53. 『常用字解』 白川静・・・
先日、漢和辞典を買いに行ったときに、白川静さんの『常用字解』(平凡社 ¥2800)を買った。本当は『字統』とか『字通』とか出しておられて、『字通』はかなり専門的なのか、価格が高いので、『字統』を買おうかなぁ、なんて思っていたのに、本屋で見ている間についつい手にとって買ってしまった。衝動買い…。(笑)実際、字数は少ない。1946文字しか載っていない。実際の漢和辞典が何字載っているのか知らないけれど、でも、だから…、って感じ。私は字の成り立ち知りたい。漢字の意味は、パソコンの辞書で十分だし…。それには成り立ちは載っていない。今一番知りたいのは、「魂」と言う字にはなぜ「鬼」の文字がはいっているのか?ということ。その答えもその本に載っていますか?教えてください!と言う書込みがあったので、ついでにそれについて調べてみる。魂は伝(うん)と鬼を組み合わせた形。伝は雲の元の字で、雲気(雲、または雲状のもの)の形 。鬼は死んだ人の人鬼で、霊となって霊界にあるものをいう。人の魂は、死後に雲気となり、霊界に入るものとされた。これに対して、身は死んで形骸(けいがい)骨となってその姿が残る。これを魄(ハク・たましい、からだ。)という。白は白くなった頭骨の形である。魂は「こころ」に意味にも使い魂胆(心中ひそかに考える計画)・詩魂(詩の境地、詩を作るこころ)、商魂(商売に熱心な気持ち)のようにいう。と載っていた。魂魄(こんぱく)と言う言葉はここから来たのか・・・。ふ~む、漢字とは奥が深い・・・。