映画「無名」の鑑賞は実は今回で4回目。これまでの3回と異なる点は映画本編に短い未公開メイキング動画とトークショーがついていることです。以前にネタバレなしの映画感想を書いておりますのでよろしければこちらもどうぞ。ただし、内容がかなり取っ散らかっておりますので、ご承知おき下さいませ。
【5月26日追記】
【5月27日追記：トークイベント書き起こし】
今回、会場入館時にもらったのはカードとうちわ！撮影が下手なのはお許しを。うちわの片面がトニー・レオン、もう片面がワン・イーボーです。カードの裏は真っ白です。今年の夏はこのうちわを愛用するぞ！
めずらしくパンフレットも4回目に購入しました。パンプレットは通常購入しない質なのです。昨年の5月は映画「THE FIRST SLAM DUNK」を7回観に行った（通算では12回）のですが、パンフレットは買いませんでした。今回購入に至ったのは、先日「無名」に出演している2名の別の女優さんを同じ人だと勘違いしていることに気づき、パンフレットを読む必要がありそうと思った次第です。
さて、トークショーですが、出演されたのは映画ジャーナリストの徐昊辰さん。中国と日本で活動されているとのことで、日本語ペラペラです。映画「無名」は中国では2023年旧正月に公開され、旧正月に公開された映画の第3位につける大ヒットとなったとのことでした。
この映画のチェン・アル監督は作品自体はさほど多くはないのですが、その理由は自分が撮りたい作品であることにかなりこだわりがあるためだそうです。そして上海が舞台であることがほとんどらしいです。「無名」を撮るにあたり、チェン・アル監督には4つの願いがあったとのこと。1つ目が作品がヒットすること。2つ目が観客、スタッフ、投資者、自分が満足いくものとなること、だったと思う（少し記憶が怪しい）。3つ目、忘れた（汗）。4つ目はワン・イーボーを広く知ってもらいたい、だったと思います。
4つ目の願いに入るくらいにチェン・アル監督はワン・イーボーを気に入っているらしく、現在もワン・イーボーを起用して映画を撮っているそうです。ちなみに監督によると映画「無名」は商業的、撮影中の映画はアート的だそう。撮影中の映画が完成のあかつきには、是非日本でも上映して欲しい。絶対、観に行く！
監督がワン・イーボー推しの様子（？）なのでトークショーは俳優陣のお話しはワン・イーボー一択でした。トニー・レオンの話題はなし。ちなみに未公開メイキング動画もワン・イーボーが中心でした。
徐昊辰さんは上海を中心に日本映画を紹介する仕事をされているそうです。政治的には色々と問題が残っているため、中国では日本映画の公開はまだ制限があるのが現実のよう。日本でも中国映画はあまり公開されていませんしね。ですが、今後はもっと映画を通じて、民間レベルで日中の友好を広げていきたいと語られていました。本当に頑張って頂きたいとしか言えないのが申し訳ないのですが、政治的な思惑はともかく、文化面で交流して相互理解を深めていけたらいいですよね。
ワン・イーボーはボディ・ランゲージが豊かだとの話題も出ていました。表情とか視線とか、しぐさとか、セリフでなく肉体で語る、表現するということなんだと思います。彼がダンサーであることもボディ・ランゲージに影響しているのでしょうね。
私はワン・イーボーが出演している作品は「陳情令」とこの「無名」しか観ていないのですが、彼の何が好きかと言うと、まずは「顔」。あの整っている顔が好きなんです。この顔の整いぶりについては話しだすととまらなくなる恐れがあるので、別の機会に改めます。そして、ワン・イーボーが好きになった要素の他のひとつが泣きの演技。「陳情令」でも「無名」でも涙するシーンがあり、私はこれにやられました。「無名」でもぽろっと涙してるんです。素敵です。何がどう素敵なのかを語りだすと、とまらなくなりそうなのでやめておきます(笑)
ワン・イーボーがダンサーであるのも好きな理由のひとつです。実は私は若い頃、結婚するならダンサーがいい！などと訳のわからないことを口走っていた時期がありまして、ダンスの種類を問わず、ダンサーに憧れというかリスペクトがあるんです。それにダンスって上で出ていたボディ・ランゲージの最たるもののひとつと言えるのではないでしょうか。
トークショーでの話題で覚えているのはだいたいこれくらいですが、とても楽しかったです。このトークショー付き上映回のチケット取れてよかった！販売開始と同時にチケット申し込んで1分後には完売してた感じです。1分後に座席状況見たんですけど、全部埋まってたので。
「無名」はいつまでの公開なんでしょうね。公開が終了したら、ネタバレ感想書きたいな。とりあえず、5月中は上映継続しそうなので、パンフレットを読んでから、あともう1回くらい行くかもしれません(笑)