クローバー(ノンフィクション小説) -129ページ目

月と太陽‐1‐


そして、
またわたしから笑顔が消えた。

屋上に行き
タバコを吹かす


なぁ 美貴……

今幸せか?

あんたはすげぇよ
自分の居場所を求めて実行した。

生まれ故郷を捨て家族を捨て……
自由になりたかったんだろ?

わたしは……
生きてる意味が分かんないんだ。

何を求め、何がしたいのか
誰かに必要とされているのか

自分が存在する意味は
あるのか……

フェンス越しに下を見る

こっから飛び降りたら
死ねるかなぁ……

生きる希望もなければ
死ぬ勇気もない


消えて
無くなればいいのに。

美貴との別れ‐5‐


部屋に戻ると
今まで抑えていた感情が溢れ出した。

部屋にある物という物を
片っ端から床に投げ付けた。

美貴との思い出を
1つずつ消していくかのように……


ただならぬ音に
由美が部屋に入ってきた。

「ルナ! やめて!!」

「うるさいっ!!!」


「お願いだからやめて!ルナが辛いのよく分かる!!」

「何が分かるんだよ?何が分かんだよ!!!」


由美は泣いていた……

わたしは自分の拳を
壁に打ち付けた。

何度も

何度も


何度も……


拳からは
血が流れていた。


痛みすら感じない。


「1人にしてくれ……」




開きかけた心の扉が
再び閉ざされた。

美貴との別れ‐4‐


「もしもし……」

「もしもし…ルナ ……ごめんね」


「意味分かんねぇよ」

「ごめん……」


「信じてたのに……」

「ごめん」


「これからどうすんだよ?」

「裕と一緒に生きていく事にしました……」


「そか……」

「ごめんねルナ……」





終わった。