルコールを片手に、夜更けにひとりで聴いてほしいかな。

作詞:中納良恵 
作曲:中納良恵/森雅樹
色彩のブルース/EGO-WRAPPIN'



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真珠湾攻撃の日に寄せて

1941年(昭和16)12月8日、日本海軍の機動部隊が、ハワイ真珠湾に集結していたアメリカ太平洋艦隊を奇襲攻撃した。これにより大東亜戦争(太平洋戦争)が始まった。

しかし、実のところ真珠湾に米軍の主力はおらず、旧型の戦艦が主だった。空母に至っては無傷だった。



日本が卑怯者扱いされる真珠湾攻撃は、宣戦布告無しの奇襲などではなかった、という話はここではやめておこう。

あの当時、日本に「宇宙戦艦ヤマト」があれば勝てただろうか?
さすがに一隻では無理か……。

大和は4月6日15時20分に出撃した。艦艇は10隻、第二艦隊旗艦大和以下、軽巡洋艦矢矧、駆逐艦冬月・涼月・磯風・浜風・雪風・朝霜・霞・初霜。

主砲は世界最大の46センチ砲で、速力はこの規模の戦艦では驚異といえる27ノットを誇った。

大東亜戦争(第二次大戦)では戦艦同士の砲撃戦から、空母と航空機を主体とした戦いに時代は移り変わっていた。

それを考慮しないで造られた大和は、無数の航空機の爆撃に晒され、自慢の46cm主砲が活躍する機会もほとんどなく、海に散った。

九州沖の海底に眠る戦艦大和と、3.000人あまりの乗組員の冥福を祈る日としたい。

「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって、真の進歩を忘れていた。敗れて目覚める。それ以外に、どうして日本は救われるか。今、目覚めずしていつ救われるか。俺たちは、その先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか」

─元大和乗組員著「戦艦大和の最期」─

さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト


宇宙戦艦ヤマト 組曲 指揮/宮川泰


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「おらあよ、でっけえことするからな。ニシン捕ってよ、でけえことをよ」
男は口にくわえたスルメを引きちぎった。

「あんた、大きいことなんてしなくていいんだよ。ニシンなんて博打だよ。悪いこと言わないからさ」
女は正座したままにじり寄る。

「何言ってんだおめえ。楽に暮らせるようになるんだぜ。やりてえことなんだって出来んだ。ニシンがよ、バンバン金を生むんだぜ。小樽によ、オタモイ岬によ、でっけえ御殿建てるんだぜ」
男はスルメを振り回す。

「あたしは今のままで充分だよ」

「うるせえんだよ。ニシンはよ、探さなくたっていいんだ。知ってるか? ニシンの居場所は海鳥(ゴメ)が教えてくれるって知ってんのか? 
ゴメがたかって鳴きゃ、その下にニシンの群れがいるんだ。簡単じゃねえかよ。おめえは番屋で飯でも炊いてりゃいいんだよ。
それによ、誰だと思ってる? 俺だぜ、俺がやるんだぜ。おめえ、俺を誰だと思ってんだ」

「そうじゃないよ。そうじゃなくて……」

「けっ! くそ面白くもねえ女だな。男の夢も分からねえでよ」
「あんた。あたしはね、あんたのそばにいられればそれでいいんだよ。ねえ、貧乏したっていいじゃない。二人してまっとうに働こうよ。ね、子供つくってさ、仲良く暮らそうよ」

「俺はよ、やりてえようにやるんだ。おめえ気分悪りいんだよ。ほら、酒持って来いよ。酒だ!」

「あんた……もう、お酒を買う金がないんだよ」

石狩挽歌/北原ミレイ



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ヨハン・パッヘルベルのカノンは、ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルがバロック時代中頃の1680年付近に作曲したカノン様式の作品である。

「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」(独: Kanon und Gigue in D-Dur für drei Violinen und Basso Continuo)の第1曲。

この曲は、パッヘルベルのカノンの名で広く親しまれており、パッヘルベルの作品のなかで最も有名な、そして一般に知られている唯一の作品である。

しばしば、クラシック音楽の入門曲として取り上げられる。また、ポピュラー音楽において引用されることも多い。
卒業式や結婚式、離任式のBGMとされることもある。


─Wikipediaより─

ヨハン・パッヘルベル
発音すると、なんかもう、息吐きまくってるようなゼエゼエ感が漂うのは僕だけでしょうか。

今日はカノンを載せようと思っていろいろ聴いたけど、これがいいな。なんか優しい感じがして。
オーケストラのカノンもいいけど、ピアノはまた格別ですね(^^♪

横内愛弓さんて知らなかったけど、アメーバにいらっしゃるようです。
後でコメント入れとかなくちゃ。

横内愛弓さんのプロフィールは、そのうち僕のブログに載るような気がします。

さて、今日はこれを聴いて寝ることにしよう。

パッヘルベルのカノン/横内愛弓


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これが本当の通りすがりなのか、打ち合わせ通りなのかはわからないけれど、いいなあ。

で、このジャズ、なんてタイトルだっけなあ……。

っていう、みなさんへの質問です。


通りすがりの謎の老人と驚異のセッションinパリ



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フラッシュモブ(英: flash mob)とは、インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせ、雑踏の中の歩行者を装って通りすがり、公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンス(ダンスや演奏など)を行って、周囲の関心を引いたのち解散する行為
─Wikipediaより─

フラッシュモブ関連、最近好きでよく見ています。
この頃は仲間同士でやっているフラッシュモブも多いのかな?

あとは、街頭での弾き逃げも楽しいな。
音楽って、いいなあ。

ところで、フラッシュモブでのプロポーズは嫌われるようですね。うん、確かに、あざといとまでは言わないけれど、断られることをまったく想定していない押しつけがましさが嫌ですね。

突如街中でスターウォーズのテーマがかかるフラッシュモブ


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放送禁止歌でパッと浮かぶのは、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」かな。

発表後間もなくして歌詞の中に差別用語として扱われる「土方」(どかた)「ヨイトマケ」が含まれている点などから、日本民間放送連盟により要注意歌謡曲(放送禁止歌)に指定された事でそれ以降民放では放送されなくなる。2000年前後から徐々に再評価が高まり、テレビでも放送されるようになる。
─Naverまとめより─

放送禁止用語ってたくさんあるんでしょうね。
「めくら蛇に怖じず」はどうなるんでしょう。
まあ、放送してはいけないのでしょうね。

言葉狩りをする前に、やることはあるではないでしょうかね。
東京は、足が不自由で車いすに乗っていた僕の母みたいな人たちに優しい街でしょうか。

あえて書いてみると、
めくらの人たちに優しい街でしょうか。

耳の聞こえない人たちに、優しい街でしょうか。

差別用語を規制するのは間違っているというのではないのだけれど、それより先にやることがあるだろうって思うのです。

話は戻って、放送禁止歌になるのって最近はあまりないのかな。

吉田拓郎にもありましたね。
「つんぼ桟敷」が放送倫理コードに触れるという理由でレコード会社の自主規制により廃盤になりました。

つんぼ桟敷←意味はこちら。

テレビはいったい誰のためのもの
見ている者はいつもつんぼさじき

気持ちの悪い政治家どもが
勝手なことばかり言い合って
時には無関心なこの僕でさえが
腹を立てたり怒ったり

そんな時、僕はバーボンを抱いている

どうせ力などないのなら
酒の力を借りてみるのもいいさ
こうして今夜も原宿ペニーレインで
原宿ペニーレインで飲んだくれてる

ペニーレインでバーボンを 
ペニーレインでバーボンを
今夜もしたたか酔っている

「つんぼ桟敷」が耳の聞こえない人たちを馬鹿にしたり差別したりする意味ではないことは明白です。
これを自主規制したレコード会社の感性を疑います。

でも、こんなことが好きな人も周りにいそうですね。
重箱の隅を楊枝でほじくるような人。
そんな人って、なんだかメモ書きが好きですよね。

○○を○○した人は誰ですか。
みたいなメモを張りまくる、犯人探しが好きな人たち。
それって、少し病んでるんじゃないかなあって僕には思えるのです。

では、いまだにCD化されないこの曲を。

ペニーレーンでバーボンを/吉田拓郎



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「うーん、やっぱり知らない人だねえ」美佐枝は眼鏡をはずして裕史を見た。

「何で知らない人がピクニックに混ざってるの? おかしいじゃない、すぐ後ろに立ってるのに」裕史がぶるっと体を震わせる。
「やだよ、お墓だからって幽霊が写ってたりしたら」裕史の声に美佐枝もぞっとする。

どれどれ、と同じく眼鏡を掛けて覗き込んだ母が、あーっと呟いた。
「これ、幽霊だわ」

「いやだあ」上半身を寒気が走り、美佐枝は両の二の腕をさすった。
「美佐枝、よく見てごらん。お前のおじいちゃんとおばあちゃんだよ」

手に取ったアルバムをじっと見た。
「あ、若いころの?」
「うん。若いねえ。何かを知らせに来てたんだろうかね。でもさ、あの頃写ってなかったわよね。写ってたら大騒ぎよね」

「美裕が笑ってるよ。ん? なに?」
「なに、何のお告げ?」美佐枝は前のめりになった。

「遊びに来てただけだって。どうやら美裕は写真を見たときにわかったみたい」
「幽霊の正体見たりだねえ。ほんとに幽霊だけど」母が懐かしそうに写真に見入っている。

「あ、そうだ」母が写真から顔を上げた。
「あたしんちにさ、裕江の小さいころから、ヒロちゃんを生む前までの写真があるんだ。その中にこの幽霊たちが写ってるよ。だから今度持ってくるからさ。それとさ」
ふぅっと息を吐いて、声を小さくした。

「さっき美佐枝が口にしたけど、父親捜しはやめなさいよ。孝史って名前を知っただけにしておきなさい。ヒロちゃんを我が子として育てた健司さんが悲しむし、あたしももう手がかりなんてないんだから」

裕史は小さく何度も頷いている。初めて実の父の名を聞いてどんな思いでいるのだろう。

「その写真に孝史さんも写ってるよ。でもね、見るだけにしときなさい。ヒロ君を捨てたわけじゃないからね。美佐枝が、あたしが育てるって強硬に言い張った結果だから」

祖母の言葉を美佐枝は引き取った。
「男手ひとつで子供を育てるのは大変だよ。それにね、孝史さんが再婚したら、裕史が継母に育てられることになる。それも不憫だしね。でも、手紙がね」美佐枝は母を見た。

「うん。それこそ血を吐くような手紙だった。あたしたちもね、むごいことをしてしまったって心が痛んだんだけどね。それはそうよね、奥さんと子供をいっぺんに失ったんだから。でもさ、最後には、裕史をお願いしますって、頭下げてさ」

息子の裕史にとっては遠い遠い昔のおとぎ話。けれで美佐枝にとっても母にとっても、それはついこの間のこと。

はぁー、母が静かに長くため息を吐いた。
「今は幸せに暮らしているといいんだけどね」


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君も見聞きしたことがあるだろうけれど、世の中に凄いなぁっ人がいる。
もう、スーパーマンかってぐらいの人がいる。

そのパワーたるや、君や僕なんて瞬時に踏みつぶされそう。
凄いは尊敬の対象だけれど、立場や角度を変えると脅威になる。
けれど、ほんとに凄い人なんていないんだ。

みんなおんなじなんだ。
みんなお母さんのおなかの中から生まれてきた、無力な赤ちゃんだった。

君がすごいと思った人は、それなりに努力をしただろう。うまく波にも乗っただろう。
でもね、けっして凄くはないんだよ。

怒鳴り声が聞こえたって怯むことはないんだ。恐れることなんてないんだ。
弱い犬ほどよく吠えるってことわざは当たってるんだよ。
静かに堂々としている犬ほど、力があるんだ。

これがね、いい加減な奴だけど、君より長く生きた僕からのアドバイス。

この世の中に、君が学ぶべき人はいても、君を脅(おびや)かすほどの凄い人なんて、いないんだ。

君は地上で唯一の君なんだ。代わりはいないんだ。
胸を張って、王者でいてください。

君が君らしくありますように。


唇をかみしめて/吉田拓郎



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生身のからだに鋼の刃が突き刺さり
流された血が夕陽に染まって乾いてゆく時
明日にでも雨が降れば血痕は洗い流される
だけどぼくらの心を襲ったものは いつまでも消え去りはしない

ことによるとこの最終的手段は
暴力は何の解決にもならず
行かれる星の下に生まれた者たちにはなす術がないという
一生かけて主張をねじ伏せるものだったのかもしれない

人というものがこんなに脆いとぼくらに思い知らせようと
いつまでもいつまでも雨は降り続けるだろう
まるで星が涙を流しているようだ
いつまでもいつまでも雨は降り続けるだろう
人というものがどれほど脆い存在か
 
訳:中川五郎 CD『ナッシング・ライク・ザ・サン』より

悲しいかな、人は争う生き物だということは、歴史が、また現代が教えている。
そこに神の意向が働いているとはとても思えないけれど、愚かしくも争う生き物だということはもう充分に分かっていることだ。

僕たちの周りには平穏が満ちているけれど、それを手にできない人たちも、世界には多くいる。

僕たちはいつまで、サイレント・マジョリティに甘んじているのだろう。

雨は降り続けるだろう
まるで星から涙が流れ落ちるように
雨はこう言い続けるだろう
人はどんなにはかないものかを

昨日アップした『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』があまりにも有名なため、ちょっと陰に隠れてしまっている感はあるけれど、これもまた、名曲ですね。

Sting - Fragile



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