急がない 比べない 競わない」
らんらんランニングで楽しく走ろっ♪
らんらんランニングコーチのまりこです
びわ100の続きです。
時間は4時過ぎ。1時間の休憩ですっかり体は冷え、足裏は針を刺されたような痛み。足を踏み出すたびに痛い。
そして暗い。
さらに眠い。
三重苦
6時過ぎに日が昇れば、大好きな撮影タイムが来るはず。それまで頑張ろう。
日の出の時間。
曇り
日の出見れず
ちーん。
ただ、明るくなってきたので、少しずつ頭の上から重りのダメージを食らわせていたヘッドライトは外せる。
明るいからこけないようにとか暗闇ならではの神経の疲労は減るから少し楽になった気がする。
日の出時間前後に草津市に入る。
記念写真する余裕もないひと。
暑いからシャカシャカを脱いだけれども畳むのもしまうのも無理で首からかけてる人。
ミイラかゾンビ化しております。
この大会の辛さを背中から察してください。
朝7時ごろ 70キロ チェックポイント
CP3
朝ご飯だよっ
大会からスープ春雨。
隣のコンビニでおにぎりを調達して朝ご飯。
思い起こせば、昨日のスタートからお米を食べていなかったので、まだまだゴールは遠いのでお米を食べようと思ってね。
ここでお米を食べたいと思えるのは、胃腸が元気な証拠。
日野百草丸ありがとう
ここでもきちんと投入しましたよ。
お友達が水ぶくれの処置をしている間に隙を逃さずまた睡眠(気絶)
いやー今回のことでよく分かりました。
まりこ寝ないとほんとポンコツ
これからは何があっても睡眠優先、睡眠確保します。
7時半ごろ 再スタート。
残り30キロ
残り時間は7時間半。
ん?10キロを2時間で歩いてきているから
2時間 × 30キロ = 6時間
ん?貯金がなくなってない?
休憩時間を含めるとぎりぎり?もしかして間に合わない?
あれー???
と思いつつ、とりあえず80キロのCP3に向かうことに。
だって、今回のミッションは
「家の鍵を取り戻すこと」(預けた自分が悪い)
電車乗るにも歩かないといけないし、電車降りても歩かないといけないし、どうせ歩くならコース歩いたほうがいいじゃない。
寝ていないの疲労ですでに頭が回ってないので、前に進むことしか考えられないの
あーボートの練習だねー(棒読み)
この時お友達が水ぶくれの処置をしていたので小休憩。
もちろん私は隙あらば気絶(仮眠)
水ぶくれのお友達、歩くのも辛そうでリタイアするとのこと
でもとりあえず80キロまでは向かうから先に行ってねということで、3人で再スタート。
この時8時半ごろ。
60キロから70キロまでもずいぶん騙し騙し歩いてきたけれど、ここに来てふたりについていけなくなる。
ありがたいことに足裏の針を刺すような痛みは治ったものの使いすぎて足の裏はそこそこ痛い。
そんな私のスピードは1キロ12分から13分。
前ふたりは多分1キロ11分前後。
離れると待ってくれて、一緒に歩き出すとまた離れ。
これ、私も向こうも気を遣って疲れるだろうな。
置いていってもらおうとちょっと距離が離れた頃に
10時ごろ 80キロ地点。
この先にチェックポイント(CP3)で待っていてくれました。
疲れすぎてて写真撮り忘れました
残り20キロ。残り時間5時間半くらい。
間に合う?間に合わない?もう計算ができない。
やめようかなーと思っていたら
「大丈夫!今のペースで歩けばゴールできるから!あと20キロ頑張ろう!」
と大会スタッフさん。
完歩ぎりぎりのペーサーをしている赤鬼さんがいるのですが、その方達ともお会いしていない。
半分疑いつつも、私の中にリタイアの文字が消えた。
だって私のミッションは家の(以下略
なんて話していたら、水ぶくれのお友達が到着!
感動の再会!
さあ行こう!と再スタート。
私は多分「置いていってね」といった気がするの。
なので、歩き始めてすぐにどんどん距離が離れていって、ひとりウォーキング大会になりました。
ここでまりこ焦る
コースマップ持ってない
↓これ。家に帰ってから復習のためにみました。
なぜかコースマップを手荷物に預けちゃった
今までは一緒に歩いていけばよかったからいらなかったけれど、これはやばい
何度か挙動不審で後ろを振り向いて、先ほど仲良くなった方に道があってるか確認する。
はっ!と気がつく。
スマホで調べればいいじゃーん
20時間も動き続けているから脳みそが働いてないのよねー。体を動かすために省エネモードなのよねー。多分びわ湖に脳みそ半分溶け出しちゃってるのよねー。
この頃になると前後を歩く人が同じ顔ぶれになるんですよね。
私普段人見知りなのですが、マラソン大会だと話しかけちゃうんです
ひとりになったし、すれ違うたびに「また会いましたね」「お先に行きますねー」「また後で」なんて会話が楽しかったりします。
にしても暑い。昨日も暑かったけれど今日も暑い。
絶対に日に焼けてる。また顔が焼けるー
あ、念願のマック。
土曜日の元気な頃、マックの話で大盛り上がりしたんです。
片手にシェイク、片手はポテト。交互に食べたい!マックあったら寄ろうねーなんて。
80キロ超えてやっとマック発見
遅いわ!
もっと早く出てきてよ!
時間もないし余分に歩けないしもちろんスルー。
そのかわり
スタート前にお友達にいただいた安永餅を
あぁ、美味しい
あぁ、幸せ
びわ湖を見ながら食べる安永餅は。。。
いつもと同じ
くらい体の疲労がすごいのよね。
特に足裏。もう地面に付きたくない!と時々拒絶するので、座って脚と足をぶらぶらさせて
「ほらー痛くなーい」
と騙して騙して前に進む。
今日のびわこは穏やかです。
よくよくみるとやっぱり海とは違うから湖なのかも。
って楽しんでいたら、横からひょっと出てきたお友達3人
ああっ!こんなところで会えるなんて
涙出そう
疲れすぎてて出なかった
コンビニに寄ってたんだってー。
って事で一緒に歩くもあっという間に離れてしまいました。
やっぱり海かな?やっぱり海だ。
向こうは外国だよ、きっと(違
と黙々と歩くと90キロの看板。
13時頃
残り3時間。
多分間に合う。ただしコンビニ等でゆっくり休憩する時間はない。黙々と前進するのみ。
ここで最後のひと踏ん張りできるよう
ヤクをキメる
以前飲んだ時めちゃくちゃ不味くて、その不味さにテンションダダ下がりしたエネルギージェル。
ただ、フルマラソンでこれを飲んだら復活して自己ベスト出せたよ!元気になったよ!という声多数なので、保険に持ってきたの。というか高山の残り物
意を決して飲む。
ん?そこまで不味くない。
かつお梅味?
ごっくんできた!
テンションも下がらない。
良かったよー
って事で前のお友達も心配しているだろうし、ミッションもあるし、とりあえずゴールしなきゃなね。
ん?
んん?
うん!
なんか元気出てきた!
体が動くぞー!
本当に復活したー
疑ってごめんなさい。
これすごいです。はい。
先ほどまでおふたりで歩いていた男性がコンビニでバラバラに。
お声をかけさせていただき、色々お話しきかせていただきました。
ウォーキング専門で、今日は120キロの部に参加。
相方さんが疲れてきたので、自分のペースで歩いたほうが気が楽だからとわざと離れたそうです。
足裏が痛いんですと言ったら、靴下を3足くらい履き替えてるといいよーとか、色々な大会の話を教えてくださいました。
びわ100はほぼ平らなので、使う筋肉が一緒になるからしんどく感じるんですって。
ある程度アップダウンがあると太もも使ったりもも裏使ったりで疲労度が違うそうです。
あとね、しまなみ街道ウォークは景色が良くていいよーと言われましたが
もう100キロウォーク出ない。
と心に決めましたの
走るの嫌いだけど、走ったほうがどれだけ楽か。
歩くだけの100キロマジ辛い。
寝られないのが辛い。
そんな旅もあと少し。
14:53 あと4キロ
残り1時間。
あ、多分間に合うなー
今のスピードより少し落としても間に合うなー。
15:02 残り3キロ
あと30分くらい歩けば終わりだなー。
って私いつもあと◯分でゴールって距離じゃなくて時間で考えるんです。
あと30分我慢すればゴールだなって。
と思ったらなんじゃこりゃ
太ももももも裏もバキバキの脚にこれは堪える。
ひいひいいいながらクリア。
15:17 残り2キロ
ここにきて西日が眩しい、暑い。
顔はすっかり日焼けして、サングラスしてたから変な焼け方してるだろうなーなんて考えたり。
まー早く終わらないかしら。
15:30 残り1キロ
ここまでこれば完歩確定。
途中途中流れてくるLINEからお友達と10分700mくらい離れてるくらいだったから、もうゴールしてるかな。
あと少し頑張ろう。
交差点で
「ここを曲がればゴールです!」
ってスタッフさんの声で前を見るとゴールが見える。
15:38 100キロ ゴール
無事完歩
顔が焼けて黒い
ゴールの時にお友達が泣いて喜んでくれたよ。
心配かけたねぇ。ありがとうねぇ。
残り10キロでヤクをキメたから復活したよー。
私?水はびわ湖に全て吸い取られたのか涙が出なかったー
右赤丸(長浜)から南下して左赤丸(おごと温泉)まで
歩いてきましたよ。
今日のミッション無事完了!
家に入れるっ!
明日車で仕事にいけるっ!
安心したー
ゴールゲートで80キロで間に合うから大丈夫と励ましてくれたスタッフさんと。
騙されてよかったです。
ありがとうございました
さてここで終わりではなく。
家に帰るまでが遠足です。
1分でも1秒でも早く帰りたい私たちは京都に出て新幹線ルートを選択。
あ。おごと温泉から京都まで20分で着くんだ
え。ほとんど京都じゃん。
またもや地理の分からない発言をする。
無事新幹線に乗り、ご褒美の牛タン弁当
思えばご飯らしいご飯って金曜日の夜ぶり。
幸せだなー
お腹いっぱーいと思ったらもう名古屋。
寝たら起きれなくて新横浜まで行っちゃう勢いだったから助かりました。
名古屋でお友達と別れ、地下鉄で爆睡しながらおうちに帰っていきましたとさ。
足裏の痛みや筋肉の疲労感はありましたが、内臓がやられて歩けないということがなく、本当によかったです。
私ここだけが心配だったの。本当によかったです。
100キロウォークはもうこりごり。
ランナーやっている間は絶対出ない
100キロやるならウルトラマラソンだ。
いや、ウルトラマラソンも嫌だ。
あ、びわ100終わったから走る練習しなきゃ
と現実に引き戻されました。
これにてびわ100忘備録は終了。
お読みいただきありがとうございました