クローバー(ノンフィクション小説) -125ページ目
外は小雨が降っていた。
「義之 お前何やってんだよ」
「なん も して な い よ」
「てめぇ ラリってんだろーが」
「俺…… ごめんルナちゃん!」
「シンナーはもうしないって言ったよなぁ?」
「……もう絶対しない!!!」
「絶対って何だ?絶対って何だよ! なぁ?」
義之は雨に打たれながら
俯いていた。
義之の綺麗な目は
淀んでいた。
フラフラ した足取り、顔はニヤニヤし、
目が……死んでいた。
ラリってる
シンナーか……
義之の弟はまだ中学生だ。
私に気付いた義之は
子供のように喜びはしゃいだ。
1週間
会わない日が続いた。
わたしの事忘れたかな……
気がつけば車に乗り込み
義之の元へと走っていた。
義之は家の近くで
弟と一緒にいた。
義之と目が合った。
義之の目は
飛んでいた……。

