こんにちは。

瑠璃色の世界へようこそ Rinkoです。

 

 

毎年、秋にこの行事が行われます。

もうすぐ結願のときです。

 

比叡山延暦寺 八千枚護摩供法要

 

 

 

この行事については、

過去に何度も書いています。

延暦寺その1~17日間五穀と塩分を断ち、2日間断水、断食、不眠で護摩を焚く八千枚護摩供法要

八千枚護摩供法要へ行ってきました。その1

 
この行事では、
千日回峰行を満行された大阿闍梨様が、
2日間断水、断食、不眠で護摩を焚かれます。

 

 

この2日に先立ち、

17日間五穀や塩分を断たれます。

 

 

17日間も塩分を経つと、

 

私なら・・

間違いなく死んでしまうと思いますゲッソリ

 

 

命がけの行事です。

 

 

この法要に参加するためには、

住所、氏名、願意を書いた用紙を

お送りし、

ご祈祷料とお札料を振り込みます。

 

 

そうすると、一人ひとりの願い事を

大阿闍梨様がお不動様へ届けて下さいます。

 

 

「八千枚」とは、護摩木が八千個

という意味ではありません。

 

 

私は最初こう思っていました・・・汗

 

 

そうではなく、

 

「八千枚」とは、

人間が持っている数知れない煩悩を

表しているそうです。

  

 

護摩木の数は、八千を超えて数万枚に

及んでいることもあるそうです。

 

 

法要終了後は、御札が届きます。

 

 

私達は家族、親族一同で、

毎年護摩木と御札をお願いしています。

 

 

毎年お不動様の御札に

一年間見守ってもらっていますニコニコ

 

(法要のときの明王堂)

 

 

結願のとき(法要の終了のとき)に

明王堂へ行くと大阿闍梨様が来られます。

 

 

17日間五穀や塩分を断ち、

2日間不眠・断水・断食で

護摩を焚かれた後、

最後のおつとめに来られるのです。

 

 

ここからは個人の感想です。

 

 

何度か結願のときに行かせて

いただきましたが、

 

 

大阿闍梨様がこの行事を始められた

頃(何年か継続されます)、

 

 

私の想像とは裏腹に・・・・

 

(私ならとっくに死んでいる滝汗

 阿闍梨様大丈夫だろうか・・・

 とてもおつらいのでは

 と思っていました。

 多分想像をはるかに超える

 状況だと思います。)

 

普通に歩いてこられて、

はりのあるお声で

お経を唱えておられました。

 

 

数年後、

この行事を何年か継続された後は

両脇をお坊さんに抱えられて

来られたことがありました。

 

 

さらにその数年後は、

もっとお辛そうなときがありました。

 

 

回数を重ねる度に、

お体に大変なご負担がかかっていた

のだと思います。

 

 

ご自分のためではなく、

 

 

人のために、

 

 

命がけで願いを届けて下さる方。

 

 

いつも、結願のときに

お姿を拝見すると

涙が込み上げてきます。

 

 

(無動寺谷の入口にある碑)

 

そして、恥ずかしい気持ちになり 

自分を振り返ります。

 

 

私は、

 

 

自分の人生を、

ひたむきに生きているだろうか

 

 

利他の気持ちを持って、

ほんの少しでも

人様のお役に立てているだろうか

 

 

こんな風に、

自分を見つめなおし、姿勢を正す

(正そうとする)Rinkoでした。

 

 

今年は、残念ながら

結願の日に行けません。

 

 

その前にお詣りに行って、お不動様に

この一年、無事に過ごせたことの感謝

をお伝えしてきます照れ

 

 

それでは、今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。