美貴との別れ‐5‐
今まで抑えていた感情が溢れ出した。
部屋にある物という物を
片っ端から床に投げ付けた。
美貴との思い出を
1つずつ消していくかのように……
ただならぬ音に
由美が部屋に入ってきた。
「ルナ! やめて!!」
「うるさいっ!!!」
「お願いだからやめて!ルナが辛いのよく分かる!!」
「何が分かるんだよ?何が分かんだよ!!!」
由美は泣いていた……
わたしは自分の拳を
壁に打ち付けた。
何度も
何度も
何度も……
拳からは
血が流れていた。
痛みすら感じない。
「1人にしてくれ……」
開きかけた心の扉が
再び閉ざされた。