フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京 -63ページ目

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

大好きなボッティチェリの作品に会いたい

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(ボッティチェリの自画像)

その一心で言葉もわからない外国に来てしまった昨年。

前回はボッティチェリ作の『春』を通してフィレンツェに来たきっかけを書いてみました。





最初にイタリアに来た時は『春』のヴィーナスに心を奪われていました。

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あれから1年・・・


計4回くらいウフィツィ美術館を訪れました

『春』の魅力はそのままに、
『ヴィーナスの誕生』により目がいってしまう自分を発見

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有名な作品ですが、実は『春』ほどまでには惹かれていなかったのです。


『春』がすべてを知ってそれを黙して語らないのに比べて
『ヴィーナスの誕生』は無垢で純真で何も知らないといった風情。

この無垢さがなんとなく理解できなかったのかもしれません。





さて突然ですがここで問題です。


これはティツィアーノ作『聖愛と俗愛』という作品ですが、
さてこの絵のどちらが聖愛でどちらが俗愛でしょう?




なんと右の裸の女神が聖愛を表すのです。

西洋美術では裸は
真実
包み隠さない
といったことを表します。


『ヴィーナスの誕生』もその象徴。

会社という衣を脱ぎ
理知武装している衣を脱ぎ
社会的地位という衣を脱ぎ
自分を守っていたものを脱ぎ去ったこの1年。


自分を取り繕っていた衣を脱いだ今『ヴィーナスの誕生』のように裸で立っている自分を発見しつつあるのかもしれません。




お店情報アップしました!2015/9/29

おすすめイタリアン♪

というタイトルでフィレンツェでの美味しいパスタのお店を取り上げています

Part 1Part 2とパスタの種類を紹介してきました。

今回 Part 3 では
お外で食べるパスタ
の観点から紹介します

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まずはこちらのパスタ。
お惣菜屋さんで売っている魚介のパスタです

そこで買ったものをこんな素敵な場所で食べられるんです

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普通ランチは15時ごろまでの営業ですが、お惣菜屋さんなのでランチを食べそびれた時にもOK

並んでいるお惣菜から選べるので、
パスタ+気になるお惣菜
なんてこともできちゃったりします。

実はMarikoもちゃっかりズッキーニの花のフライをたべました
お皿の横にあるのわかります?

Pizzicheria Antonio Porrati
パスタ:量り売り4ユーロ~
サンドイッチ:3.5ユーロ~

歩き疲れたらちょっとカフェでワインとパスタなんていうのもおしゃれです

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外だと空気や雰囲気も一緒に味わえるのがサイコー

こちらはトリュフのニョッキ。
最高級品です。
・・・が、屋台でたべたのでとってもお得だったんです

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サンティッシマ・アヌンツィアータ広場ではよくマーケットが開かれています。
このニョッキこんなテントで売っていたのをいただきました
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別のブースではチーズを鉄板で焼いてサンドイッチにしています
これ絶対美味しい!

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冬は寒く、夏は暑いフィレンツェですが、それでもイタリアンな方々はお外で食事されていることがおおいです。


お外ゴハンの魅力はなんといってもこの解放感
気候にかかわらず、フィレンツェの街を楽しむ意味でもぜひお外でゴハンしてみてください





フィレンツェのこと、イタリアのこと、イタリアのご飯のこと・・・


そして
ふたりのヴィーナスの記事で、ボッティチェリの作品を紹介しました。



このふたりのヴィーナス、

私がフィレンツェに来た理由

にすごくかかわっているのです。

今回はそんなところを少し話していけるかな、と思います。




ボッティチェリといえば、ルネサンス三巨匠
レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ
の先駆けとなったことで有名です



こんな人。

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フィレンツェのウフィツィ美術館には彼の作品が世界で最も残されています。


ボッティチェリ作『受胎告知』
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私はこの人の描いた『春』が大好きで、この絵を見たら死んでもいい!くらいに思っていました。

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念願叶って憧れのフィレンツェを訪れたのは2013年。

 実際に『春』を目の前にしたときは感動し過ぎてまともに見れなかったくらいです。

 

『ヴィーナスの誕生』のモデルは、当時のフィレンツェ絶世の美女と言われたシモネッタ・ヴェスプッチと言われています。

 

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でもこの『春』のヴィーナスのモデルは知られていないのです。

  

何も言わず、自分を明かすことなく、森に佇む女神。

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そしてそれを取り巻く多くの美女。

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このストーリーもたくさんの説がありますが、やはり謎に包まれています。

 

何かと謎の多いこの絵。

ただ、この真ん中の女神の前に立つと、全てを知っていますよという風情で微笑んでくれるのです。

 

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約1週間のフィレンツェへの旅行。

次訪れるのはいつかなぁと思いつつ帰国しました

 



それから約1年。

 

もう一度『春』を見たい。

ウフィツィ美術館に行きたいときに行ける生活をしたい。

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アルノ川越しのウフィツィ美術館 

そんな気持ちを実現して、会社を辞めて(昇進したとこだったのにフィレンツェに引っ越してしまいましたー。


続く・・・





フィレンツェ観光の最大スポットといえば

ウフィツィ美術館

ここにはふたりの有名なヴィーナスがいることをご存知ですか?


まずはこちらの作品

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その名も
ヴィーナスの誕生

ホタテ貝に乗った美しい裸婦。
アドビ社のソフト、イラストレーターのパッケージになっていたことでも有名です。


この作品、ヴィーナスが誕生した神話を絵にしているんです

なんと愛と美の女神の彼女は海の泡から生まれたのです


何よりこの絵画が有名になったのは1000年あまりの中世の歴史の後に描かれた最初の裸婦だから。

ルネサンス華やかなりしフィレンツェがいかに先進的であったかを表している作品です。




そして、その記念すべき作品に先立って、もう1つルネサンスを象徴するような作品が描かれています。

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それがこちらの
   春 

イタリア語では
プリマヴェーラ

と呼ばれています。


この作品は着衣ではあるものの、その当時とっても画期的だったのです。

なぜなら登場人物みんな
異教の神々
だったから。


西ローマ帝国が滅亡した5世紀末ごろからヨーロッパは中世という時代に入ります。
この時代はキリスト教が絶対的な力を誇った時代。
すべての芸術作品はキリスト教の神に捧げるものでした。

約1,000年の「暗黒時代」と呼ばれる年月を経て15世紀の半ばにこの『春』が描かれます。

描かれているのはギリシャ神話ローマ神話に描かれた神々たち。

神が支配する中世から
人間が生きる喜びを謳歌するルネサンスへ・・・


こうやってみると芸術というのはものすごく時代を反映しているんだな~
と気付かされます。



昨年、急に思い立って安定したサラリーマンを辞めてフィレンツェに引っ越した理由・・・

その大きな理由に実はこのふたりのヴィーナスが関わっていたのです


このお話の続きはまた別の機会に






前回はフィレンツェの中心シニョーリア広場の紹介をさせていただきました。

左に見えるこの塔が目印です。

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実はこの広場、もう一つ大きな見どころがあるのです。

それが、右に見える
ランツィの回廊
です。

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市役所と隣り合わせ。


よく見ると博物館並みに彫刻が飾られています。

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どの作品をとってもすごい芸術的価値がありそうですが、
こんだけ並べられているとなんとなくありがたみがなくなりそうです・・・


横にカフェなんかもあったりして、観光客もいっぱい

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まずは正面の彫刻から。

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倒れる戦士が別の戦士を助けている様子です。


こちらはまさに戦士が刀を振り下ろそうとしている瞬間です。
まるで生きているみたい
このアングルだとちょっと怖いです

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こちらはジャン・ボローニャ作のサビニの女の略奪。


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後期ルネサンスのこの作品の特徴はどのアングルから見ても美しいという点。
ねじれがとても立体感を生んでいます。

ランツィの回廊にあるのはレプリカで、オリジナルはアカデミア美術館にあります。

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そしてランツィの回廊の代名詞とも言えるのがチェリーニ作のペルセウスです。

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ペルセウスといえばアンドロメダ姫を怪物から助け出した英雄として知られています。
この作品はペルセウスがメドゥーサの首を切ったシーンです。


ブロンズの天才チェリーニはこの作品を1回の鋳造で作ったそうです。
これには芸術の都のフィレンツェ市民もびっくり。
伝説として語り継がれています。


こんなすごい作品が屋外で楽しめるなんてゼ・イ・タ・ク

ぜひいろんなアングルからの写真撮影を楽しんでください