富士登山に向けた登山練習の最終段階。
リハーサルとして3,000m級の山にトライ。
私が1番心配なのは高山病・・スキー・スノボである程度の標高は経験しているけど、3,000mは未知の領域ですもの。
という事で、簡単に登れる3,000m級の山、乗鞍岳に決定。
なぜ簡単に登れるかって、標高2,702m地点までバスで行けるから
富士山と同じでマイカー規制があり、マイカーで行けるのは『三本滝』というバス停まで。
駐車場もあるので便利です。
この写真は前日入りした時に撮影。
夕方に着いて、イッチーのラントレをしました。
ラントレは、標高1,500mくらいの場所にある宿から、標高1,805mの三本滝バス停まで約7kmの登り。
私は車で、途中1ヶ所で撮影。
明日登る乗鞍岳がキレイに見える場所で
そして最終地点の三本滝駐車場で待つ。
しかしイッチー、下りも走る気分になっちゃって車に乗らず下りもラン。
ロードだと下り、はっや!!
あっという間に到着。
夕食に行きたいんだけど、イッチーがビショビショなので着替えてくるのを待ち、近くのお店へ。
山菜ピラフとスープ、美味しかった
空を見ると、星キレイ
iPhoneで撮ってみたら、クッキリ写る
北斗七星しっかりわかる
14Proやるじゃん。
この日は満月でした🌕
満月は明るすぎてキレイに撮れなかった
月なんだけど、朝日みたい。
そして翌朝、早起きして7時前には三本滝バス停着。
始発は7:15・・と思っていたら・・
平日は8:15が始発だったー
せっかく早起きして来たのに1時間待ち。
もう三本滝から登る?と考えたけど、いやいや、プラス3時間くらいかかるから、この時間からじゃ帰りのバスの時間も心配。
時間を気にしながら急いで登ったら余計に高山病リスクが高まるし練習にならない。。
大人しくバスを待って、この時間は標高に慣れる時間と思う事にしよう
バス停周辺でお花を撮影したり(イッチーはずっと車でゲーム)して、1時間後ようやくバスに乗り目的地へ。
位ヶ原山荘前バス停で降りました。
降りたのは私達だけ。
皆さんだいたい1番上の畳平まで行くんですね。
位ヶ原山荘前から登ることにしたのは、富士山五合目とほぼ同じ標高だから。
そして乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰が標高3,026mで、宿泊予定の山小屋とほぼ同じ標高なんです。
まさに富士登山1日目そのまんまの標高リハーサル。
剣ヶ峰への登山道は富士山に似ているとの話も聞いたので、ちょうど良い
位ヶ原山荘前から、まず目指すのは肩の小屋口。
ルートマップ (スタート・ゴールがマップの表示と逆です)
位ヶ原山荘前バス停から少し道路を歩くと、登山道の標識がありました。
ここから山に入ります。
ゴツゴツ岩が続く。
たまに本当にこの道で合ってるのか不安になるくらいの樹林帯。
癒しは植物。
ゼンマイみたいなシダ植物、モフモフで可愛い
なんてのんきに登っていたら、雪!!!!!
斜面に雪・・数メートル・・滑り落ちたら大惨事。
ドキドキしながらザクザクつま先を刺して四つ這いで登り切りました
うっそうとした森から開けた所に出ると少しホッとする
登山道というけど、道という道はないので、岩に描かれた矢印や木に結んであるリボンを目印に登ります。
突然現れた雪渓
今度のは数十メートル下まで続いてる・・
ここを横切る・・雪渓トラバース初体験。。
けっこうな急斜面、滑り落ちたらと思うとゾッとしますが、前に歩いた方の足跡に沿って、慎重に渡り切りました。怖かった
そしてまた岩場を登って行きます。
たまに水たまりが・・めっちゃ透明
湧水?雪解け水?流れはありません。
イッチーは1回滑って左足ドボンしました。
冷たそう
しばらく登ると道路にぶつかるので、一旦道路に戻ります。
ホッとする・・
また少し道路を歩くと登山道への看板がありましたが、『この先、肩の小屋口まで残雪と雪解けによる沢の増水で歩きにくいから慣れない方は道路からどうぞー』的な注意書きを見て、先程の雪渓の事もあり、ビビって道路を行く事にしました(これがナイス判断だったぁー!と後々心から思います)。
道路沿いに雪の壁!!
並んでもらうと高さがわかりますねー
登山道の方がショートカットなんだけど、道路は景色も良いし快適〜
全部が道路歩きじゃつまらないけど、しんどい道からの途中道路はフツーに嬉しい。
道沿いにもいろんな見どころがありましたし
雪解け水でできた大きな池。透明〜
そして大雪渓が見えてきました。
8月でもスキーが楽しめるそうです。
リフトはないですよ。
皆さん1回ごとにスキーを脱いで登っていました。
その付近に、道路を選ばなければ登って来るハズだった登山道からの出口がありました。
・・川やん!!!!!
雪解け水で増水してジャブジャブコースになっていました。
これは水濡れ必至・・冷たかろう!!
道路から来てホント良かった!!
肩の小屋口バス停からは、大雪渓の横を登り『肩の小屋』を目指すコース(こちらもスタート・ゴールの表示は違います)
肩の小屋口バス停付近のゴールと書いてある場所から緑の登山道を登り『肩の小屋』、そしてマップ左上の『剣ヶ峰』へ。
スキーヤーを横目に、ガレ場を登る。
途中、また雪渡り。
ここはそんなに急斜面じゃないし、滑っても大雪渓に続いているのでそんなに怖くはない
雪が残る場所もあるけど、春の訪れを感じられる所も
可愛い花がいっぱい
ハチが花から花へ
そして『肩の小屋』に到着!!
着いたのは裏手側でした。
畳平から来る側が表側、小屋の入口がありました。
裏手側にもテーブルとベンチがあったので少し休憩。
前回、補食を怠っていたら手がパンパンに浮腫んだので、今回はこまめに栄養を摂りながら、水分も十分に摂りながら進みました。
塩タブレットやゼリー、ひとくち塩羊羹や、私の大好きな茎わかめ、イッチーが山で食べたいNo.1のビーフジャーキーなどを休憩ごとに食べました。
ここでしっかり休んだら、いよいよ剣ヶ峰までの登山!!
こちらから、ほぼガレ場です。
大きな岩だらけ。体幹使って登りましょー
この辺ですれ違った方が「位ヶ原でバス降りたよね?」と、覚えていて話しかけてくださいました
「はい!」と言うと、「速いねー」と笑いながら下りて行かれました。
うーん、ゆっくり登ってるハズなんだけど、まだ速いみたい。
気付くと前の登山者さんに追いついて抜いてしまう。
富士山では人がもっとたくさんいるから合わせていれば大丈夫かな
登りが途切れた時に突然見える権現池、キレイ〜
広くなっているので、ここで休憩しました。
眺めが良いとおやつがより美味しい
この時、どこかの中学生がみんなで山頂目指して登っていました。登山も授業の一環なんですね。
3つの集団に分かれて登ってたから、3クラスなのかな?晴れてて良かったね
頂上で団体さんとかち合わないように、ゆっくり休憩しました。
もう頂上は見えています。
この赤岩、ドライガーデンに欲しいなぁ
今いる蚕玉岳から稜線を歩いて、剣ヶ峰まで最後の登り。
頂上小屋。
ドリップコーヒーがいただけるみたい。
今回は寄らず。
剣ヶ峰、3,026m登頂〜
めっちゃ良い天気で、遠くにアルプスの山々がキレイに見えました
頂上は肌寒かったです。
でも頭痛にならなかったし、とりあえず富士登山初日はクリアできそうね
この先の標高練習は無理なので、あとは本番頑張るだけ!!
さぁ気をつけて下りましょう。
頂上を振り返る。
鳥居が見えます。
神社があるんですよ。撮影禁止なので写真ないですが、しっかりご挨拶して来ました。
肩の小屋まで下りたら、肩の小屋口バス停から登って来た道を戻るのではなく、畳平へ向かいます。
ここからはハイキングコースなので道が良い。
ずっとこんな道。
登山感ナシ。
行きのバス、畳平まで行かなくて良かったー、これじゃーつまらない、物足りない!!
位ヶ原山荘前からしっかり登山できて良かったです
登ってきた山を見上げて「あんな所まで行って来たんだなー」と思う。
不消ヶ池。
雪が流れ込んでます。
畳平のバスターミナルや山小屋が見えて来ると、鶴ヶ池が見えます。
ブルーがめちゃめちゃキレイ
池の周りをぐるっと歩くと乗鞍バスターミナル。
バスの時刻がね、、13:05の後15:05までないのよ。
13:05のバスが行ってしまった直後でした。
んー?また相当巻きだったな、、始発の時間を間違えたので、13:05は全然間に合わないタイムスケジュールだったのに。1時間くらい巻いてる。
ネットに出てるコースタイムって一体どれくらいのペースなんだろう
とりあえずお昼ご飯。
ゆっくり食べてもバスまで時間はたっぷり。。
バスターミナルの目の前に『魔王岳』という山が。
15分で登れるらしい。
めっちゃ階段だけど・・行ってみたくなっちゃった
GO〜
少し登ると池が見えました。
この先も長い階段。
ここまで270段くらいありました。
すぐ着いちゃったー。
バスターミナルが見えます。
右側の建物の前のベンチにイッチーいる。
豆粒のようだ。服が緑だし。笑
なんかさらに先に進めるぞ?
アレ登ったら向こう側の景色が見えるなーと思ったら登りたくなりました
登ったらこっちも魔王岳じゃん。
よく見たらさっきのは『魔王園地』でこっちが魔王岳山頂だった
登った分、さっきより少し標高が高くなった
そして気になっちゃった『向こう側の景色』
すごい山がいっぱいあるね。
アルプスの山々、カッコイイ
さらに先に進めそうだったんだけど、キリがないので我慢して戻りました。
太陽を浴びながら歩いてポカポカで戻ったら、イッチーが寒い寒いって言って温かいコーヒー買ってた
乗鞍岳、どこでバスを降りるかで登る距離を調整できるし、畳平から簡単に登れる山がいくつかあるので、気軽にハイキングしたい方も、楽しみ方いろいろです
無事、三本滝までバスで戻り、長い道のりを帰りました
下界は蒸し暑いぜー!!と文句を言いながら
イッチーもMOVE×MOVEのInstagramに写真いくつか載せてるので是非そちらもご覧ください