進路‐4‐
「コンビニのレジ打ちかファミレスのウェイトレス」
「は? あなた何言ってんの? あなたはこの学校で成績トップなのよ? そんな人がレジ打ちだなんて…… 前代未聞だわ」
教官は呆れていた。
「レジ打ちがそんなにダメなんですか? ウェイトレスじゃ恥ずかしいんですか?」
大人は大嫌いだ……
偏見、世間体。
私には看護婦より
レジ打ちやウェイトレスの方が全然魅力的だ
「そうじゃなくて…… ここは看護学校なのよ? それにあなたはみんなに期待されてるの」
そして
看護とは……
から
永遠2時間教官に説教された。
進路‐3‐
これで呼び出しは3回目。
1回目……
アンケートで25歳で死にたいと書いた時
2回目……
美貴が駆け落ちした時
そして
3回目……
教官は困った顔で待っていた。
「あなた、就職も進学もしたくないってどういう事なの?」
「どういう事も何も看護婦にはなりたくないという事です」
「あなた、ここが何の学校か分かってるの?」
「はい看護学校です」
「はぁ……」
教官は
大きくため息をついた。
進路‐2‐
誰もが私が希望すると思っていた。
その為、推薦を狙う生徒が
探りを入れてくる事も……
そもそも看護婦になるつもりのない人間が
進学など考えるわけがない。
みんなといるのは楽しかった。
みんなと一緒に
国試に合格したいとも思った。
だけど
本当に自分がやりたい事が何なのかは……
分からなかった。