クローバー(ノンフィクション小説) -108ページ目

国家試験‐5‐


そして
絶対受からなければならないというプレッシャー

いや、受かって当たり前だという重圧。

リエとの約束……

そこに自分の心はない。

わたしは

わたしは……
どうしたいんだ?

きっとこの状況でこんな事考えてるの
自分ぐらいだろう

熱が上がってくるのが分かった。

朦朧とする意識のまま
問題などほとんど目に入らない。

ただひたすらマークシートに
チェックを入れるので精一杯だった。

結局どんな問題で
どれに解答したかもよく分からないまま……


3年間の集大成である
国試が終わった。

国家試験‐4‐


国試当日
腰には激痛、熱が39度

凍えるような冬の寒い日だった。

バスの中で痛みと悪寒に襲われる……


試験会場は更に寒さを増し
気が遠くなる程だ。

私は薬を飲んでいなかった。

いや……
敢えて飲まなかった。


みんなと一緒に合格したい想いと
未だ心に嘘をついているそんな自分

自分が合格しなければ
1人分の合格枠ができる……


ここまできても
そんな事を考えてる自分。



どうしようもない
大馬鹿女だ。

国家試験‐3‐


エコーの結果
腎結石の疑いもかけられた……

かなり我慢してたんだろう
そう言われた。

昔から病院は嫌い。
病気してもほとんど病院になんて
連れて行ってもらった事などない

いつも病院に行く時は
極限まで我慢してどうしようもない時だ。

だから病院に行くと痛い、辛い、しんどい……
そんなイメージしかなかった。


とりあえず3日分の薬をもらい寮に戻った。

座る事もできない位の
激痛と高熱……

横になるので精一杯。


大して症状も良くならないまま
国試の日を迎えた。