死ぬはずだった夜‐10‐ | クローバー(ノンフィクション小説)

死ぬはずだった夜‐10‐


そして
いよいよ卒業旅行の前日。

誰よりも楽しみにしていたのは
わたしだろう。


今まで誰とも
交わろうとしなかった……

いや、差し延べてくれる手を
はねのけていた自分。

こんな日がくるなんて……

みんなで交通手段を考える。

野球観戦の場所は
寮から出発するにはかなり時間がかかる。

みんな一旦地元に帰りそこから
乗り合わせて向かう事になったなのに



わたしとリエだけは
夜中に寮を出発する事に


してしまったんだ……