フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京 -36ページ目

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

Buon giorno みなさん♪
 
 
 
 
ブログの写真でたびたび登場していますが、私の人生ワインなしではありえません!
フィレンツェが位置するのはトスカーナ州。
ハウスワインでも十分に美味しいこの街は天国です♪
 
 
 
 
ということで、先日紹介したロゼワインの試飲会の様子、遅ればせながら報告します。
 
 
 
 
右端が試飲会を主催したソムリエールのエミリー。
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さてさて、ワインが好きなんて言っていますが、ワインに関しては全く知識がありません(;´▽`A``

 

 

イタリアは産地のワインを飲めばどれでもそれなりに美味しいので、知識がなくても十分に楽しめます。

 

 

でもちゃんと美味しいものを飲みたい、というときにはこの方にお願いします♪

 

 

 

ロンドンでソムリエールをしていたクラスメートのエミリーです。

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以前のスパニッシュ・バルでの記事でも一緒でした。

 

 

 

 

 

そんな素敵な彼女が地元の英語新聞とコラボして主催したのがロゼワインの試飲会。

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「誰も来なかったらどうしよう・・・」

なんていう彼女を叱咤激励してお互いにちょっとした取引を結びました。

この話はまた後日・・・

 

 

 

 

で、実際に行ってみると・・・

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大盛況!

たくさんの人が来ていました!

ほらね、エミリー。うまくいくって言ったでしょ?

 

 

 

 

 

 

お店のお姉さんたち。とってもキュートです♡

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開催されたのはUva Neraという色々なワインを楽しめるお店。

オンニサンティ教会の直ぐ近くです。

 

 

 

 

 

今回は2種類のロゼワインを試させていただきました。

 

 

 

 

 

トスカーナの山奥でワインを作っているアレックス。

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彼のワイナリーはB&Bも経営していて宿泊もできます。
こんなところでヨガのリトリートしたいなー。
あ、ちなみにウェディングもできるそうなので、興味のある方はぜひ♡
 
 
 
 
 
 
 

 

「私にもいっぱいお願いね♪」

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ワインメーカーとソムリエールと♡

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色々なワイナリーに回って美味しいワインの研究を続けているエミリー。
フィレンツェでのワインテイスティング、トスカーナのワイナリー見学を企画しています。
そして暖かくなったらワインとヨガと温泉のリトリートをしたいねー、なんてお話しをしています。
 
 
 
そんな素敵な夢の第一歩だった今回のイベント。
大成功を収めて次へのステップとなりました。
ワイナリー見学やリトリート、これからも紹介していきたいと思います♪
 
 
 
 
 
 

 

Buon giorno みなさん♪

 

 

教会に入ると必ずお目にかかる磔刑図。

今日はこの図柄を通してルネサンス前と後とのスタイルの違いについてお話しします。

 

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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会にかかっている磔刑図。

 

 

 

 

 

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フィレンツェ観光の名所ウフィツィ美術館。

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対岸から見たウフィツィ。明かりが灯ってとても綺麗。

 

 

 

 

 

ここの特徴は年代別に絵が並べられているところです。

知らなければ「ふーん」という感じなんですが、よく見ると入り口から「コ」の字型に曲がって向かい側へ進み、下の階に下りるにつれてどんどん時代が新しくなっていきます。

 

 

 

まず一番最初の部屋で目に飛び込んでくるのがこちらの絵です。

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1180~1200年ごろに描かれた磔刑図です。

 

 

イエス・キリストは真正面からこちらを見ていて、正直、あまり痛くなさそうです。

よく見ると、血も出ていません。

あれ、磔刑って手と足に釘を刺されて脇腹を槍で刺されるんじゃなかったっけ?

そう、脇腹の傷もここには描かれていません。

この図はキリストが「死」に打ち勝つということを表しているそうです。

 

この時代はまだまだ中世の真っ只中。

この世は神の世界に行くまでの仮住まいのような形で、ひたすら祈りが重視される時代でした。

従って神様は人間からはかけ離れた恐れ多い存在です。人間とは異なった感覚を持っています。

そして血肉を超えた存在として捉えていました。

 

 

 

それから約50年・・・磔刑図はこのように変化します。

 

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1240年ごろに描かれた磔刑図です。

こちらはとても辛そうです。見ているこちらまで痛みが伝わってきます。

手、足、脇腹すべてから血が流れています。

 

そして体も腹筋など筋肉の線が描かれています。

そう、こちらは人間の体を持っているのです。

その前の絵と比べてください。

前の絵は「痛み」より「畏れ多さ」というものが強く感じられます。

こちらは痛みを共感できる気がするのです。

イエス・キリストも同じように痛みを感じていた、という捉え方です。

 

 

 

通常ルネサンスは1400年代から始まったと言われていますが、ある日急に描き方が変わるわけではありません。

 

 

 

こちらはルネサンスの先駆けとなったジョットの作品。

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1280年ごろの作品ですが、体の描かれ方がもう「人間」です。

前の作品でも人間の体らしくはなっていましたが、この作品では触ったらちゃんと人間の肉体を感じられそうな気がします。

 

 

 

それからルネサンスを経て200年。

1540年代に描かれた十字架を背負うキリストの図です。

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もう、こちらは完全に人間です。

光輪があるからキリストとわかるものの「神」の側面より一人の悩める青年としての側面が強く感じられるのです。

 

 

 

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ではどうしてこの痛々しい図がこれほどまでたくさん描かれるのでしょう?

 

 

それは旧約聖書にはじまります。

創世記ではアダムとイブが神から禁じられていたにも関わらず、善悪を知る木の実を食べてしまいます。

そして神に問われた時に、2人とも自分の罪を悔い改めるのではなく、相手のせいにしてしまいます。

それが原罪のルーツです。

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上の方に描かれているのが楽園を追放されるアダムとイブ。

 

 

 

以前フラ・アンジェリコの記事でも触れましたが、伝統的には受胎告知にも楽園追放のシーンが描かれました。

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フィレンツェの近郊コルトーナにあるフラ・アンジェリコの受胎告知。

左上に小さく楽園追放が描かれています。

 

 

 

というのは、救世主キリストの誕生というのは原罪から人類を救うことを意味するからです。

 

 

 

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キリストは自分の死を予感して、最後の晩餐でぶどう酒を分け与えながら弟子たちにこう言います。

「これは罪の許しを得させるようにと多くの人のために流す契約の血である」

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カスターニョの最後の晩餐を紹介した時にも触れましたが、最後の晩餐と十字架は人間の救済を表します。

 

 

 

最後の晩餐でキリストが約束(契約)

そして実際に磔刑(実行)

 

 

この2つにより、人間の原罪はキリストによって贖われたのです。

キリストの磔刑図は罪深い人間の救済と許しを表しているのです。

 

 

 

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教会に入ると磔刑図の前で跪いて祈っている人をよく見かけます。

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茨の冠を頭上にいただき、十字架に磔にされるキリスト。

どうしてこの痛々しい姿に人は跪くのでしょう。

 

 

誰しも生きていれば悲しいこと苦しいことつらいことに苛まされます。

時には人の裏切りも経験するでしょう。

そんな辛さを誰がわかってくれるのか・・・

 

 

キリストは他人の罪のために磔刑に処されました。

僕、私のせいじゃないのに・・・

そんな誰にもわかってもらえない辛さをわかってくれる・・・

 

 

あるいは自分がしてしまったことに対して罪の意識にさいなまされた時。

こんな悪いことをしてしまった自分を許してほしい・・・

誰にも言えないそんな悩み。

 

 

キリストの磔刑による人間の救済はそんな身近なところにあるのかもしれません。

人々がこの痛々しい姿を前に跪くのは

 

 痛みをわかってもらえるという救済

 どんな罪でも贖われているという許し

 

を感じるからではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

料理は週に何回する? ブログネタ:料理は週に何回する? 参加中

 

 

Buon giorno みなさん♪

 

お勧めのレストランをいろいろ紹介してきましたが、ここでおうちで食べているものを紹介します♪

 

 

おうちで作ったひよこ豆のトマトソースパスタ。

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食べることが大好きですが、実はそれと同じくらい作るのも大好きです。

 

 

 

おうちでごはんを作るときは食材の調達から。

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毛皮のマダムも街かどの八百屋さんでお買い物。

 

 

 

 

こちらは八百屋さんで売っていたフィノッキオ(フェンネル)。

少し香りが強いのですが、胃の調子を整えるそうです。

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フレッシュ・ハーブの詰め合わせ。スーパーで1ユーロちょっと位です。

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そしてできたのがこちら。

 

野菜不足解消に欠かせない野菜とチキンのスープ。

これにトマトを入れるとミネストローネのようになります。


 

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そしてイタリアといえば、やっぱりこれ。スパゲッティ。

 

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そしてパルミジャーノ・レッジャーノ。

スーパーで砕いてあるものを買いました。

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通常100gですよね。ちょっと多すぎたかな・・・(;^ω^A

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で、できたのがスパゲッティ・カルボナーラです。

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イタリアでは生クリームを使いません。

卵の黄身とチーズ、豚の頬肉を使います。

ローマあたりで食べるのが美味しいそうです。

そういえばフィレンツェのレストランではあまり見かけません。

 

 

 

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ちょっと今日は手抜き、という日のために買い置きしておきたいのがこちら。

ルッコラとチーズの入った詰め物パスタです。

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日本でもラヴィオリの名称は有名ですが、ここトスカーナ州ではトルテッリ(大)トルテリーニ(小)といった名称でも販売しています。

茹でて簡単に味付けをするだけで食べられるので、お手軽です。

 

 

 

 

そしてニョッキ。

スパゲッティが茹で時間10分前後であるのに比べて、ニョッキは約1~2分。

「お腹が減った!」というときにはバッチリ利用します。

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そしてやっぱり日本人に欠かせないのがお米です。

ちょっとお腹に優しくしたい日はリゾットを作って食べています。

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ケールとベーコンでしっかりだしをとりながらいただきました。

 

 

 

そしてどの料理にも欠かせないのがコレ。

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オリーブオイルです。

これは地元のマーケットで購入した産地直送ものです。

トスカーナ州で作った今シーズンしぼりたて。

750mlで10ユーロでした。これだけあればしばらく大丈夫かな・・・。

 

 

 

 

ということでみなさんBuon apetito!

 

 

 

 

 

 

 

Buon giorno♪

 

昨日あたりからフィレンツェは良いお天気☆

お天気だと街の中が人でいっぱいになって活気がでてきます。

 

さてさて、前回に引き続き来週の水曜日もヨガのレッスンを開催します♪

 

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雨の中自転車で駆けつけてくれたエミリー。

ポーズが決まってます!

 

 

 

 

 

日時:2月24日(水)19:00~

場所:Via San Gallo 25R  Libri Liberi SitnBreakfast内

持ち物:動きやすい服、ヨガマット(ない場合はご相談ください)

 

 

 

 

 

開催場所のLibri Liberiはとってもかわいいカフェです。

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お茶はもちろん、

 

 

 

 

 

 

ワインとおつまみも楽しめます♪

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ちょっと最近凝り固まってるかなーと思ったら、ぜひ心も体もストレッチしにきてください♡

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Buon giorno♪

 

昨日2月18日はフィレンツェの一部の美術館が無料で開放されました。

それに乗じてしっかりと前から行きたかった教会に行ったのですが、そのお話しはまた後日♡

 

なぜ2月18日はフィレンツェの美術館が無料なんでしょう?

それはこの女性の偉業を記念してのことなのです。

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メディチ家最後の相続人アンナ・マリア・ルイーザです。

 

では彼女の偉業とはなんでしょう?

 

 

 

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1982年に世界遺産に認定されたフィレンツェ。

屋根のない美術館として知られるこの街は、街自体が世界遺産として登録されています。

それほど美術にあふれた街なんです。

 

 

有名なウフィツィ美術館はもちろん

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メディチ家が住んでいたピッティ宮殿にも絵画はもちろん美しい貴石がきらめきます。

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貴石のはめ込みでできたテーブル。どれだけリッチなんだか・・・

 

 

 

そもそも巨匠やルネサンスの名品をバックアップしていたのはメディチ家です。

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こんな当時としては画期的な作品もメディチ家があったからこそ。

 

 

コジモに

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ロレンツォ

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といった人たちが芸術家を保護したからたくさんの名品が生み出されました。

 

 

 

その後メディチ家は憂き目も見たのですが、1569年にトスカーナ大公として君臨します。

 

 

しかし歴史というのはなかなか厳しいものです。

1737年にメディチ家最後のトスカーナ大公ジャン・ガストーネが死去します。

しかし彼には子供がいませんでした。

メディチ家の財産を引き継いだのは彼の姉、アンナ・マリア・ルイーザでした。

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夫と死別後フィレンツェに戻ってきていた彼女。

遺産を引き継いだ時には70歳でした。

 

 

そこから彼女の偉業が始まります。

弁護士を呼んでメディチ家全ての美術品をリスト化。

そして遺言を書きます。

 

 

このリストに記載された美術品は全てフィレンツェから持ち出されないこと。そしてフィレンツェ市民に公開されること。

 

 

と書かれたそうです。

老コジモから300年の月日が流れていましたが、芸術を保護するというメディチ家の精神は脈々と引き継がれていたんですね。

 

 

その6年後の1743年2月18日、アンナ・マリア・ルイーザはこの世を去ります。

そう、2月18日は彼女の命日なのです。

 

 

彼女の死後、現在のフランス、ドイツに当たるロレーヌ公国のフランツ1世がトスカーナ大公を継ぎます。

フランツ1世はなんとあのマリー・アントワネットのお父さんです。

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この遺言は現在に至るまで有効なんだそうです。

 

 

イタリアの歴史を見ると外国の脅威にさらされたこともしばしば。

 

 

1800年頃にはナポレオンが来て有名な「メディチ家のヴィーナス」なんかを持ち出したりしたそうです。

 

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ですがやっぱり最終的にはこうやってフィレンツェに戻ってきています。

そして遺言通り市民に公開されているのです。

 

 

 

彼女の遺言無くしては、もしかするとこんな大作も私たちの目に入ることはなかったのかもしれません。

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*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

さてそんな偉業を成し遂げたアンナ・マリア・ルイーザ。

今彼女はメディチ家礼拝堂に眠ります。

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メディチ家の霊廟なんですが、現在はミケランジェロの作品を鑑賞できる美術館として一般公開されています。

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ぜひフィレンツェの至宝を守ったアンナ・マリア・ルイーザの決意を感じてみてください。

 

 

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メディチ家礼拝堂美術館

Piazza di Madonna degli Aldobrandini, 6

開館時間:8:15-13:50

休館日:第1、3、5月曜日、第2、4日曜日