クローバー(ノンフィクション小説) -48ページ目

体の変化‐7‐


事実を伝えるべく
和樹に電話をした。

「もしもし?」

「和樹? ルナだけど……」


「おぉ 久しぶり~ どした??」

「あのねあたし……妊娠した」


「は!?」

「和樹の子供だよ……」


「……ごめん。俺、今病気で」

かつて私を愛し
私との子供が欲しいと言った男の言葉。


「あたし、今付き合ってる人がいるんだ。だから産めない。」



かつて自分より猫の命を優先し
そして今命を守る仕事をしている
そんな女が言った言葉。

体の変化‐6‐


わたしは看護婦だ。
知識がある

産婦人科の実習で不妊治療をする姿を
どれだけ見てきたか……

わたしは非情だ。

その時の自分には
『産む』という選択肢が無かったんだ。


今の自分が有るのは
子供の存在が大きい。

子供なくして自分は
変わる事はできなかっただろう……




なのにまた神からのチャンスを
自ら無にした。

体の変化‐5‐


この子の父親は和樹……

翔真でないのは明らかだった。

妊娠が分かる迄に
翔真とセックスをしたのは1回。

その日から計算しても
妊娠は成立しない……

生理は遅れていたが事件や
仕事のストレスとばかり思ってて。


……男に依存し

セックスに依存した結果。