バレエ界でちょっと話題になったこの本。
マリインスキー・バレエ団所属の
石井久美子さんの著書。
毎年スキーのシーズンが終わると
私の背中は板のように固くなり、
後ろへカンブレ(反ること)すると、痛みが走る
自分で健康グッズみたいのでコロコロしたり、
整体に通ったりするんだけれど、
背中の痛みは長引いて…
そして、こうやってブログ書いたり、お知らせ活動や
健康バレエの参加者の方に個々にご連絡することも多いので、
デスクワークの時間も意外と長い。
結局背中に悪いことばっかりしてるんだよね。
しかも、腰は腰椎すべり症持ち。
ぎっくり腰は起きなくなってきたけど、
冬とか疲れがたまると、なんとなく重いし痛い。
この本には滑り症を克服できた人のことも書いてあるけど
どうなんだろう?
で、一昨年大人バレエコンクールに参加したとき、
審査員の先生に
「背中を使って踊りましょう」と指摘されてから、
(その前から薄々感じてはいたんだけど)
背中を使って踊る、が今のテーマ。
あんまり流行りに乗るのは好きじゃないし、
SNSに踊らされている感じがして飛びつくのは
意に反していたりもするんだけれど、
この本がどんなものか。
実際石井久美子さんがオンラインレッスンなどもされていて、
すごい効果が現れている、ってのもSNSでやっていて、
興味がありまして。
競争率が激しいし、実際料金も結構お高い
ならば本で試してみようということで、
自分の身体を使って
人体実験したってわけです。
前置き長い
写真多めですぐ読めたよ。
さて、
細かいやり方などは、ネタバレになるので、
省略させていただくとして、
背中の下に、フォームローラーや
ヨガブロックを立てて
頭やおしりの重さで
背中を反っていくというもの。
これをタイマーで計って10分。
石井さんがご自分でも言っているように、
初めにやってみると、
めっちゃ痛い。
拷問ストレッチって呼んでいるらしい
10分なんて、とんでもない。
最初は頭に血が上って、脳出血を起こすんじゃないかと思うぐらい
3分が限界でした
最初は手を頭の下に組んで、
なんてことも出来ないくらいだったし
更に、どうにか終わって起き上がるのも
とんでもない苦痛。
思わずうめき声が出る
どこが痛いのかもわからないぐらい、
胴体じゅうが痛い。
良ければオバリーナたちにも紹介しようかとも思ったけど、
危険。
マジ危険すぎる
これはまさに、
一部のバレエダンサー、バレエ愛好家向けのエクサイズだ。
痛ければなおさら続かないしね。
それでも背中が少しでも柔らかくなればと、
続けることにしてみた。
自己責任で。
朝晩10分づつ。
とにかく痛いのだけれど、
寝るだけだから、
ある意味ズボラな私にもそれはそれで続けることができた。
もう無理、と思うのがだいたいあと3分ぐらいのところ。
つまり、あと3分頑張ればいいようになってきた。
で、続けること1ヶ月ちょい。
10分フォームローラーに背中を乗せ続けるのが、平気になってきた。
むしろ、短く感じられるぐらい。
起き上がるときは相変わらず
痛みでうめき声が出るけど
始めた頃より、背中の固さは少し取れてきたみたい。
それでもまだまだ背中は張っているし、
ねじると少し痛い。
腰の違和感もまだまだあるし。
でも、自分の受けているバレエのレッスンでも
背中を反らせる深さが出てきた。
まだアラベスクが上がるようになってきた、
なんてことは実感がないけど
引き上げもしやすくなってきたかな。
時々、背中の開放感も感じられうようになってきたりもして。
もう少し続けてみようかな。
オバリーナたちには、
書いてあることと同じようには
きつすぎておすすめできないけど、
ハーフポールなら、
頭にクッションを置くなど注意しながら、
工夫すれば、背中の柔軟性が取り戻せるんじゃないかと思う。
もちろん、おすすめする人には
対話して状態をよく確認しながらね。
くれぐれも言いたいのは、
このエクササイズは万人向けではない、
ということ。
使用上の注意を守って。
用法用量を正しくお使いください
取扱注意のエクササイズと思って使ってね。
こちら、大募集中です
すごい人が長野県諏訪市に教えに来てくれます。