1450年頃、ヴェネツィアにIl codega(コデガ)という職業が誕生しました。この職業は、日本で云うところの水先案内人ならぬ、道先案内人です。

ヴェネツィアでの夜間の襲撃や強盗の増加に対し、総督によって提案されたそう。

最も暗い街にいる人々に光(ライト)の使用を義務付ける法律が承認されました。
承認により、ヴェネツィア人は夜間に道を照らす蝋燭、ランプ、そして小さなランタンを持って街を歩く習慣が身に付きました。 

そして、貴族などは、自らランプを持つことはなく(貴族ですもの😂)、安全の為にもランプ、ランタンを持って家まで同行してくれる「🏮光の案内人🏮」を雇う様になりました。

この「🏮光の案内人🏮」がコデガです。 





先日、

突然のお義父さんからの電話。 

主人の弟が倒れたことを知りました。

連絡待ちをしてましたが、
連絡が来ないのが気になり、勝手とは思ったが、夜には切符を手配し、翌朝宮崎に行くことを決めました。 

 が、残念なことに、私が宮崎についた時には、

もう病院のベッドには既にいない状況でした。 


安置所で眠る義弟の顔は、 

穏やかで綺麗で、

寝ているようでした。

そして、お棺のなかに愛煙してたキャメルを

お父さんに入れてもらい旅立ちました。 


 が、義弟が天国にいって迷うことはないでしょう。 

だって、天国には主人(兄)がいます。

 主人は、

必ず弟の為に🏮コデガ🏮になるでしょう。

 怖がりの主人ですが、 

とまどう弟を安心させて、

 暗い道もリード&ガードするはずです。


この世が至高の場所ならば、 

死ぬことは嫌でしょう。 怖いでしょう。

でも今、この世は至高の場所でしょうか??。 

 

肉体の苦しみから開放され、 

心の痛みからも開放され、 

新しい世界に行けるなら、 

なんと素晴らしいことか!と。

弟の顔を見て、

「ありがとう」「行ってらっしゃい」

そう伝えました。


宮崎空港のブーゲンビリア。

主人を育んだ宮崎、大好きです。













の2016年6月にSNSにアップした広告。

主人は大学時代に美学美術史を学び、卒論はルネッサンスの絵画でした。そのために自ら作ったたくさんの資料がありました。それを見た時、これは楽しい!と感じ、主人に店での絵画講座を提案しました。
初めは、人前で喋るのは苦手で迷っていましたが、少しでも【絵画の素晴らしさ】をわかって貰えたら嬉しい!。と、いう思いに徐々に変わり、情熱が湧いてきたようでした。
かつての資料を探したり、改めて美術書を何冊も確認したりしながら、主人は素晴らしい資料を作り上げました。人前で喋るのはどうかなあ?と心配しましたが、少々噛んだり😁はありましたが、途中からは落ち着いて、講師としての仕事をやり遂げました✨。

【絵画講座】は、
この第一回をきっかけに
主人にとっては生きがいになり、
お客様にとっては楽しみになり、
私もチラシ作りが楽しくなりしました😁。
Caffè旅情を閉める前の月まで【絵画講座】を
43回続けられたのが良かったです。
主人共々、ご来店頂いた皆様に、
心より感謝申し上げますm(__)m✨✨。

ちなみに私が好きな受胎告は、
メッシーナの受胎告知。
Gabrielもいない、
ゆり花もない、
たったひとりのマリア様???。
けど、青の衣は聖母マリアのアトリビュート。
まさしく、聖母マリアです。
そして、まさしく、受胎告知です。

死ぬまでには一回どうしても観たい。
南イタリアへの小旅行を考えなくては、、。

「僕も一緒についてゆくさ😊」。

主人の声がするようです💗。










久しぶりに胸が熱くなる演奏を観た(聴いた)。

キース・ジャレットの1984年の東京公演、

【Over the rainbow】だ。

ビアノの響きがすべてメッセージ、

涙が止まらない...。

音楽も絵画も演劇も、

芸術とはそう言う存在なんだ。

いつの時代も、

いや、こんな時代だからこそ、 

芸術は人々の心を癒し、光を与える。


【Over the rainbow】

Somewhere over the rainbow, way up high 

And the dream that you dream of
once in a lullaby

somewhere over the rainbow
blue birds fly 

And the dreams that you dream of
dreams really do come true 

Someday I’ll wish upon a star 

wake up where the clouds are far behind
me  Where trouble melts like lemon drops 

High above the chimney top  

That’s where you’ll find me...


虹の向こう側

遥かな高いどこかに

いつか聴いた子守唄の夢の世界 

虹の向こうのどこかに 

青い鳥が飛んでいる場所がある 

本当に願う夢が叶うそんな場所 

いつか星にお願いをしてみる 

雲がはるか向こうに見える場所で目が覚める 

そこは争いがレモンドロップのように

消えるという場所

煙突のてっぺんよりも

もっともっと高いところ 

あなたがわたしをみつけてくれるところ...


「やっと良さが分かったかい?」


夫の声が聞こえる😌。


ちなみに...

キースは2018年2月と5月に脳卒中を起こし、左半身が麻痺。「当初は深刻さを理解していないかった」というキースは、症状が現れたのちに病院に運ばれ、徐々に回復し退院するも、自宅で症状が再発。

回復を祈ります。










中島公園の藤棚が満開でした。


魅力的な藤の花は、ツル科の植物です。
が、藤棚は人が手をかけて整えたもの。

藤はそもそも自立することができない。

ですから、野生の藤は近隣の樹木に絡みついて花を咲かせるそうです。

獲物を締め上げるヘビ🐍のようだ。

その姿は、ワイルドでちょっと怖い...

かなり、怖い...。


「藤かかりぬる木は枯れぬるものなり。

 いまぞ紀氏はうせなむずる」

 大鏡「道長(藤原氏物語)


内大臣鎌足の大臣、藤氏の姓賜りたまひての年の十月十六日に亡せさせたまひぬ。御年五十六。

大臣の位にて二十五年。この姓の出でくるを聞きて、紀氏の人の言ひける、
「藤かかりぬる木は枯れぬるものなり。いまぞ紀氏はうせなむずる」

とぞのたまひけるに、まことにこそしかはべれ。


「き(木)」は「き(紀)」を思わせる。

      
藤かかりぬるきは枯れぬるものなり。

いまぞ紀氏はうせなむずる。


藤が掛かった『木→紀』は枯れてしまうものだ。そのうちきっと紀氏は滅んでしまうだろう。  


もっと怖い😱😱。






「下戸の肴荒らし」

主人の三回忌の為、宮崎にJAL移動で帰省した。

機内では、総じて退屈な時間が発生する。

寝られたら良いが、ロングフライトではないし、乗り換えもある。

また、ドリンクカートがカタカタと近づく音を聞くと、喉が乾いていなくても..

「アップルジュース」を頼んでしまう😂

てな、感じ。貧乏性だ。

そんな時、

機内誌は待ってました❗とばかりに

私の視線を機関紙に向かせる。そして、

まんまと私はJALの機内誌【SKYWARD】におもむろに手を伸ばす。

パラパラのめくってると、


浅田次郎の【つばさよつばさ】

第246回〜下戸の来歴〜が目にとまる。

浅田次郎氏は主人が大好きな作家の一人である。

「導きかいな?」と、読み始めると〜

著者のお酒が飲めない(飲まない?)がゆえの

さみしく辛いエピソードが溢れていた。


私もお酒が飲めない。


「わかる、わかる〜」と心で頷きながらあっと言う間に読んでしまった。(三回読み返した☺️)

全部記載は出来ないが、一部を記載します。

お酒にまつわる旅でのおはなし。


(前略)

同行者たちは口を揃えて言う。
ヨーロッパで飲むワインは格別だ、と。 
あるいは、上海で飲む年代物の紹興酒こそ天の美禄である、と。
多少の思い込みや旅の高揚感もあろうが、どうやら時間をかけて仕込む醸造酒は、現地で封を切って初めて本来の味がわかるらしい。
到着した晩の宴は、乾杯ののち定めてこの話題から始まる。くやしさはすでに機内で使い果たしているので、私はひたすら食う。
いわゆる【下戸の肴荒らし】である。
飲めぬのか飲まぬのか。それはいまだによくわからない。正しくは「飲んだことがない」であろうか。

だが、親のせいにするわけにもゆかぬし、

説明するのも面倒なので、あるときうまい理由を考えた。 


「酒を飲んだら読み書きができないでしょう」


よくもぬけぬけと。

しかし小説家がそう言えば、人々は「お!」と唸って下さる。この際、余分を言ってはならぬ。

ただし、まったくの虚言というわけではない。

酒は時間がかかる。

飲んでいる時間に酔っている時間が加わるからである。つまり読み書きの時間に関して言うなら、下戸の私はかなり有利である。


考えてもみてくれ。酒のない夜は長い。アラビアの夜みたいに長い。しかもわが国には、お茶を飲みおしゃべりをしつつ夜更かしするなどという善良な習慣はない。
早い話が、本でも読むか小説でも書くほかヒマの潰しようがないのである。よって先の私のぬけぬけとした言は、まさかそれほどの覚悟で未来を期したわけではないが、結果的かなはわが人生に寄与したとは言える。
よってここは多くを弁ぜず、バッサリと一行でまとめて、「お!」という感嘆の声を待つのである。

そしてひたすら物食いながら、果てもないワイン談議に耳を傾ける。

おい。そんなにうまいのか。


(後略)


「下戸の肴荒らし」という言葉をこの年齢にて識る。浅田さん、ありがとう🙏。
まさに私が使いたかったフレーズ。

お酒は飲めないが、酒の肴は大好きな私。

まさに私も【下戸の肴荒らし】です。


夢を見ていた。

大好きなオペラ歌手の名前が思い出せず
モヤモヤイライラもがいてる夢。

ラウラでもない...
ローラでもない...
ほら!夜の女王のアリアが素晴らしい
迫力あるソプラノ!あの歌手!!。

ハッと目が覚めたら、
スッと出て来た。

【ディアナ ダムラウ】でしたぁ。
夢の中で思い出したかった😂。


素晴らしい✨✨。



暖かな春の日に。

休日に車を走らせ夫と何度か行った
望来の【RIPPLE】。
薪のオーブンのPIZZAのお店。
夫が大好きな店です。

春の望来の海が見渡せる丘に、

【RIPPLE】はあります。


もちろん、海を見ながらのPIZZA🍕は
変わらず香ばしく美味しかったです。
連れてってくれた友人夫婦に感謝感謝✨。
待ち時間の間、お店の厨房の外の薪を撮ったら、
空と繋がったひとすじの光。


夫も大喜びだったようで...☺️。





久しぶりにサッポロビール園に来ました。

主人は北海道に来てから、ラムが好きになり、

お肉の中で一番好きなのは〜

『ラム!🐑』

と、宣言してました☺️。

ビール園で食べるジンギスカンは

皆が笑顔で楽しい!

🪅バースデージンギスカン誕生日ケーキ

となりました。

主人の笑顔☺️も見えました...

そんな、気がします😌💗。








今年のパスクワ(イースター)は、3月末日となりました。Caffe' 旅情では、コロンバを始めとし、パスクワのお菓子を作ってました。
ディスプレイが好きな私は、パスクワ&クリスマスの飾りつけをするのがとても楽しみでした。

皆様、Buona Pasgua🐣!。


お気にかけて頂いた皆様に...。

無事に宮崎にて、三回忌を済ませました。

お気遣いありがとうございました。



そして、

今日3月20日は⛪結婚記念日⛪。


私には、この日が一番大切です。

夫の新しい誕生日[命日]も

もちろん、大切ですが〜

まだまだ、苦しい思いが伴います。


が、

結婚記念日は、尊いです、愛おしいです。


しあわせになるために
生まれてきたんだから
好きな人と一緒にいなさい。