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SBJ昔話 その1 --ビーンステッカー

まずは王道に、旧ステッカーを。


house


スターバックス入門編。
「ハウスブレンド」
スターバックスに所縁のある
メルヴィル「白鯨」に出てくる船がモチーフらしい。

旧ステッカーのデザインは
どことなくエキゾチックなものが多かったです。



中南米シングルビーン3兄弟。
このエリアの豆は、口当たり軽くバランスよいものが多いです。
ちなみに、世界で最もたくさんコーヒー豆を生産しているのはブラジル。

colombia

「コロンビア ナリニョ スプレモ」
ナッツのような香ばしさ。



guatemala

「グァテマラ アンティグア」
花をくわえた鳥がモチーフ。



bellavista

「コスタリカ ベラ ビスタ」
コーヒーに命を吹き込む人がテーマ。
現在は販売されていません。



espresso

スターバックス代表格。
「エスプレッッソロースト」
スターバックス店内で楽しめるエスプレッソドリンク
(coffee of the day以外の全てのコーヒー)
はこの豆を使用しています。



verona

ロミオとジュリエットの舞台都市、ヴェローナ。
「カフェ ヴェロナ」
酸味そこそこ、コクしっかりのブレンド。
チョコレートによくあいます。



goldcoast

yukon

ボディのしっかりしたブレンド2種。
「ゴールドコーストブレンド」  「ユーコンブレンド」
西海岸VSアラスカ
真夏でも真冬でも、ぴったりのブレンドがあるのです。


mochasanani

アラブはコーヒー発祥の地。
「モカ サナニ」
モカ、という名はイエメンにある港の名前です。
モカ港から、アラビアやアフリカの豆が旅立っていきました。
中でもサナニはちょっとびっくりする豆。
変人だコイツ。



mochajava

decafe

「モカジャバ」  「ディカフェモカジャバ」
日本ではカフェインレスの豆の精製に制限があり、
水洗式のディカフェしか扱えません。



keniya

「ケニア」
アフリカ産の豆は伸びやかで個性的な印象が。
そのためより豆の個性を楽しむべく、
シングルビーンでの扱いです。



sidamo

「エチオピア シダモ」
花のような香りがします。
伝説上のゴート(山羊)がモチーフ。



italian

french

「イタリアンロースト」 「フレンチロースト」
フレンチがより深煎りです。
スウィートなお菓子と一緒にどうぞ。



smatra

ラストを飾るのは、インドネシア産シングルビーン!
「スマトラ」 「スラウェシ」
どちらもインドネシアの島の名前です。
マンデリンでも分かるように、
インドネシア産の豆は酸味がごくわずかで、
かなりしっかりとしたコクがあります。
なかでもスマトラはその力強さを、
スラウェシはそのなかでもハーブのような上品さを、
持った豆です。

インドネシア産は、この他シーズナルで
コモドドラゴンブレンド(現在はレギュラーメニュー)
アニバーサリーブレンド(エイジドスマトラが入っている)
などでも楽しめます。

SBJ昔話 序

SBJが10周年を迎えます。
お祝いのマグ。
ビーンステッカーがぺたぺた貼ってある。


SBJマグ


SBJは学生時代の思い出の場所です。
オープニングスタッフで、
SBJがすごく伸びていた時期で、
都心の本当に忙しい店舗で、
「自分たちの店」ってかんじで
頑張ってた覚えがある。

しばらく思い出話でも。

Spain #95


ひさびさスペイン更新です。

アルハンブラ


アルハンブラ宮殿の中心、ライオンの水時計。
アルハンブラの入場はこちらで事前予約が必要です。
BBVAアルハンブラ予約ページ
昼間もいいけど夜も素敵。



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今夜は寒かったけど、
星がきれいだったよー
なにやらとても空気が澄んでで
月がひかるよるだ。
もう冬だねー。

バスタオル持参

もらいもの。

サッドムービー

サッドムービー
こ、こんなもの観られるかー!DASH!
題名だけで3回くらい泣けるわ。

ハッピーエンドじゃないものと、
ホラーは御法度なのです。

が、

試写に行ったひと曰く、
あんまり泣きすぎてむしろ清々しいと。



ほう。


行ってくるか泣いてくるか。クローバー

原点回帰

いろいろ考え直そうかと思って。(わはは)
初心に戻ることにした。

あんま最近ものを考えることなくなってたから。
忙しい、は理由になんないよ、ね。


ベネトン

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オリビエーロ・トスカーニ
「広告は私たちに微笑みかける死体」
紀伊国屋書店




大学生の頃、
将来何になろうかと思って
読んでた本。

なんかすっごい書き込みしてあるよ。
若いな、私。


オリビエーロはイタリアのアパレルメーカー
「ベネトン」の広告カメラマン。
90年代から、社会性の強い同社の広告を担っていた人だ。
オリビエーロの広告批判はとても手厳しい。

社会になんの利益もない。金のムダ。
虚言。ステレオタイプの増幅。
排除と人種差別。
人を鬱で欲求不満で不幸にする。
創造性の欠如。
欠けてるだけじゃなく盗作する。
etc.etc.

もうね、読めば読むほど落ち込んでくる。
あーあッ 
広告なんて何の役にもならねー
って。


そこでオリビエーロは言う。
これが彼のベネトン広告の哲学。

今日では、どの製品も似かよってきている。
広告主と広告マンは、市場調査やフォーカスグループ調査、
パネル調査に何百万ドルもつぎ込むのに、
最終的にはあらゆる広告が似てしまう。

違いをつくらなければならないのは、
本物の広告、
つまり企業の社会やものづくりに対する姿勢、
企業の独創性だろう。
ところが企業は我勝ちに競争し、最悪なことに、
その競争は同じ気休め的な売上記録のなかでおこなわれるのだ。



ベネトン2

ベネトンの広告には、基本的に言葉がない。
血に染まったシャツや、
エイズ患者、
黒人と白人の対比
など極めてセンセーショナルな写真に
グリーンのベネトンのタグが付く、
シンプルなものだ。

なんでこんな広告が作れるんだろう?
と思ったらオリビエーロはこう書いている。


私は、セーターを売るのではないのだ。
良質で色とりどりのベネトンのセーターは、
世界中にある七千軒ものブティックで売られているのだから、
それだけで事足りる。
広告スローガンを人道的な運動に変革し、
ベネトンというアパレルメーカーに進歩的態度という
「色を塗った」のだ。



オリビエーロの信念の強さにも圧倒されるけれど、
ベネトンという企業の懐の深さというか
世の中との関わり方に対する考え方が他にはない。


ベネトン3


フォトグラファーであるオリビエーロは、
クリエイティブに関してもいくつか発言をしている。

広告は産業だ。しかし、それは芸術でもあるのだ。

創造性は、懐疑、探究、危機、もろさという心の領域にあるのだ。
自分の身を案じ、苦しみを避け、未知の領域に踏みこもうとしなければ、
すでに存在しているものを再現し、
紋切り型や習慣に譲歩してしまうに決まっている。





---水曜日につづく