クローバー(ノンフィクション小説) -140ページ目

裏切り‐5‐


夏休み前日。

1学期終業式の日


「ねえ ルナ……」

「何? どした??」


「あたし……家帰りたくない」

「そかぁ」


「怖いよ……」

「じゃあ あたしとずっと居ればいいじゃん! お互いの家交互に泊まればいいし」


「まじで!?」

「まじで!!」


「あたしね……もし駆け落ちするなら彼氏とじゃなくて絶対ルナとするよ!」

「何言ってんだよ バーカ」



なぁ 美貴

あの言葉は
何だったんだよ。

裏切り‐4‐


部屋に戻り
美貴に夏季講習を受ける事を話すと
凄く喜んでくれた。


ルナがいてくれて良かった。

一緒に合格しようね。

頑張ろうね!!




そう……

言ったよね?

裏切り‐3‐


教官に夏季講習の申し込みを
したいと言うと……

「あなたには必要ないでしょ」

そう言われた。


成績トップ
確かに受ける必要はなかった。

それに夏季講習を受けるには
高い講習代を払わなければならない。


それでも私は
強引に申し込み書を取り
職員室を後にした。