クローバー(ノンフィクション小説) -114ページ目

進路‐7‐


さぁ
どこ受けよう……

わたしが決めた事。

大好きな海が見える場所で……
1つ受けて落ちたら諦める。


わたしは海が見える病院を選んだ。

ただそこは募集もしていなければ
コネがなければ入れないと専ら噂の病院……

みんな最低3、4つは受けるというが
わたしはこの病院1つ。


ここがダメなら
看護婦にはならない。


そんな稚拙な考えで
自分の将来を決めた。

進路‐6‐


進学はしない事と、とりあえず病院の採用試験は受ける事を伝え職員室を後にした。


みんな分かってないよ。


自分の事を大切にできない人間が
人の命を救う仕事なんてできるわけがない。


みんな目標とする病院がある中
まだ自分の未来には
一筋の光も見えなかった。

進路‐5‐


いい子ちゃんは経験済みだ。

大人の期待を背負い敷かれたレールの上を
ただひたすら走る……

脱線は許されない。

いい子を演じ続ける事は
落ちる事より遥かに難しい。

生まれた時から
その使命を背負う者もいるだろう……



頂点も底辺も形は違えど
苦しみは同じ。