クローバー(ノンフィクション小説) -126ページ目

義之との別れ‐3‐


毎日のように会っていたのを
やめた。


特に理由などない
何となく……


嫌いになった
わけじゃない。




嫌いになったわけじゃ
ないんだ……

義之との別れ‐2‐


誕生日に義之から
プレゼントをもらった。

ちゃんと一生懸命働いて稼いだお金で
タバコ1カートンと小さなショートケーキ。

ショートケーキの上には蝋燭

「ちゃんと買ったんだよ!」
そう言って子供のように目を輝かせ
はしゃいでいた。

「当たり前だ バーカ!!」


喜ばなきゃいけないのに
義之の方が喜んでいた。


絶対自分から離れる事は
ないだろうという確信……

なのに満たされない心


自分が
理解できなかった。



そして少しずつ
距離を置いていく事になる……

義之との別れ‐1‐


別に義之を
嫌いになったわけじゃない

誰にでもそうだった。

遠いと近付き
近付きすぎると離れていく……


自分には生きていく上で
決定的に足りないモノがあった。


でもその時はまだ



 解らなかったんだ……