体の変化‐12‐
大切な人を守ろうとする自分……
存在価値を求めてセックスに依存する自分……
我が子を無にしようとしている自分……
どれがほんとで
どれが自分か……
もう……
自分で自分が分かんないよ
掛け違えたボタンのように……
『心』と『身体』がバラバラで
やっぱり自分は幸せにはなれないんだ……
いや、幸せになっちゃいけないんだ……
そう思うしかなかった。
体の変化‐12‐
全くなかった。
愛する翔真の子供だったとしても……
何の希望も見出だせなかった幼少期
そしてそんな自分が母になれるのか……
初潮を迎えた時
誰にも言わなかった。
子供を授かる準備ができた証。
それをただひたすら恨んだ。
産まれてきても何の希望もない
こんな思いをするくらいなら
子供なんていらない……
そう思ってきた。
産まれてこない方が……
幸せだと思った……
その時はそう
思ったんだ。
わたしは哀しい人間。
体の変化‐11‐
「ルナ……残念だけどしょうがないよ。自分を責めないで……」
そう言うのは分かっていた。
違うんだリエ……
わたしは最低なんだ。
この子が翔真の子供だとしても
同じ選択をした……
リエはいつもわたしを責めない。
それを分かってて
和樹の子だから産めないなんて言って……
少しでも自分を
正当化しようとした。
わたしは
わたしは……
『偽善者』だ。