死ぬはずだった夜‐45‐
だけど門限を過ぎて彼氏に会いに行くかもしれないと言っていた友達が頭に浮かんだ……
卒業式まであと4日。
ここでばれたら……
男がもうここにはいないと
確信していた。
怯えていたから。
とにかくみんなの無事を確認してから
後の事は考えよう。
廊下を走りながら
血が汗のように飛び散っていた。
わたしは大丈夫……
死ぬはずだった夜‐44‐
自分を含め3人
とりあえず寮の鍵を確認する。
鍵は空いていた………
そして
扉に1番近い友達の部屋のドアを……
だめだ
この顔見たらびっくりする……
1階にいる寮長の部屋に急いで向かった。
死ぬはずだった夜‐43‐
凄まじい光景が待っていた。
ベッドの上には血が飛び散り……
電気のスイッチを探して歩いた跡には
血の道ができていた。
卒業論文にも
血がついてしまった……
時計を見ると
AM 3時
恐る恐る鏡を見た。
そこには、原形を留めずパーツの境目も
分からないくらい腫れ上がった顔額、目、鼻、口……
至る所から血が流れていた。
でも絶望に浸っている時間は
なかった。
みんなが無事か
確認しないと……
流れ出る血をタオルで拭い、
新しいタオルを頭から被り部屋を出た