クローバー(ノンフィクション小説) -139ページ目
夏休みに入ってからも
美貴とずっと一緒だった。
ある日
美貴の家に泊まりに行った。
美貴の父親は私が居る事を
知っていたはずなのに
物凄い剣幕で美貴の妹を
叱りつけていた。
「妹……大丈夫か?」
「いつもああなんよ。ちょっとあたし行ってくる!」
怒鳴り声と
泣き叫ぶ声に……
胸が痛んだ。
わたしは不器用だ
だから
0か100かの選択肢しかない。
ひたすら0で生きてきた自分が
100を選択した。
凄く嬉しかった……
自分を頼ってくれてる
自分を信じてくれてる
必死に抑えていたものが
溢れ出した……
何を犠牲にしても
あたしが守ってやる。

