私たち夫婦は、
めったに戦争映画を観ることはしないが、
今回、この戦争映画を観ようと思った強い引き鉄は、
これがフィンランドの領土がソ連から奪われた
カレリア地峡を再占領する史実をベースにした作品である
ということを知ったからである
『 アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 』
1941年8月
フィンランド軍によりカレリア地峡の旧領をソ連から取り戻す戦いを
現実に近い戦場の描写を用いてそのフィンランド人の個々の立場、
それぞれの気質、心理、愛が表現されていて
観る者の心の奥底にまで戦場のむなしさを響かせる作品である
フィンランド軍が奪われたカレリア地峡を取り戻すも
またソ連軍に奪い返されてしまう
この映画について
ここで僭越に述べるような野暮はしない
その勇ましく誇り高きフィンランドに嫁いだ
日本で生まれた我が家の娘を
私たち夫婦はあらためて誇らしく思う
そして
世界の幸福度ランキング 1位 となった国
フィンランドに生まれてくれた孫も誇らしい
フィンランドを深く知るようになればなるほど
日本にいる私たち夫婦も
フィンランドを愛さずにはいられない
そう云えば
娘は嫁ぐ前から
フィンランドの歴史などの本を
よく読んでいたことを思い出した
2019年に新たに配給されたこの映画を
娘は既に観たと聞いた
独立記念日には毎年観るらしい
この週末にまたテレビ電話で会えた時には
孫の遊ぶ姿ばかりを見るだけにとどめず
この映画を話題にしてみようかとも
思っている
今日の感心