クローバー(ノンフィクション小説) -130ページ目

美貴との別れ‐3‐


美貴が居なくなった部屋で
空っぽになった心のまま
ベッドに顔を埋めた…

寮の電話がなる

そして
部屋のドアを叩く音……

ドアを開けると
焦ったように友達が立っていた。

由美だ。

由美とは高校が一緒で
看護学校に入学してからの
私の行動をいつも心配してくれていた。

「ルナ……美貴から電話」

「……分かった。ありがとう」



大きく息を吐き
部屋を出た。

美貴との別れ‐2‐


始業式
寮の部屋に足を踏み入れる。

わたしと美貴が
共に過ごした部屋……


美貴の荷物は
まだそのままだった。


ホームルームで
美貴が学校を退学する事が告げられた。


3年の2学期
あと少しで卒業だったのに……




わたしは
一体何だったんだろう

美貴との別れ‐1‐


結局美貴達は
捜索願いを出された。

そして間もなく見つかった。

あんなに捜しても
見つからなかったのに……


美貴は想像以上に遠い場所で
裕と2人アパートを借り住んでいた。

県外で……


親が出向いたが
美貴達は絶対に帰らないと言ったそうだ……