クローバー(ノンフィクション小説) -138ページ目

裏切り‐11‐


小さい頃から周りに
冷めた子と言われてきた。

感情を
ずっと抑えてきた……


故に
笑う事も泣く事も
ほとんどなかった。

そのままどんどん成長していくと
今度は……

笑い方も泣き方も
分からなくなっていた。


世の中を……
冷めきった目で見ていた。

裏切り‐10‐


美貴と別れてすぐに
ポケベルを打った。

《1410 6[82 19[67(明日迎えに行くからね)》


そして
義之に会いに行った。


「ルナちゃ~ん!!」

「大声で呼ぶな バーカ」


「何かいい事あったっしょ!?」

「何で? 何もねーよ」


「だってすげぇ笑顔だったよ!」

「え!? あたし笑ってたか?」


「うん!」

「……うまく笑えてるか?」

「うん!!」

裏切り‐9‐


夏休みから1週間経った頃

美貴がわたしにこう言った。

「彼氏に会いに行くからルナ乗せてってくれない?」

「あぁ いいよ!」


美貴は裕と
私は義之と続いていた。

私も義之に
会いたかったし……


美貴を乗せて裕の元へ。


そして
わたしとミキが出会った場所……


この日を最後に
2度と美貴に




会う事はなかった。