最近仕事とトレーニングで忙しくて更新遅くなりました。


次行ってみましょう!🙋



③内臓脂肪を落とす
摂取した炭水化物脂質糖質のうち、エネルギーとして使われなかったものは脂肪として体内に蓄えられます。


これが皮下脂肪となるならまだマシな方で、内臓脂肪、特に異所性脂肪となるとやっかいです。


内臓脂肪とは、内臓周り、特に腸の周り(お腹)につく脂肪です。
また、本来つくべきではない所(内臓等)に付いている脂肪異所性脂肪といいます。異所性脂肪は、特に肝臓すい臓心臓筋肉に付きやすいようです。


異所性脂肪として、内臓内に脂肪が蓄積していくと、本来内臓が果たすべき機能が低下したり、最悪機能不全に陥る可能性が出てきます。


具体的な例だと
脂肪肝があげられます。

本来肝臓の役割は
①接種した栄養素の転換・貯蔵
②有害物質の解毒・分解
③消化を助ける胆汁の合成・分泌
ですが、摂取した脂肪や糖分、炭水化物が必要量を越えると、その余剰分は肝臓内に脂肪として付着して蓄積していきます。(つまり、脂肪の元は脂肪そのものだけではありません。)


そして、それが
一定量を越えると脂肪肝となってしまいます。
具体的には
健康な肝臓の脂肪含有量3~5%
軽度の脂肪肝10~30%
中等度の脂肪肝30~50%
高度脂肪肝50%以上→(ここまで来るともはや『ほぼフォアグラ』)
実際のフォアグラは脂肪含有量60%以上だそうです。


こういった脂肪の蓄積が進むと、以下の2つの点で身体を蝕んでいきます。

1つは、いわゆる『ドロドロ血
余剰脂肪が血液中に溶け出す事で、粘度の高い『ドロドロ血』となり、血管が詰まりやすくなったり、毛細血管の隅々まで血液が行き届かなくなり、結果として、疲労しやすくなったり、老化が進む原因になってしまいます。

もう1つは脂肪肝は脂肪肝で終わらない事です。それはやがで『脂肪肝』→『肝炎』→『慢性肝炎』→『肝硬変』→時に『肝がん』へと進行する危険性を持っています。

肝硬変』とは、肝臓の炎症の慢性化により肝臓の組織が硬質化(繊維化)する事で、その機能が損なわれていく恐ろしい病気です。


こういった、内臓脂肪(異所性脂肪)による機能低下を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?


まずは、
想像力を働かせて具体的なイメージを持つことです。



例えば、自分のお腹の中の
内臓が脂まみれになっている状態をイメージして下さい。これが内臓脂肪です。


さらに、その
内臓そのものが脂肪でギトギト、ブヨブヨになっている状態を想像してみましょう。



正直、
気持ち悪くないですか?
ガーン


ちなみに、
人間の脂(脂肪)の色は黄色です。



黄色い脂にまみれた肝臓。



その肝臓も
脂肪を吸ってブヨブヨ



うえ~っ!!Σ( ̄□ ̄;)



気持ち悪~!( ;゚Д゚)



なんとかしたくなったでしょ?(笑)




内臓脂肪異所性脂肪は、
一見痩せて見える人でも付着している場合があるので注意が必要です。
見た目や体重だけを重視していると陥りやすい罠ですね。


そして、
この対策は、
食事コントロール』と
有酸素運動』です。



最も優先すべきは
食事コントロール』です。
極論すれば、
『余分な脂肪さえ取り除ければいいのであれば、これだけでもよい』
とも言えます。


よく言われる事ですが
糖質』『脂質』『炭水化物
を抑えて、必要量以上を摂らないようにしつつ、かと言って、必要量を大幅に下回る状態も避ける。事が大事です。


また、上記3つを抑えるにあたり、
タンパク質ビタミンミネラルを損なわないように気をつけましょう。


特にタンパク質は身体を構成する、最も主要な成分です。

人体のおよそ6割は水分と言われますが、その水分を除いたうち、およそ半分がタンパク質で構成されています。

つまり、タンパク質なくして、人体の構成は不可能な訳で、タンパク質の摂取不足は、身体を維持するための材料不足を意味します。端的に言えば、
老化が進みやすい。という事です。。


余談ですが、
人間の細胞は日々細胞分裂と老廃物の排出によって少しずつ入れ替わり、計算上およそ2ヶ月で全てが入れ替わる』という話を聞いたことがあるかと思いますが、実際は臓器や器官によって、1日で入れ替わるものもあれば、1ヶ月で入れ替わるもの、一生入れ替わらないものがあり、全てが入れ替わる訳ではありません


ただし、
人体の表面にある皮膚等はおよそ1ヶ月で入れ替わると言われています。
そして、内臓や骨、血管等の見えない老化にも注意を払う必要がありますが、まずは見える老化からであれば、タンパク質はしっかり取らなければいけません

タンパク質には多くの種類がありますが、大別すれば動物性植物性があり、バランスよく摂取する必要があります。
そして、日本人の多くはタンパク質不足気味なので、食事で補えない分はプロテイン(動物性:ホエイ/植物性ソイ)で補うのもいいでしょう。

もちろん、食事で摂るなら、動物性はささみ肉や、魚等、脂質の少ないもの、植物性であれば大豆製品(納豆等)が代表例となります。


そして、炭水化物や糖質、脂質の量を減らすのですが、炭水化物は米、パン、麺類。これを減らすと最初は物足りないのですが、やがて胃が小さくなって慣れます。また、糖質はお菓子やジュースを避けるかたまにとる程度に抑える。肉の脂身はできるだけ食べない。ラーメンのスープも飲み干さないようにしましょう(笑)


そして、
その他の必要な栄養分を取るために、最低1日1回はサラダ等野菜をとり、ビタミンはビタミン剤を使ってもいいのですが、フルーツを摂るのも方法で、例えばキウイ🥝はコスパがよく、多少日持ちする上に半分に切ればスプーンでくり貫いて簡単にとれるので、オススメです。
また、カルシウムやミネラル摂取で最もオススメは『いりこ🐟️です。よくスーパーで『食べる小魚』としても売ってます。
成分表示を見てみるとわかりますが、カルシウムだけでなく、亜鉛鉄分も多く含むミネラル万能食品です。


こういった、
栄養価やその分量、バランスを考えた食事をとる事は、オーガニック(有機栽培)にこだわるよりも、はるかに皆さんの健康に貢献すると思われます。


そして、
最後に有酸素運動ですが
詳細は前回や他の記事でも度々書いてあるので省きますが、いかに楽しみながら続けるかが大事です。

散歩でも、ランニングでも、自転車でも、景色を楽しみながらでもいいですし、敢えて食事前の時間を利用して、後の食事を楽しみにしながら、『食事は運動後のご褒美』と捉えるのも手です。
泳げる人は泳ぐのが一番運動効率がいいと思います。

いずれにしても、ここで大事なのは、『運動強度よりも運動時間』です。できれば、1時間程度は欲しい所ですが、無理のない範囲という事であれば30分でも、継続すれば効果はあるでしょう。

そして、より力を入れたい方は、休みの日等に、朝食を抜いて、十分な水分をとった上で、ファスティングも兼ねて、2~3時間の有酸素運動(運動強度は必ずしも問わない)を行えば、体内脂肪がエネルギーとして使われるため、てきめんに効果が出てくると思います。


体内の脂肪余剰は成人病等万病のもとです。これは若くても関係ありません。若くても成人病になってしまう方もいらっしゃるので、気をつけて下さい。


そして、
40~50代にもなると、それまでに、食事や運動に気を遣ってきたかどうかが大きな差となって見た目でわかるほどに出てきます。


自慢ですが、私はアラフィフですが、持病はありませんし、実年齢を、言うとよく驚かれます。
そして、このまま80代まで逃げ切りを図ろうと画策しています。(笑)


皆さんも、真のアンチエイジングで見た目も中身も健康体を目指しませんか?


そうそう、あと昔ニューヨーク在住の方(日本人50代)に聞いたのですが、
公私ともにできるだけ明るく楽しく努める事はとても大事だそうです。
彼も見た目は若く、明るくてエネルギッシュに見えました。そんな彼が日本に帰って同窓会に出ると、周りは白髪だらけで、話の中身は持病の話で表情も暗い。
俺、老人ホームの慰問にでも来たのかと思ったよ~』と笑ってました。


病は気から』と言いますが
『気の持ちよう』によっても、若さや表情は変わってくるもののようです。




では、また🙋




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