死ぬはずだった夜‐12‐
AM2時。
真夜中に寮を出発した。
車は自分の、運転ももちろん自分
リエに運転させる気はなかった。
隣でにこにこ笑ってくれてるだけで
居心地がいい。
AM5時
みんなとの待ち合わせ場所に到着
車内は大盛り上がり。
わたしとリエは寝てないせいか
余計にテンションが上がっていた。
野球を観戦するのも
友達と旅行に行くのも
何もかもが初めてづくしのわたし……
1つ1つが凄く新鮮だった。
死ぬはずだった夜‐11‐
『卒業論文』
これを仕上げないと卒業できない
どうしよう……
私とリエは
卒業旅行が終わってから書く事に決めた。
論文は得意だしすぐ終わるやろ……
思えば早くやっておけば良かった。
出発は夜中の2時……
リエと相談。
「寝たら起きれなそうだよね」
「オールやな」
「だよねぇ」
「あたし運転するからその間寝てていいよ」
オールで行く事にした。
そして卒業旅行の日
天国と地獄を味わう。
死ぬはずだった夜‐10‐
いよいよ卒業旅行の前日。
誰よりも楽しみにしていたのは
わたしだろう。
今まで誰とも
交わろうとしなかった……
いや、差し延べてくれる手を
はねのけていた自分。
こんな日がくるなんて……
みんなで交通手段を考える。
野球観戦の場所は
寮から出発するにはかなり時間がかかる。
みんな一旦地元に帰りそこから
乗り合わせて向かう事になったなのに
わたしとリエだけは
夜中に寮を出発する事に
してしまったんだ……